ハイドン:交響曲第72番ニ長調 (スコア付き)
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン: 交響曲第72番ニ長調 Hob.I:72 (スコア付き) 作曲年代:1763-65年 指揮:ベーラ・ドラホシュ 管弦楽:ニコラウス・エステルハージ・シンフォニア
00:00 第1楽章 Allegro (ニ長調) 04:50 第2楽章 Andante (ト長調) 09:40 第3楽章 Menuet — Trio (ニ長調) 13:15 第4楽章 Finale: Andante (Thema. Var. I–VI) — Presto (ニ長調)
《交響曲第72番ニ長調》は、ハイドンが1763年から1765年の間に作曲した交響曲である。72という番号が付けられているが、編成や曲の構成から《交響曲第31番ニ長調『ホルン信号』》と同時期の作品と考えられる。 楽器編成は《第31番『ホルン信号』》と同様にホルン4本を伴うもので、この時代としては珍しい。第1楽章は4本のホルンによる高音を伴う速いパッセージが連続するため、難易度が高い。第2楽章ではホルンは休止し、フルートとヴァイオリンの独奏が活躍する。第3楽章のトリオは管楽器によるアンサンブルである。第4楽章は主題と6つの変奏およびコーダからなる。第4変奏まではそれぞれフルート、チェロ、ヴァイオリン、コントラバスが独奏し、第5変奏以降は管楽器を加えた全合奏となる。コーダは8分の6拍子、Prestoとなり、全楽章を締めくくる。