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3月16日の社説は・・・

2015-03-16 05:10:02 | 社説を読む
休み明け。今日もテーマは分かれるか。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 震災と文化―記憶と伝承にも支援を

読売新聞
・ 中国全人代閉幕 習政権の独善体質が目立った(2015年03月16日)
・ 保育士不足 賃金と勤務時間の改善を図れ(2015年03月16日)
 
毎日新聞
・ 安保法制の見直し 先走らず慎重に一歩を 写真付き記事 NEW (2015年03月16日)

日本経済新聞
・ 医療の効率化へ試される都道府県の力量
・ 難民に冷たい国でいいのか
 
産経新聞
・ 日中韓首脳会談 共通課題語れる環境作れ
・ マイナンバー 周知徹底で不安解消せよ
 
中日新聞
・ 「成人の年齢」は熟慮で 18歳選挙権法案 

※ 見事に分かれました。

 ここでは、今ブログで取り上げている「難民受け入れ」を見てみましょう。

「母国での迫害や戦乱などを理由に難民としての保護を日本に求めて来た人々のうち、政府が2014年に難民と認めて受け入れを決めたのは11人だった。16年ぶりの1ケタに落ち込んだ前年より5人増え、2ケタを回復した。」

それでは、難民をどれだけ受け入れているのかを見てみましょう。

出典は http://dataranking.com/table.cgi?LG=j&TP=Refugeepopulationbycountryorterritoryofasylum&CO=Japan&RG=0&TM=2013 
 国際日本データランキング 明治大学国際日本学部 鈴木研究室
  原資料 World Bank national accounts data, and OECD National Accounts data files.




日本は93位です。

「他の主要7カ国(G7)のメンバーに比べると、2ケタも3ケタも少ないのが実情だ。「難民鎖国」とか「難民に冷たい国」といった批判を、甘んじて受け入れざるを得ない実績といえる。」

それでは申請者は?

「14年に保護を求めてきた申請者は5000人と過去最高だった。申請が増えた一因として、迫害などのおそれがないのに職だけを求めて来る「偽装難民」の存在が指摘されている。」

「偽装難民」かどうかの審査で、事務作業が滞っているのでしょうか。

「他の先進国に比べ受け入れる難民が少ない一因として、日本は国際的な動向への目配りが足りない、との批判をかねて受けてきた。報告書を足がかりに、難民に温かい国へと脱皮するための改革を政府は早期に具体化すべきだ。」

「自国の利益に役立つ場合に限って外国人を受け入れる姿勢を見せ、人道的な理由で保護を求めてくる人々は拒む――。そんな日本でいいわけはない」

難民に対して生活費を給付し、職業訓練をして国籍まで与えるスウェーデンの例を紹介しました。

その一方で、世界各地で移民排斥の動きも起きています。
スウェーデンでもモスクが焼き討ちにあったそうです。

難しい問題です。

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