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日本史のお値段 -5-

2010-10-09 06:48:53 | 社会科こぼれ話
歴史を身近にするものはお金です。
現在の貨幣価値でいくらなのか、興味がわくところです。
『日本史のお値段』(青春出版社)は、その疑問に答えてくれます。



というわけで、日本史のお値段をひもとく第5弾。

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「富くじ」の1等賞金は?

宝くじの元祖が富くじ。
享保年間には幕府が公認をしました。

富くじを興行として許されたのは主に社寺で、普請のための資金を収集するために許されていました。

1等賞金は100両。およそ今の、500~600万円です。

中には、1000万円というものもありました。

一方、富くじの値段は500文。
2500円から5000円と、今と比べると割高です。

それでも、庶民は熱中しました。
その熱気は、今も変わりません。

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「銭湯」の値段は?

自宅に風呂がある家はなく、みな銭湯へ通っていました。

個人で風呂がもてないのは、薪で炊くために、火事の原因になったからです。

天保年間までは、子ども6文。大人が8~10文。
1文は5~10円なので、せいぜい100円。

誰もが銭湯へ通うので、十分やっていけました。

男性客の一部は、お金を払って座敷に上がり、さらに払って茶菓を頼んでいました。
社交場としても重要な場であったのです。


今では、銭湯の数はめっきり減りました。
しかし、スーパー銭湯など、当時とは違った目的で私たちは利用しています。
自宅に風呂がありながら、スーパー銭湯に通う。
ぜいたくなものです。




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