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『今度は愛妻家』

2010-01-24 06:49:40 | 映画短評
映画には、見終えた後にスカッとするが残らない映画と、「あれはどういう意味だったのかな?」と反芻したくなる映画があります。

この映画はまさに後者です。

次のように書かれていました。

かつては売れっ子のカメラマン・北見俊介(豊川悦司)は、いまは仕事もせずお気楽な生活を送っている。クリスマス直前のある日、俊介は妻のさくら(薬師丸ひろ子)に子作り旅行をせっつかれるまま、沖縄へと2人で出かける。しかし、その日を境にさくらと俊介に微妙な変化が訪れる。さくらは愛想を尽かしたかのような態度をとり、俊介は写真が撮れない、一層自堕落な生活を送るように。そんなある日、俊介はカメラに残された一枚の写真を見つける。それは、走っていくさくらの、小さくなった後ろ姿…。俊介は何かを少しずつ理解し始める――。アラフォー世代の夫婦愛を描いた中谷まゆみ脚本の舞台を、『世界の中心で、愛をさけぶ』の監督・行定勲と脚本・伊藤ちひろがタッグを組み映画化。



豊川悦司、薬師丸ひろ子、石橋蓮司の演技が秀逸です。
元は舞台作品なので、登場人物や舞台設定はシンプル。
しかし構成が実に緻密で、もう一度考えながら見直したくなります。
後半の意外な展開には驚かされます。

舞台作品も見たくなってきました。

お薦めの映画です。

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