火1・2 最後の授業振り返り(1) はここから
諸外国で起きている様々な争いの中には、宗教、人種、利権などの様々な事情が複雑に絡み合って起きているということがわかった。情報があふれかえり、陰謀論も混ざっていて、歴史的な事実が何なのかわかりにくい部分もあるけれど、できるだけ本当のことを知るようにしたいと思った。 |
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今回の授業はアンネ・フランクの日記についての話かと思いましたが、実際はホロコーストだったり、人種差別の話だったりととても考えさせられる内容でした。とても面白くついつい聞き入ってしまいました。迫害の歴史や宗教のことを学べて良かったです。他の人が作った動画を使い自分の知識と合わせることでとても面白い授業になってました。アンネフランクの日記がなぜ破られたかという話題からここまで社会について学ばせることができているのはすごいと思いました。 |
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児童の印象に残っているであろう事象から本題に興味がもつことが出来るようにしている点が思考の流れがスムーズでまねしたいと思った。本の共通点を挙げる等、答えがなくただ自分の考えを述べることが出来る機会があることで正解を気にすることなく思ったことを共有することができ、良い活動であると感じた。動画を活用しつつ、動画の内容を簡潔にまとめ、クラス全体の理解を促しているなど全員が理解することができる工夫がされていると感じた。先生の言葉掛けで、グループで話し合いをする時間と集中して動画や話を見聞きする時間が明確に分かれており、切り換えがしやすく飽きることなく授業に集中できると感じた。なんとなく聞いたことがあった内容や知っている内容が関連付いて、事件が起きたというような事件の背景を詳しく知ることが出来、理解が深まった。社会の授業では、ただ何年に何が起きたのかということを暗記することが多かったが、その背景や人々の思いを学ぶことでそれに関連した内容に興味をもつことができたりただの暗記にならず興味関心にそった主体的に学ぶことが出来る授業であると感じた。こうした授業を受けることで、身の回りの事象に関しても自分のもっている知識や学んだことと関連付けながら考えるという力が身につき、他の授業での学びにもつながるのではないかと思った。 アンネの事件の裏にこんなにも歴史的な背景があることを初めてしり、もっと詳しく知りたいと感じた。 |
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アンネ・フランクについては、これまでの社会の授業で学んだことがありました。今回の講義でアンネの日記が破られた事件について知り、日本にはユダヤ人について様々な思いを持っている人がいるということが分かりました。複数人による犯行であると推察され、日本にも反ユダヤ主義の人が多くいるかもしれないということが分かりました。そして、ニューズや新聞などのメディアで安易に触れてはいけないようなことも多くあるという事実を知りました。講義では隣の人と意見を交換し合う機会が多くありました。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教のつながりやパレスチナ問題について、話し合いの中で多くの発見をすることができました。「アンネの日記」を先生が持ってきてくださり、本の分厚さに驚きました。500ページ以上にわたる日記には、少女のどのような思いが綴られているのかとても気になりました。今回の授業は「アンネの日記はなぜ破られた」というタイトルでしたが、宗教の始まりやネオナチなど様々な角度から学生に考えさせ、少しずつ真相へ近づけていくという授業スタイルに引き込まれました。 講義の終盤には、日本とユダヤの共通点についての紹介がありました。言語や神輿などが日本に似すぎているという事実を知り、日本人とユダヤ人はどのように繋がりをもっていったのかを深く探ってみたくなりました。子どもたちの興味・関心を様々な方向へ広げられるような授業について、これからも考えていきたいと思います。 |
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ユダヤ教やユダヤ教と世界の歴史、ユダヤ人の能力の高さなど、始めにユダヤ人に関するイメージについて学生があげていたことを授業内容の中で全てを網羅していた。子どもがユダヤ人に対するイメージとその理由についても学びながら、徐々に課題の核心に近づいていた。学生のユダヤ人に対するイメージを予想して授業の中で一つずつ解説していることが、学生の姿を細かく予想して授業構成していたことが分かった。そして、指導案を考える時には、課題に対する子どものイメージを予想すると、どのような補足説明を入れるべきなのか、授業構成を立てやすくなると考えた。 始めは、課題とヒントが出されていても、繋がりが見えず、それぞれの内容がどのように関係してくるのか、と思うと、「授業を聞きたい。」という意欲が出てきていた。そして、ヒントを支える学びが出てきて、少しずつ課題とヒントが繋がっていくと、「わかってきたかも。」という感覚で授業がより楽しくなってた。そのため、疑問から「知りたい」と言う意欲だけでなく、徐々にわかっていくという理解の仕方が、授業を通して学習意欲を出させるために重要だと考えた。また、授業を聞くにつれて、1つの課題から、国際面や政治面に広がっていった。そのため、日本に関する社会は理解を深めていくと、世界とのつながりや政治とのつながりが強いことが見えてくるのではないかと思い、面白さを感じた。また、政治家同士のつながりや思想についてもしっかり学ぶことが重要だと感じた。この政治に対する興味・関心は、小学生の時から持てるようにするべきであり、社会科の授業の重要性を考えた。 |
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私は、小学校の頃にマンガの伝記でアンネフランクを読んでいたこともあり、結構好きであった。アンネフランクは、ひどい差別を受けているという印象をもっていて、アンネの日記も少し内容が小さい頃の私からは刺激が強いものだった。そんな中でアンネの日記が破られる事件は正直知らなかった。ただ破られただけではなく、アンネの日記を通して、ユダヤ人の過去や歴史的背景まで深掘りすることとなって、とても驚いた。土井先生が提示してくれた情報やヒントを基に、犯人の意図や状況をみんなで考えていく活動が、内容は難しいものだと感じていたが、探偵のようで楽しく取り組むことができた。模擬授業を毎週受けていたこともあり、土井先生の授業の盛りだくさんさや奥が深いことで面白さへとつながる部分が多いと感じ、周りの雰囲気も良く、やはり全員参加型授業の良さを改めて実感することができた。 |
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始めから授業のテーマに触れるのではなく、「この頃に何があった?」と問いかけて考える機会を持ったうえで当時の流れをさらっており、授業のテーマと自分たちの生活との繋がりを感じやすかった。破られたという事件について取り上げたうえで、経過や歴史を説明することで、歴史に対して身構えることなく学ぶことができると感じた。授業の核となる部分についてのお題を挙げることで、興味を持つことができるとともに見通しを持てると思った。歴史を学ぶことで現代の課題についての理解も深まると実感できた。こうした機会があると、現代の課題を解決するために歴史を学ぶ必要があると感じることができるし、歴史の学習がもっと楽しくなると考えた。 日記が破られたという現代に起こった事件は、今の時代における事象だけで解決できるものではなく歴史的な背景を踏まえて考える必要があるのだと分かった。ユダヤ人の歴史を見ると、それぞれが守っている教えや考えの違いから生じた偏見により多くのすれ違いや衝突、攻撃が起こってきたのだと気付いた。目に見える行為だけでなく、その行為の裏にある思いや背景を知ることで見方が変わると実感した。なぜユダヤ人にお金持ちが多いのかは分かったが、なぜユダヤ人には頭の良い人が多いのか疑問に思った。頭の良い人がユダヤ教を信じているのか、ユダヤ教の教えを守ることでよく学び頭が良くなるのか、お金があったから学習環境が良くて頭が良くなったのかと色々な予想を立てた。 今回の授業を通して、色々な考えを持った団体の存在や政治との繋がり、語られてきた歴史と検証結果の違いなど今までに知っていた事柄について新たな事実を知ることができ、驚いた。様々な視点で事象を見たり「本当にそう?」と疑問を持ったりすることで、新たな見方を持つことができ今まで見えなかったものが見えてくるのだと学んだ。 |
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本日の講義を受けて、動画や画像等の資料を効果的に用いながら授業を進めることの大切さを改めて感じました。一つのパワーポイントの資料をつくるにも、配色や説明文の位置など工夫の仕方は授業者によってさまざまであり多様であると考えられます。どんなものが子どもたちにとって見やすいか、理解しやすいか等を考え、実践と反省を重ねていくことが求められるのではないかと思いました。言葉がけの中でも、学習の中で生まれる疑問を問いかけの形で提示することが効果的なのではないかと考えました。「なぜ○○なのだろうか」という言葉がけがあることで、探究心がくすぐられたり、なぜだろうと自分事として考えるきっかけに繋がったりすると感じたからです。問題提起を投げかけることで、課題やねらいが明らかになったり、明確な目標や指標にもなったりすることもあるのかなと思いました。歴史の内容を扱う際に、ただ過去の事実を教えるだけでなく、現在の社会で起きている問題や事件を扱い、関連性を考えていくことで、より身近な問題として捉えることができたり、広い視野から物事を総括的に考えることができたりすると思いました。15回の講義ありがとうございました。 |
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ユダヤ人が嫌われている背景について動画で紹介されたことにより、ポップな感じで見やすかったし、興味をもって見ることができました。ただの講義よりも動画の方が見ようという意欲が湧き出ると思いました。地図を同画面上で並べたり色を付けたりすると、見比べられて変化が分かりやすいことが分かりました。図形を多く使ってわかりやすくまとめておくと子どもの理解も深まりやすいし、ノートにまとめる際にはこのようにまとめるといいのだと体験的に学べると思いました。文字が流れてくる工夫をすることにより、パッと目が引かれたので、スライドを作るときの工夫も必要だと学びました。 私はこれまでユダヤ人やアンネ・フランクという言葉は知っているけれど、あまり深く知ったことがありませんでした。今回背景からしっかり学ぶことによって世界の全貌がほんの少しだけ見えたような気がします。 日本とユダヤとの共通点が多く、関わりが深いことは初めて知ってとても驚きました。正直無関係だと思っていました。日本の中にもネオナチというユダヤ人を嫌っている人たちがいることも初めて知ってとても驚きました。日本の中にも様々な考え方の人がいるからこそ、認め合い、尊重し合える国家が必要だと思いました。 私はナショナリズムもグローバリズムもどちらも大切だと思います。ナショナリズムが薄れると、自分の国の関心がなくなり、政治家の考え方で国の方針が決まっていってしまうと思います。どんどん国が廃れていってしまう可能性があると思います。しかし、だからといって自分の国だけを尊重し、他国や他民族を排除することは許されないと思います。それが戦争につながり大きな悲劇を生むことになります。環境問題など世界全体で協力していかなければならないこともあります。したがって、お互い尊重すべきだと思います。自分の国や民族を大切にしつつも、他国や他民族の考え方も尊重していくことが大切だと思います。 |
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今回の講義は各班の模擬授業を受けた後に受けたため、以前に受けていた授業と異なる新たな授業の工夫や課題に気付くことができた。授業計画は主題をどこに設定し、何を学び身につけてほしいのか、ねらいを達成するためにどのような導入を経て子どもたちの興味を引くのか、といったことが実際に考えたときに悩ましいところであった。導入で時事ネタを絡ませるということは早い段階で思いつくことではあるが、今回の授業のように時事を導入だけに留まらず、本題とも密に関係させたものにするためには、普段から継続的に様々なニュースに触れたり、疑問を持って深堀りしたりする姿勢が必要であると感じた。時事と歴史等のつながりに気付けるように素地を養っていかなければならないと思った。 他にも、テーマ発表やめあて(課題)提示のタイミングも授業を行う上で大切であり、有効な考え方の転換ポイントになると考える。改めて模擬授業を振り返ってみると、導入、めあての発表、本題の活動という基本的なプロセスをどのチームも踏んでいたと思う。しかし、そうした順序や型に捉われず、めあてや課題は1つである必要もなく、いつ提示していつ解決をしても良いということに気付いた。ただし、複数の課題を提示するときには印象的な言葉や文章を使って子どもたちに印象付けることが大切だと思った。いくつも課題を提示されていると徐々に本題を忘れていってしまうが、キャッチーな課題であると、キーワードが登場すればすぐに本題に戻ることができる。 また、先にゴールを示していることで、一見関係のなさそうな情報でも、関連性を見出せるような見方・考え方をしながら授業に取り組むことができるだろう。今回の授業の序盤では情報が多すぎるような気がしたが、徐々に同じ方向に向かって収束していき、点と点が線になり、面になるという方向性のある授業であった。さらに、歴史、地理、民族、宗教等様々な要素が混ざり合って現在があり、時事問題も掘り下げ方によっていろいろなところでつながっていることが感じられた。順を追っていくことによって、課題解決のプロセス自体を学んでいるという部分もあるのではないかと思った。 おそらく大学生向けに作られた授業であるため、進度が早く情報量も多かったが、ギリギリ無理せずついていけるくらいの進度で勧められており、超えられる丁度良い課題(疑問)の壁がある授業だと感じた。あと少し情報が多いと聞くのに辟易してしまいそうであったため、匙加減が重要だと体感した。今回は大学生に焦点をあてたものであったと考えるが、こうした工夫を組み込んだ授業をどの学年に対しても行えるようにできると良いだろう。 |
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今回、最後の授業「アンネの日記はなぜ破られた?」を受けて、今までユダヤのことについてあまり知らなかったけれど、色んな歴史と関連付けて学ぶことができました。佐村河内さんのこととも関係があったり、最近のロシアとウクライナの戦争も関連があったりと、一つのアンネの日記が破られた事件からこんなにたくさんのことが関連付けられるのだと驚きました。 自分は歴史についてあんまり詳しくなかったけれど、最初に見た動画が分かりやすく、印象に残りました。ユダヤ人は神様に選ばれた存在であること、キリスト教にいじめられていたこと、お金を貸す仕事をしていたからお金持ちになるけれど結局低い立ち位置になってしまうこと、などユダヤ人の立ち位置について詳しく知ることができました。 また、日本人とユダヤ人の共通点について、言葉など文化的に似ているところがあるということを知りました。今まであまり関心がなかったけれど、さらに知ってみたいと思いました。 その他にも、ネオナチと言う団体があることを知り、それがアンネの日記が破られた事件と関わりがあるのかもしれないということが分かりました。また、犯人の実名が公開されなかったのは、ネオナチと政治がつながっているからかもしれないということも知り、情報を発信する裏に何かがあるのだと少し怖くなりました。 見やすくて分かりやすいパワポを使った授業で、何度も疑問と発見がでてきて楽しい授業でした。 |
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問題の背景を探ることで、様々な見方・考え方が出来るということに気付きました。今回の授業では、アンネの日記事件の背景について深く掘り下げました。投票時の説明で、アンネの日記の内容自体を取り上げるのではなく、アンネの日記が破られた事件を題材にして取り扱うという点に興味を抱き、私自身も投票をしていたので、とても楽しみにしていました。事件の存在を知らなかったこともあり、授業を受けてから事件の重大さに気付き、とても学びが深まりました。 そもそも私は、「ユダヤ人が迫害されていた」という漠然とした出来事のみを理解していただけで、ユダヤ人がなぜ迫害されるようになったのかまでは知りませんでした。ユダヤ人が嫌われる理由について紹介されていた動画を視聴して、ユダヤ人が嫌われた経緯を掴むと共に、キリスト教やイスラム教の信仰者の立場で考えると、それぞれの立場で共感することが出来てしまいました。例えば、選民思想をもとに神を信じて生活しているだけなのに、理由を付けて嫌われるユダヤ人は可哀そうだと思ってしまうし、ユダヤ人を嫌う人は、自国を守るために必死になって弱い立場にあるユダヤ人を攻撃することでまとまりを得ようとしている気持ちにも理解出来てしまう、というようにそれぞれの考えがある上で生じてしまう問題であり、それが今の宗教問題にも繋がっていることだと分かりました。それぞれの考えがあるからこそ、譲れない部分があり、解決が難しいと私は気付き、国同士における文化の違いや歴史の違いに触れる敏感な問題にも言えることだと納得しました。 授業の後半では、アンネの日記の偽書説や収容所にガス室は無かったという報道等、今までの歴史を疑う視点もあると知り、目の前の情報を鵜呑みにせず、多角的に考えることが大切だと気付きました。学校で習ったから、誰かに聞いたから、と確信をもつのではなく、自分の経験や五感を大切にして物事を見る視点も大切にしたいと思いました。 |
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アンネの事件と同じ年に起きたことが羅列されていて、それは親近感がわくようにだろうと思っていたけれど、最後の疑問提示で佐村河内さんの名前が出てきたため、興味が持てるよう導入をしながらも内容に触れていくことができるよう時事内容が選択され、構成されていることが分かった。 講義内容を説明するために、簡単に、わかりやすくまとめられた動画があった場合、それを紹介することで代替していた。自分の言葉で一から説明するよりも早く、教員側としても授業準備を短縮できるためとてもいいし、子どもにとっても教員の話を聞くだけより授業の流れに変化が出て、集中が持続すると思うのでいいと思った。 講義内容から、精神異常だと思われたから実名報道されなかった、とされていたけれど、そうではないのだろうと講義を受けて思った。報道がこのようにして統制されていたのだ、とわかり、真実が見えていないことが結構あるのかもしれないと感じた。表面的な情報だけをさらっていたらわからなかったことが、情報を集め、自分の頭で深く考えることで見えてくることが分かったので、報道だけを見てわかった気にならずに、自分で考えることを続けていかなければいけないと思った。 このような講義を行うことで、子どもに考えることを促すことができると感じた。表面的にとらえていて分かった気になっていたことについて提示して、「でもこれってどういうことだろう?」のように疑問を提示して考えを促していくことで、自分の知っていたこととは違った一面、真実が見えてくると、「考えることで理解が深まる、正しく理解することができる」経験に繋がる。これが、主体的に考え生きていく、授業を受けていくことができると思った。考えを促す授業としてこのような方法もあるのだと思った。 |
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今回の授業の展開の仕方は、初めに、いくつか浮かぶ疑問について話し、その事に関連する様々な事実を並べていく中で、少しずつ疑問の答えが浮かび上がってくるように感じました。これまでは、最初にその授業の目当てを提示し、それを達成するための内容を順番に展開していくものが授業の効率もいいし見通しももててわかりやすいと思っていました。しかし、今回の授業を受けてみて、アンネ・フランクとは直接結びつかないような内容でも、最初に疑問が出されていたことで「何の関係があるのだろうか?」「どうしてこの内容を取り扱うのか?」と興味が生まれ、内容の一つ一つがとても印象に残りやすいように感じました。また、最初の疑問のだし方についてもただ「こんな疑問がある」と説明したりするのではなく、事実について話しながら、その流れの中で「ここでこんな疑問生まれますよね」「こんな言葉があります」など出しており、興味やや好奇心をかき立てられるようなだし方だと感じました。 私自身、アンネ・フランクについてへ小学校5年生の時に偉人たち歴史が漫画で描かれているもので読んだことがあり、すごく印象に残っていたのでとても興味のある内容の授業でした。当時とても印象的で衝撃を受けたのですが、その内容についての背景やそれ自体が事実ではない可能性、歴史の流れについて今回学び、当時自分が持っていた疑問についても思い出したことでより興味深かったです。社会科に関係なく、もともと子どもたちが興味関心のあるもの、深堀りした経験のあるものを知りそれについて取り上げることで、授業への態度や内容の浸透性が変わってくるのでは無いかと考え、授業の内容の工夫について考えを深めることが出来ました。 今回の授業は、歴史、地理、公民、現代社会などというように幅広い分野を取り扱っているように感じました。しかし実際に行う授業を行う際には決まったひとつの分野での授業になると思います。子どもたちが興味関心をもてるように幅広く膨らみのある授業をしたいと思う一方で、実際の授業で活用したい場合どのような方法でどう活用するべきなのか、疑問に思いました。 |
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私は、小中学生をヨーロッパで過ごしていたため、アンネの家も訪れたことがあります。ナチスなどについても学びました。その中で、言葉が出ないような過去の事実を次々と突き付けられ、知識は薄まってしまったものの、今でもその残虐さだけは記憶に残っています。今日の授業では、自分の記憶と結びつけながら、知識を肉付けしていくような形で、受けました。知らなかったこと、もしくはその考え方もあるのかという驚きばかりで、自分がしてきたとても貴重な経験が今までもったいないことになっていたなと思う一方で、ここで学ぶ機会があったことで自分の経験が活きるようになったことに嬉しく思います。 新しいことについて学ぶということで、小学生が授業を受ける感覚で授業を受けることができました。「アンネの日記はなぜ破られたのか」というその原因について学ぶ授業かと思いきや、段階を踏んで複数の課題を解決していくことを通してテーマに向かっていくという授業の流れ、つまり、ただ「アンネの日記はなぜ破られたか」という原因を知るだけでなくその背景から追っていくことで、思っていた以上にこの授業の中で「多くのことをよく学ぶことができた」という感覚を得ることができました。これまでの講義や模擬授業では、授業の場面場面の工夫の仕方についてよく学んできましたが、今日は授業の展開の仕方についても工夫点を学ぶことができました。 |
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アンネの人気の授業とても面白かった。ユダヤの起源、キリストやイスラムの関係、民族関係などの様々な方面から多面的に考えることができ、とても面白かった。ニュースや放送だけでは、しっかりとした背景をつかむことは難しい。そのため、事件の内容の起源となる部分からさかのぼっていくことが重要となる。今回は、ユダヤ人がテーマであったため、民族問題がかなり大きな焦点になっていることが分かった。また、授業の中に実際に放送されたニュースの切り抜きや民族の成り立ちが説明された動画などを通して、果たして本当にただの事件で終わるのかを終始考えるような構造になっていた。私たちが意識している授業の中には、全員参加という目的があるが、このような不確定な事件や事象を取り上げ、自身の考えを見つめ直す機会があることが、今後の自分たちの意思決定に大きく影響することを学んだ。 |
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まず、第一の感想として、授業の内容の面白さ・興味深さと、先生の授業の進め方の凄さに圧倒されました。アンネ・フランクの日記が破られた事件から始まり、それに関連するユダヤやイスラム国、ネオナチなどの世界の大きな動きについても学ぶことができ、1回の授業で膨大な知識を得て溢れそうになりました。全ての内容について、今まではばらばらに考えていたため独立した問題であると捉えていたけれど、今回の授業を受けてそれらの問題をつなげて考えることができました。 特に、イスラム国について、私は今まで、どうしてそんなことをするのだろう?と批判的な目線でしか捉えていなかったけれど、世界の今までの歴史のせいで彼らのための国が無かったり、彼らの存在を否定されたりしてきたため、彼らも彼らとして生きるために自分たちの主張を掲げて戦っていたのだと学ぶことができました。世界各国が自分たちだけが豊かになるために動いてきたことで、現在の様々な歪みが生まれてしまったと思うので、「少しずつでもみんなが幸せでいられると嬉しいよね」という気もちを世界の多くの人が持ち、それを実践する世の中になってほしいと願っています。その第一歩として、まずは相手のことを知ることから始まると思うので、私自身が様々なことを知り、それを子どもたちに伝えていきたいです。 全ての学びにおいて、今回の授業のようにつなげて教えることができたら、学習=覚えるものではなく、主体的に吸収していく・身に付いていくものに変わっていくのではないかなと思います。そのためにも、細やかな教材研究をしっかり行い、その授業を経て子どもたちにどんな姿になってほしいかを信念として持ち続けながら工夫した授業を作りたいです。 全15回ありがとうございました。 |
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授業を受ける中で、なぜ?という疑問が生まれ 、その疑問が解決していくにつれて、また新たな疑問が生まれるというサイクルが授業の中で何度もあり、それによって授業に引き付けられる形となっていて子供も楽しみながら授業に臨めると感じた。また、疑問を解決するのも、少しずつ段階を踏みながらであるので理解しやすい。1つのニュースから、その背景や経緯、歴史を紐解いていくと様々なことが複雑に絡み合っているということがわかり、さらに知りたいと思った。こうした授業づくりが、子どもが楽しいと感じる授業なのだと感じた。 |
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盛りだくさんの内容でしたが、最初から最後まで興味をもって授業を受けることができて、授業の展開とか工夫がすごいされているのかなと感じました。内容としては、日本で起こった一つの事件に関連して、ユダヤ人についてや、イスラム国、その他の国際問題についても、本当にたくさんの難しいことが絡まって複雑に起きてしまっているんだと驚きました。このような難しい問題は、いろいろな立場から見て理解する必要があるし、やり方こそ問題はあるかもしれないけど、一概にどちらが悪いとは言えないんだなと思いました。ほとんどがかなり過去起こったことが原因になっていて、すぐには解決することはないと思いますが、少しずつでも落ち着いてきてほしいし、自分も、これからは今回学んだことについて意識的に生活していきたいと思いました。 |
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アンネの日記破損時のニュースはよく覚えているが、その経緯まで調べたことはなかった。事実はわからないものの、そこにはキリスト教徒とユダヤ人の軋轢や各国の都合による迫害などの歴史背景があり、今なお続く問題であることを理解しなければならない。今回の授業では、アンネの日記が破られた背景について、複数の要素を駆使して解き明かしていくことができた。自分が同様の授業を行うと、おそらく最終的な目標と提示する資料とのつなぎが上手くできず、ぐちゃぐちゃな授業になってしまう。この授業を通して、分かりやすい授業を行う上で大切なのは、授業内容への理解と授業展開の筋道立て、何より人を惹きつける会話能力であると実感した。「アンネの日記はなぜ破られたのか」という問いかけ自体は、正直難しい内容であるため惹かれにくい。しかし、それにつながる小さな疑問を投げかけることで、まるで推理ゲームをしているかのような楽しさが生まれる。これこそが、授業に惹かれるということであり、私が目指す授業の形であると思った。素晴らしい授業をありがとうございました。 | |
すごく面白い授業だった。もはやどこが一番教えたい場所なのかが分からないくらい、ひとつの授業として聞いてしまった。流れるようにどんどん次の話題次の話題に進んでいって、次のトピックに進んでいった。アンネ→ユダヤ→イスラムと、違う話に見えてつながっている。少しずつ紐解かれていく感覚がとても面白かった。社会の授業じゃなくて、そういう歴史系の番組を見ている気分だった。色んなことを上げていって、最後に一つずつ伏線が回収されていく様は見事だった。グローバリズムやナショナリズムの話まで出てくるなんて、世界は色々なことが複雑に絡み合ってつながっているんだなと感じた。 |
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ユダヤ人の力が、日本のアンネの日記を破る事件にも密接に関わっているというと思うと、私たちの身近な生活のなかにも何かユダヤの力が備わっているのかと思った。授業の中で、ユダヤの歴史を学んで、アンネの日記は、ヨーロッパや米国の歴史ととても密接にかかわっていることがわかり、純粋にユダヤの歴史について興味が湧いた。こんな授業が毎回できるようになると、生徒だけでなく教師も授業が楽しくなると思ったので、現代社会の問題と歴史という観点を含めた授業ができるようになりたい。 |
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アンネの日記はなぜ破られたのか、題から面白そうだと感じ授業を受けたが、その経緯の中でユダヤ人だけでなくイスラム教などの宗教も絡んでくること、どんどんと興味を引き付ける内容が絡んでいき、とても興味深い授業だった。ユダヤ人に対して迫害を受けていたこと、など最低限の知識しかなかったがよく知り考えることができたし、複雑な関係をとても分かりやすく学ぶことができた。どのようにいろいろな情報を積み上げていくか、つながりが無ければ情報の羅列になってしまうので、そこの手腕も大事であり、参考にしていきたい。 |
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今回のアンネの授業では、まず構成に驚いた。最初にキーとなる3つの疑問を投げかけ、それを少しずつ紐解いていく中で2択問題を何回も行い考え興味も同時に引き出す。また、画像やインパクトのあるパワーポイントによって意欲的に授業に参加できた。今まで社会の授業は退屈出会ったり、記憶する教科という印象であったが、今回の授業は楽しくて内容もスっとはいってきた。このような授業が将来できるように学んでいきたいと考える。 |
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今回の授業を経て、ユダヤ人やユダヤ教について、初めて知ることが多く、とても楽しかった。ユダヤ教に関する問題は、第一次世界大戦後の国境の分断が大きな原因になっている様に感じた。また、ユダヤ人は誰もやりたがらなかった金融業を経て、現代においても、様々な国に対して、大きな影響をもたらしていると考えることが出来た。さらに、グローバリズムとナショナリズムは真反対で、対立していると学び、それが今の政治や世界問題に対して、大きな影響を与えている様に感じた。なかなか難しい問題で、解決することは難しいように感じたが、自分なりの考えを持って生活していきたい。普段見るニュースなどでは知ることが出来ないことを多く、学習することができ、とても楽しかった。これからは、今回の授業を経て得た、新たな視点で、日本や世界の問題を見ていくと同時に、将来教員になったら、先生のような子どもたちを引き付けるような授業をしたく、今回の授業で学んだ手法を積極的に活かしていきたい。 |
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今回の授業では、本題である「300冊以上もアンネの日記が破られていた」その理由について学習してきたが、本題に入る前に、児童が知っており興味関心を持つであろうテーマから入り、補足的な動画を用いたり、「なぜ犯人が実名報道されないの?」といった発問を投げかけたりと、先生の話を聞いていて「どうして?知りたい!」と常に思えるような展開でした。ユダヤ系ドイツ人の少女であるアンネについて考える際に、難しいと感じるであろう中東のパレスチナ問題やユダヤ人の歴史的背景などに触れながら問題を解決していた流れが参考になりました。複雑な内容でも資料や知識がだんだんとつながっていくことで、簡単に思えるのだと実感しました。私は、授業を聞いてユダヤ人のイメージが少し変わったし、より深く学びたいと思いました。この授業を通して、ハンドサインや机間指導の仕方、さらにレーザーポインターやICTの活用の大切さを感じ、発問の仕方や根拠のある資料を提示する流れも学ぶことが出来ました。今後、自分が教員になった際に積極的に活用していきたい。 |
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ユダヤ人の力はとても強いもので、日本も恐れていることがわかった。ユダヤ人は迫害されて可哀想だと思っていたが、今回の授業でイメージが変わり、少し怖いと思った。 また、日ユ同祖論というものがあり、日本とユダヤは繋がっているのかもしれないと知って、ユダヤに対して興味が湧いてきた。時間がある時に調べてみたい。 |
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中東地域のいざこざについてニュースで聞くことはよくあった。しかし、「シーア派」、「パレスチナ」などの用語が多く出てきて、あまり理解できなかった。自身で調べてみたこともあったがよくわからなかった。今日の授業を受けて、少し理解が進んだように思える。中東地域は領土、宗教、民族などが複雑に絡み合っている。それに拍車をかけているのが、イギリスなどの欧米であった。中東事情はこれからの世界情勢に関わると思う。さらに自分で調べていきたい。 中東事情や思想信条がアンネの日記と関わってくることに衝撃だった。1つの出来事でもその背景には複雑な事情が絡んでいることもあるということに気づかされた。しかし、それらの背景は自ら知りにいかなければ気づくことはできない。日々の生活でアンテナを高くして生活したい。 授業全体を通して、学習問題の解決に向かって学習する中で、新たな知識や発見を得ることができた。何かを学ぶ過程で自然と知識を得ることができる授業であると思いました。 |
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アンネの日記が破られる事件について、一見離れたように思える部分から、事件の背景につなげていき、事件が起こった経緯を垣間見ることができたように感じた授業であった。犯人にしか真相は分からないものの、授業を通してユダヤ人の歴史を学び、同じ人間として知っておく、理解しておく必要があるものであると感じた。 授業の展開として、最初に授業として何を考えていくかを明確にしてからその外堀を埋めていくような形で、納得して授業を受けられた印象である。アンネの日記だけでない、その当時やそれ以前の歴史を踏まえた形であることから、納得できたのだと思う。 また、ユダヤ人の歴史について触れた後に、ガス室は無かったなどの記事にも触れて、それまで学んできたことを覆すような内容であって、物事を多角的に捉えることを養えると感じた。 この出来事についてわかりやすい動画を用いて、教師側だけでない説明があることで、気分が変わってより考えやすいものとなると感じた。 |
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個人的に、事件の謎に迫ったり、物事の裏を調べたりするようなことは好きなので、今回の授業は非常に楽しかった。扱われたテーマも自分が調べたこともないような事件だったので、興味を持った。 ユダヤ人が頭は良く、世界の様々なことに関わっていることは知っていたが、アウシュビッツの事件やアンネの日記にも謎があることは知らなかった。自分でももう少し調べてみたいと思った。 また、授業として見ると、日常的なニュースも掘り下げてみれば授業の題材とすることができることを学んだ。個人的に、ニュースを見たり聞いたりしても、一時は興味を持つが、そのままにしてしまいがちである。しかし、少し掘り下げてみれば、それに関連して様々なことに派生し、別のニュースにつながっていることを知り、アンテナを高くして、気になったことは何でも調べてみることが重要なのだと感じた。そしてそれが授業に生きてくるのだと感じた。 授業全体を通してみると、モノの見方や考え方が広がった授業でした。半年間、ありがとうございました。 |
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アンネの日記が破られたというニュースから、ユダヤ人の歴史や宗教についてのこと、ロシアのことなどを写真や動画を使って説明していた。歴史っぽい内容の授業は正直苦手だが、最初の導入があり、疑問を持って授業が始まることで、興味関心を持って授業に参加することが出来た。想像を膨らませて考えることが多い内容で、先生の説明から学んだことや情報をもとに考えるのは探偵になったような感じで楽しく取り組めた。今回の内容に限らず言えることだが、教師には知識量や探究力がかかせないと改めて感じ、自分も教員になったら学び続ける姿勢を大切にしたいと思った。 |
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アンネの日記の破損事件から始まり、様々な社会的事象を経由して、思いもよらない着地点になってたことに驚いた。ユダヤ人の歴史や中東の対立、米露関係、陰謀論などのバラエティに富んだ話題を経由して、授業を受ける者が既存の知識を結びつけやすくしている。この授業を受けることで、学んだことの断片が徐々につながり、分かっていく感覚を味わうことができた。今回の授業を通して、授業者が教える教科にどれほど知識、興味があるかが大切なのではないかと感じた。 この授業は「教科書の内容を教えること」ではなく、「教科書での学びを使うこと」に重点を置いていると思う。前者は教師が日常的に行うことであり、子どもたちにとっても重要である。後者は前者に比べ、教師と子どもの両者にとって難易度が高い。しかし、授業を突き詰めていくと後者のような授業が理想形になると思う。 |
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ユダヤ教が世界のたくさんのことに影響を与えていることがわかった。 ユダヤ人がとても賢かったということがわかり、もしユダヤ人が迫害されていなかったらもっと多くの発明がされ、文明が進化していた可能性があると思った。 最初は関係性がわからなかったいくつかの事件が、授業の最後には全ての事件が何かしらで繋がっていることがわかり、とても感動した。 このように、児童を授業に引き込むことができる授業ができるようになりたいと思った。しかし、このような授業をしたいと思ったとき、授業の最初に提示する事柄のつながりが全く分からないと授業についていけない児童が多く出てしまうと考えられるため、その点においてはしっかりと考えてわかりやすく授業する必要があると考えた。 とても楽しく聞くことができた授業であった。 |
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2014年に起こったことということから、まったく別の切り口から導入を開始して、そこからアンネの日記について話を進めていくことで想起をしていく方法をとっていくことができる。 アンネの日記から人種差別へ、歴史的背景から政治的な関わり合いになっていくのが、人種差別や宗教が複雑に絡まりあっている問題であり、戦争や宗教における問題がなかなか解決しない理由が少し理解できた気がした。 歴史や宗教の話まで膨らましていくことで、総合的な知識を身に着けてることができるようになる授業だった。このような授業をするためには、教師自身が様々な知識を持ち、授業をする方法をしっかり知らないといけないと思う。忙しい中で教材研究をするためにも日々の仕事の効率化が必要になるだろうなと思う。 |
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今回の授業では、アンネの日記が破られた事件の真相を探るためにユダヤ人の歴史やパレスチナ問題、佐村河内守のニュース、ナチズムなどの様々な角度からこの事件について紐解いていった。一見関連がなさそうなだが、それぞれが巧妙にこの事件に絡んでおり、パズルのピースを一つ一つ当てはめていっている感じで、知識につながりを持てた内容となっていた。今回の授業を通して、一つのことを教えるにしてもそれにどれほどの知識や興味を持っているかによって、児童生徒の理解度も変わってくるのではないかと考えた。 今回の授業の導入では「破られた本から見つかる共通点は何か」という軽い発問から授業を展開していた。共通点を探らせ、そこから自然と「ユダヤ人」という次の内容に興味関心をひきつけることにより、次にスムーズにつなげていた。自分も授業をやる際には次の内容に引き付けて、本題に入るというやり方を取り入れたいと感じた。また、ユダヤ教の歴史やパレスチナ問題などはとても複雑で、自分自身もよくわかっていなかった。それを動画やイラスト、同時の実際のニュースを用いることによって分かりやすく説明していた。今までは口頭で伝えるだけで内容が入ってこなかったが、ICT機器を使えば視覚的にも分かりやすく説明できるので、児童生徒の理解をより得られやすいと改めて感じた。 今回の授業を通して、ICT機器の活用によって授業の理解度は大きく変わると感じた。自分はまだICTでどのようなことができるのか全然理解ができていないので、教師になるまでにこの講義で教えてもらった活用法を扱えるようになりたいと感じた。また、社会の授業の内容は教師の知識に量によって、内容の面白さは変わってくると感じた。教師の引き出しが多いといろいろな背景や事象と絡めて、その内容を多角的に見ることができるので、より納得感や面白さを伝えられると思う。自分も引き出しを多く持ち、難しい内容も分かりやすく説明できるようになりたいと思う。 |
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アンネの日記が破られたことについて考えるために、パレスチナ問題などのユダヤ人と関わる歴史的な内容についても動画や図や絵を多く用いたスライドなどのICTを活用して説明していて、歴史の知識が多く身につけられる授業であると感じた。また、動画や図でも、わかりやすく色づけされていたり、ニュース映像など当時の状況がわかる動画や写真が使われたりしていて当時の実際の状況を考えながら授業に参加できる工夫で参考にしたいと思った。子どもの疑問を引き出す質問が多くあったり、近くの人と話したり指で考えを表す活動が定期的に授業内に組み込まれていて、子どもが全員授業に参加できる工夫が必要であると改めて感じた。 |
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授業の題材がアンネの日記が破られたわけとは?と教科書で名前は聞いたことがあるけれどそれほど深くは知らないという事柄に対しここまでもっと知りたいと思わせるような授業展開がすごかった。それは、ただ、アンネフランクについて触れるのではなく、ユダヤ人や世界の歴史についても触れられているからで、その少しずつ題材に使づいていくというのが興味を引き付けられた。このアンネの日記とは世界の歴史から見ればとても1部ではあるが、このように1つの事柄でもしっかりと突き詰めるとここまで社会は面白いと痛感した。※ユダヤ人はヨーロッパで当時人がやりたがらない金貸しをしやり富を築いたトあったが、なぜヨーロッパの人はやりたがらなかったのか気になった、帰ってくる保証がないから?日本のえた・ひにんの人々が行っていた職業に比べれば避けられる職業のようにはあまり感じませんでした。 |
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アンネの日記がなぜ破られたかというテーマの授業であったが、入りの部分でその問題が起こった時代に何があったかを考えてから入ることによって授業に入りやすかった。また、動画などで難しい内容を理解しやすかったので話がすらすらと入ってきた。ユダヤ人と宗教や、派の違いによる難しい内容については初めて聞くことができたので面白いと感じることができた。今回の事件には、宗教や戦争などの様々な背景があり、複雑に絡み合った事情が関わっているのではないかということを簡単に考えることができた。初めの言葉から多くのことを考えることができ、社会的な考えについて重大な事件ではあるが、面白く知ることができた。日本でもこのような事情による事件が現在、起きている可能性もあるのでそのような事件などのニュースについて調べていきたいと思った。 |
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アンネの授業を通して、歴史の背景を理解するのに、その年号に起こった出来事を思い出させたり、一連の出来事をつづった動画を見せたりするなどの展開をしていく効率的な方法を学んだ。児童は、その都度歴史について学ぶが、当時に世界でおこった出来事を一本の線のように関連付けて覚えている人は少ないように感じる。そんな児童の理解を深めるためにも、○○年、△△が起こっただけでなく、その当時はこの国でこんな出来事が起こっていたということを、工夫して提示していきたい。また、地図や枝分かれなどの図を用いながら学ぶことで、視覚的に理解しやすい授業を展開できるように感じた。特に、地図はじっくりとみる機会がないので、今日の授業のように教師の方から提示することで、位置関係から考えることもできると思う。 |
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今回の授業でアンネ関連のものなどについて詳しく知ることができた。アンネの日記やユダヤ人についてあまり学ぶ機会がなかったのでとてもいい機会となった。アンネの日記を含むユダヤ系の書籍が多く破られてしまった約10年前の事件やユダヤ人がなぜ嫌われてしまったのか、パレスチナ問題やネオナチ(ナチスをまだ進行している団体)問題など全く知らなかった問題から知っているような問題までわかりやすく説明されていてとても理解しやすかった。また、授業の導入や周りとの交流、授業の合間に行われる全員参加型のクイズが多く取り入れられていて、教師目線でも授業展開の観点でとても参考になるものばかりであった。 |
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ニュース動画、資料など様々な教材を用意して、授業導入がされていた。小学生向けだが、私も「なんでなんだろう」「気になるなぁ」と自然と興味・関心が生まれた。宗教の歴史は複雑で、しっかりと理解をしていなかったが、分かりやすく、簡潔な動画で理解することが出来た。自分で調べて学ぶことは歴史が長く難しいので、時間がかかるが、私も授業の時に、難しいものを簡単な動画で説明をしたいと思った。イスラ国、ユダヤ国、また他の国々の歴史的背景を知ることで、共感できる部分や、解決が難しい感じる部分があり、自然と自分だったらどうするんだろう?どうすれば争いがなくなるのかな?と思いながら授業を受けることができた。歴史を辿ると、その国目線からみると、全く違う見え方になり、難しさや感じると共に、歴史の面白さを感じた。1人の日本人の行動から、世界に広がり、繋がってるという感覚になった。 授業教材、準備も必要だと思ったが、やはり教員の知識量で授業の質が上がると思った。教科書に載ってきて私たちも知っている用語でも、背景や意味を知らなくただ暗記するだけになっていた。教員が色々知ってることで、多角的、多面的に見ることができる授業が構成できると思う。私も多くの知識を持って、難しいことを簡単にわかる授業ができるようにしていきたい。 |
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・いきなり本題に入るのではなく、ソチオリンピックというみんなが知っているような出来事についてまずは触れて、そこから同時期の出来事について触れながら広げていくことにより、最終的に本題に触れるという点がとても自然だと感じた。 ・実際のニュース映像等も活用することにより、状況を鮮明に想像することができた。 ・ただおでこに手を当てて意見を確認するだけでなく、その割合を口頭で共有することによって児童が現状を把握することができるため、ぜひ参考にしてみたいと感じた。 ・隣通しの話し合いの際に隣がいない児童に対しては、机間巡視の一環として先生が直接声を掛けに行っていた。 ・ただ知識だけを与えるのではなく、定期的に問を設定し、考えさせたり口に出させたりしており、授業に対して集中して取り組める環境づくりが成されていた。 ・写真を多く活用しており、状況が容易に想像できただけでなく、視覚的にも授業を楽しむことができた。 ・「アンネの日記がなぜ破られたのか」という本題だけでなく、「アンネとは誰なのか」「なぜユダヤ人は迫害されていたのか」など、各事象の根本的な原因を掘り下げていく形式で授業を行っていたため、知識が点で終わるのではなく、点と点がつながった線の状態で記憶ができる授業であった。 ・ただ考えさせて終わるのではなく、他者へのアウトプットまでを一つの過程としている。 ・発表してくれた児童に対しては、先生が「拍手!」といい、学級に拍手するように呼び掛けていた(心の健康につながるのではないかと感じた)。 ・声の抑揚が効果的に使われており、思わず引き込まれてしまうような授業になっていた。 ・授業の締め方として、今回扱った問題の答えが不透明なものであるということも影響しているのだが、教師が一方的に自分の見解を押し付けるのではなく、あくまでも推測であるということを強調していた。 |
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軽い発問から授業を展開していて、本時の課題への導入がスムーズで私も取り入れたいと感じました。共通点を子どもたち自身に探させることで興味関心を引き出していました。全員参加型授業を行うのがいかに難しいか、自分が模擬授業を行ったときに身に染みて感じたので、他の学生や先生の授業を見させていただくことで、このように展開していけばいいんだ、ICTを効果的に活用するにはこの活動で取り入れることができるんだ、と学ぶことができました。内容が複雑で難しくなればなるほど、かみ砕いて説明し、疑問を引き出していく必要があると感じました。先生のように、集中力がとぎれそうになるタイミングで、自分で考えることができる問題を提示する等、様々な工夫が大切であると思いました。いろいろな切り口からアプローチをすることで、授業の最終目標に近づいていき、入念な授業計画を立てられているのだなと授業に参加して感じました。自分も今後授業を行う際には、きちんと見通しを立てて行うようにしたいです。 |
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授業の本題(アンネの日記)に入る前に、導入でみんなが知っているような時事問題から触れることで展開部分に集中しやすくなる工夫がされていると気づいた。また、その導入部分で触れられた時事問題も、アンネの日記の事件と関係があることだと知った。アンネの日記が破られた理由を知るために、みんなが難しいと感じる中東の問題を理解する必要があり、ユダヤ人についてイラストを用いて説明してあったので視覚的に理解ができた。難しいところは、日本で例えたり、知っている言葉で言い換えたりしていたので、内容が頭に入りやすかった。このように、いかに子どもたちが関心をもって授業に参加するかが重要だと知った。今日の授業で、中東問題は宗教だけでなく、領土と民族も関係していることが分かった。そして、ユダヤ人はヨーロッパ、アメリカ、日本などの多くの国に様々な影響を与えていたことを学んだ。 |
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教員が説明するだけでは、どれほど説明が上手だとしても一学級に1人はその内容を理解することができない子供がいる。そのため、おそらくYouTubeからだと思うが、授業の内容を補足するための動画を用いることは、より多くの子どもに授業内容を理解させることができるため、とてもいい方法であると思った。 レーザーポインターは教育の場においてすごく意味のものであると再確認することができた。レーザーポインターを用いることによって、手が届かない場所を説明することを可能にし、実際に手を使って説明すると板書と被って見えなくなってしまうことがあるので、それを無くすことにもつながるためである。自分も教員になった時に積極的に授業に用いたい。 |
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アンネの日記という昔から非常に興味深い内容でとても面白い内容だった。様々な時代背景が重なり合い、事実が埋もれていたりすることなどとても興味深い話だと改めて感じた。自分も教員になった時このような生徒の心を掴み授業に引き込むことができるような授業ができるように頑張っていきたいと思う。 |
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CBABCの解説で、まずは何について考えていくのかを明確にしてある点が授業を聞き始める段階で分かりやすかったです。 最初に振った話題に対して、様々な歴史をなぞりながら解説して、最終的に解決や完成に近づけていく流れが、とても洗練されていてすごいなと思いました。 また、ただ歴史的な事実を話すだけではなく、現代社会の問題や事件と関連付けながら話を聞くことで、内容が頭に入りやすかったです。 授業でICTを活用して行っていく際に、アニメーションを入れたタイミングなどを1つ1つ覚えておかないと、次のページに行くと思ったらまだアニメーションが残っていたなど、授業が思うとおりに進められなくなることもあると思うので、使い時をつかむためにしっかりと経験を積む必要があると思いました。 |
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アンネの日記が破られたときと同じ年代に起こったことを導入で持ってきており、アンネの日記がいつ破られたか、その同年代に世界ではどのような事が起こったのかが分かっていなくても、興味をもつことができた。また、学習課題を3つほど提示した後に、答えが分かる最後まで、その課題に触れないのではなく、授業の要所要所で「学習課題に近づいてきました!」などのように、今学んでいる事の目的意識をもって授業に取り組むことができたので、ここでも、全員参加型授業を意識できていると感じた。犯人は複数か単数か、と言ったような未解決な問題に対して、教師が「こうだ!」というような押しつけをすることはなく、オープンエンドに終わる形式が、児童生徒の「本当はどうなんだろう?」という学びに向かう力を掻き立て、自主的に学習課題をさらに追及することにつながると感じた。 |