歴史を身近にするものはお金です。
現在の貨幣価値でいくらなのか、興味がわくところです。
『日本史のお値段』(青春出版社)は、その疑問に答えてくれます。
というわけで、日本史のお値段をひもとく第5弾。
---------------
「富くじ」の1等賞金は?
宝くじの元祖が富くじ。
享保年間には幕府が公認をしました。
富くじを興行として許されたのは主に社寺で、普請のための資金を収集するために許されていました。
1等賞金は100両。およそ今の、500~600万円です。
中には、1000万円というものもありました。
一方、富くじの値段は500文。
2500円から5000円と、今と比べると割高です。
それでも、庶民は熱中しました。
その熱気は、今も変わりません。
----------------
「銭湯」の値段は?
自宅に風呂がある家はなく、みな銭湯へ通っていました。
個人で風呂がもてないのは、薪で炊くために、火事の原因になったからです。
天保年間までは、子ども6文。大人が8~10文。
1文は5~10円なので、せいぜい100円。
誰もが銭湯へ通うので、十分やっていけました。
男性客の一部は、お金を払って座敷に上がり、さらに払って茶菓を頼んでいました。
社交場としても重要な場であったのです。
今では、銭湯の数はめっきり減りました。
しかし、スーパー銭湯など、当時とは違った目的で私たちは利用しています。
自宅に風呂がありながら、スーパー銭湯に通う。
ぜいたくなものです。
現在の貨幣価値でいくらなのか、興味がわくところです。
『日本史のお値段』(青春出版社)は、その疑問に答えてくれます。
というわけで、日本史のお値段をひもとく第5弾。
---------------
「富くじ」の1等賞金は?
宝くじの元祖が富くじ。
享保年間には幕府が公認をしました。
富くじを興行として許されたのは主に社寺で、普請のための資金を収集するために許されていました。
1等賞金は100両。およそ今の、500~600万円です。
中には、1000万円というものもありました。
一方、富くじの値段は500文。
2500円から5000円と、今と比べると割高です。
それでも、庶民は熱中しました。
その熱気は、今も変わりません。
----------------
「銭湯」の値段は?
自宅に風呂がある家はなく、みな銭湯へ通っていました。
個人で風呂がもてないのは、薪で炊くために、火事の原因になったからです。
天保年間までは、子ども6文。大人が8~10文。
1文は5~10円なので、せいぜい100円。
誰もが銭湯へ通うので、十分やっていけました。
男性客の一部は、お金を払って座敷に上がり、さらに払って茶菓を頼んでいました。
社交場としても重要な場であったのです。
今では、銭湯の数はめっきり減りました。
しかし、スーパー銭湯など、当時とは違った目的で私たちは利用しています。
自宅に風呂がありながら、スーパー銭湯に通う。
ぜいたくなものです。