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ジョン・ギャスライト講演会

2010-06-03 07:40:19 | 日記
昨日は、愛知教育大学附属名古屋小学校第57回小学校教育研究発表協議会が行われました。
その記念講演は、「地球人として ~今、子どもたちに教えること~」という演題で、農学博士・タレント・コラムニスト・エコロジー空間プロデューサーのジョン・ギャスライト氏でした。
 彼の講演は、3回目。
 いわゆる施設で育ち、とても苦労されました。そして、それを糧として、とてつもなく大きい人間力を身につけた人です。



印象に残ったエピソードを一つ。

 施設に入って絶望していたときに、トゥレバーという子が話しかけてきました。
 「君はラッキーだよ。僕は、父母の顔を知らないから。」
 「僕は、世界一、良い父になるよ。世界一、良い奥さんをもらうよ。世界一幸せになるよ。」
 
これは施設のあるドリームメーカーの影響です。
その人は、話だけではなく、行動で示しました。
 「みんな、集まって。トゥレバーの目を見てご覧。とってもきれいだよ。」
 いわゆる、自己肯定感を植え付けていきます。
 「トゥレバー、困っている人を助けると、一番幸せになれるよ。」
 この一言で、トゥレバーは、施設に入って絶望している子に励ましの言葉を投げかけ続けてきました。
 
 

ジョンさんは、教師にも温かくも厳しい言葉を投げかけてくれました。

 「タレントは、1番でなくてはならない。でも、先生は違う。先生は、自分が教えている子が、自分を上回らなければ意味がない。その子が大きくなって、さらにそれ以上の子を育てる。そうしてつながっていく。」



 いつもながら、すばらしい講演でした。

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