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初等社会科教育法 全体振り返り(1)

2023-02-06 07:21:14 | 大学・社会教育講義資料

初等社会科教育法 全体の振り返り

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①全員参加型授業について
土井先生の講義を受けて、最も印象的だったのが、全員が参加できる授業の展開方法についてです。クイズ、意見交換、グループでの資料作り、先生の話し方など、様々な場面で、大学生である自分も自然に楽しく授業に参加できるほど、授業を受ける全員が参加できる工夫が多くされていました。私が小学校で受けてきた授業は、必死に板書を写したり、なかなか授業のスピードに追い付けなかったり、全然頭に入ってこなかったりと、頑張ったけど印象の薄い授業ばかりだったように気がします。しかし、先生の授業は、自分も小学校時代に受けたかったと思うほど、意欲的に参加できる授業でした。私は、子どもたちにそう思ってもらえる授業を展開したいです。今回の講義ではそう思えるきっかけとなり、その方法・ヒントを得られるものでした。この学びや思いを大切に、今後は子どもが意欲的になれる方法は何かを考えながら授業を計画・実施したいです。

②授業と学級経営の関連について
プリントの渡し方、クイズの仕方(手話・筆談・競争など)、授業のはじめの挨拶の仕方など、先生の授業から、教科の授業のなかでも、学級を良い雰囲気にするための工夫がたくさんできることを学びました。それを実際に自分でも経験してみて、「気持ちが良い」「楽しい」「嬉しい」という感情が湧きました。正直、もし私が小学校の教員になった際、クラスの雰囲気というのは、不安な部分でもありました。なぜなら、教員を目指す学生として、授業の仕方は模擬授業で学べるけど、担任として学級を経営していくことは、模擬的に実施できないと思っていたからです。しかし、学生のうちに、教員として学級を経営していく方法は、模擬授業の中にあるということを知り、担任としての学級経営に対する見方が変わりました。他にも、授業の中に学級の雰囲気をよくすることができる方法はあると思います。今後行う模擬授業では、その科目・単元・本時の目標を達成することだけに焦点をあてて展開していくのではなく、学級経営の視点ももって計画・実施していきたいと思います。

③ICTを活用した授業について
今まで私が初等科目の授業で見てきた授業、やってきた授業の中で、パワーポイントの重要性を感じたことがほとんどありませんでした。しかし、土井先生がしてくださった授業では、音や動きを組み合わせたり、大事な部分がよくわかったりするなど、パワーポイントに力を入れており、自然と授業に集中できてしまうようなものでした。そこで初めて、パワーポイントの重要性を感じました。それから、自分たちがICTをそれほど活用しない小学校時代を過ごしてきたということで、Googleフォームやkahoot、zoom(チャットも含め)など、こんなにもたくさん、1コマの授業の中で、ICTを活用できることに驚きました。とともに、もっと活用方法を知りたいという思いがもてました。まだまだ先生のようなパワーポイントを作る技術も、さまざまな場面であらゆるサイトやアプリを活用しながら授業を展開できる自信はありませんが、先生のする授業を目指したいという意欲が湧き、今回の講義で得た方法をもとに、子どもたちのためにもICTを十分に活用できる力を身に付けたいと思いました。

④模擬授業
私たち幼児教育選修は、主免実習で小学校へ行っていないこともあり、模擬授業をすることに自信がありませんでした。そのため、みなさんがする模擬授業では様々な工夫点を発見でき、とても参考になりました。土井先生の授業で学んだICT活用方法を適当な場面で使用していたり、新しいサイト・アプリを活用していたり、受け手を引き込む話し方や授業の流れを展開していたりと、「こんな方法もあったのか!」「こうすれば確かに参加意欲が高まる!」と思う場面が多くありました。また、授業を受ける中で、子どもの視点だけでなく、教師の視点からも見ることで、「ここはこうした方が良いかも」など、自分なりの改善点を考える機会ができ、より良い授業を展開するために考える力を身に付けることができたように思います。

感想
土井先生が行ってくださるこの講義では、毎回の授業が教員になったときに本当に参考になるものばかりで、ただ知るだけでなく実際に経験しながら学ぶことができたことで、子どもにとってプラスになる授業をするための力を付けることもできました。先生の講義を受けることができて本当によかったと思います。残りの学生生活では、この講義で学んだ、授業を展開するにあたっての方法・視点・力を生かして、教員としてより成長していきたいです。

① ICTの活用について
 模擬授業を通して、これまで以上にICTを用いた授業について考えられ、どんなアプリケーションやサイトを用いることで、子どもにとって興味を抱かせることができるか、楽しく学ぶことができるかについて考えられた。ICTを用いれば、子どもは楽しく学べるとそれまでは考えていたが、いざ授業を想定すると、どんなものでも楽しくとは限らない、ましてや楽しみすぎてしまうことで授業にならないなどを考える必要があって、その授業や子どもに応じたものを使用しなければならないことを学んだ。従来の私が受けてきたような紙面は変わらず、要所要所でICTを持ちることができれば、今の環境に合った授業構成ができると考え、ICTを用いる度合いについて考えていきたい。

② 授業での工夫について
 授業の中で子ども側に問う際に選択肢を提示して、拳で表現したり、音読する際に前後左右で体の向きを表現して回数を数えたりするなどの工夫があった。例に挙げたどちらも、教師側が子どもの進度や実態を把握しやすかったり、子どもが発言よりも気軽に行動しやすかったりするなど意図があったように思う。全員が参加しやすい雰囲気を作ることができ、どの授業においても雰囲気というものは重要であると考えるため、非常に学びになった。全員参加型授業にするための方法をより学び、取り入れたいと思った。

③ 学年に応じた授業
 学年の違いによる、その学年での目標や養うべき能力の違いについて触れられ、改めて学びはつながっているのだと実感した。これまで学年については、理科のみしか考えたことが無かったため、社会科でも考えることで、どの学年においても学ぶことがあって、それがつながっていることで、成長を感じられるものだと感じた。同じベースのもと、構築されていることが分かって、それを理解しているかどうかで、授業づくりに大きく影響するのではないかと考えた。

④ 他班の模擬授業について
 どの班も子どもがどのように能力を育成してほしいか、何を学ぶ必要があるのかがわかりやすい授業だったように思う。劇やクイズなど、環境や事前準備の面からいつも授業でできるかどうかという問題はあるものの、子どもの意識を向かせられる、工夫のなされているもので勉強になった。私もかつての授業を思い返し、文章をたくさん提示されて読むよりも、写真や図などから読み取るものの方が比較的受け入れやすいと感じたように思い、模擬授業でもそのような授業の方が受け入れやすかった実感があるため、模擬授業をする側だけではない視点からも考えることができ、模擬授業を受けられてよかったと思う。また、他班の模擬授業を受け、私であればこのような工夫をする、私にはこのような工夫は思いつかなかったなどと考えることができ、良い機会であった。

・感想
 これまでICTを用いた授業というものを本格的に学んだことが無く、写真や図を投影したり、ロイロノートなどでの共同の活動したりするなどの知識しかが無かったので、貴重な授業を受けられたように思います。社会の授業だけでない、どの授業においても必要なこと、使用できるものなど、たくさん得られました。教師側と子ども側のどちらからも授業を考えられたことが非常によかったです。
 半期間ありがとうございました。学んだことを生かせるように、より活用したいと思います。


〇指導の方法
 まずは、指導方法の学びについて、まとめていこうと思う。
 本講義を受ける前と受けた後では、指導方法に関する知識に雲泥の差がある。ジャムボードを用いた方法やズームを用いた方法等、様々学んだが、個人的に一番印象的であったものはカフートを用いたクイズ形式での指導方法だ。
 カフートの良いところは何といっても、児童のクイズへの答えが即座に点数化され、順位づけられるところにあると思う。クイズをただ行うこともいい方法ではあるが、カフートによって点数付け、順位付けを行った方が、児童は楽しく、意欲的に授業に参加できると感じる。後にまとめる全員参加型の授業を考えるにあたって効果的な方法だと感じる。
 ただ、注意点もあると感じた。それは、ただ遊ぶだけに留めないよう注意しなければならない点だ。クイズで楽しみ、児童の学習意欲を掻き立てるのは良いが、その内容が授業に結びついていなければ、それはただの遊びになってしまう。そのため、クイズを考える時は授業のどんな内容で、どんな場面で使うのかを良く考え、授業と関連付けたクイズづくりが重要であると考えた。

〇子ども達の表現
 次にまとめるのは、子ども達の表現についてだ。
 講義を受けるまで、私が持ち合わせていた子ども達の表現のバリエーションは、挙手による発言とワークシートの記述のみであった。しかし、講義を受け、手や指の数で表現することを学んだ。
 手での表現は発言が苦手な児童に効果的であると感じる。手での表現はこちらの用意した選択肢に答えるだけであるから、発言をするよりも答えやすい。また、全員が手で表現するから、自分だけが注目されるという感覚もなく、恥ずかしがらずに自分の考えを表現することができる。
 この方法の注意点としては、利用する場面を考えて設定することが挙げられる。先ほども述べた通り、この方法は、表現はしやすいが答えをこちらで提示することになるため、発言やワークシートの記述よりも児童が考える場面は少ない。そのため、むやみやたらに使ってしまうと、授業において子ども達自身で思考する場面が不足してしまうと考える。
 そのため、利用する場面をよく考え、効果的に用いることが重要であると考える。

〇全員参加型の授業について
 次にまとめるのは全員参加型の授業についてだ。
 全員参加型の授業というのは子ども達が手を挙げて授業を受けていれば、全員参加型の授業として成り立っていると考えていた。しかし、それは間違いであることに講義を受けて気が付いた。
 児童の学び方にはそれぞれ違いがある。発言の聞き方一つとっても、人の方を見て聞くことで集中できる児童、ワークシートの自分の記述を見ながら聞くことで主張できる児童、板書を見ながら聞くことで集中できる児童等、様々である。人の方を見ていないからと言って、参加していないとは限らないのである。
 このような学びを受け、全員参加型の授業とはどうあるべきかということを考えた。全員を全員発言者の方を向かせるのは違うと思うし、各自がやりやすいように受けてもらうというのも、少し違う気がする。この塩梅を見極め、全員が集中でき、参加できているような状態にすることが大事であると学んだ。

〇模擬授業
 最後に模擬授業についてまとめる。
 まずは自分の班の反省である。反省点としては、ICTを上手く使えていない点が挙げられる。
 私の班の授業ではズームを使ってアイデアを募る、という方式を取った。意見を出してもらうまでは良かったが、その後、意見が上手くまとめられず、無理やり進めてしまうという場面があった。実際の授業であれば、子ども達の意見をまとめきれず、蔑ろにしてしまっているわけだから、大きな失敗点だと感じる。ズームの特性を活かしたことは良かったが、その後の対応が良くなかった。
 この点を反省し、ズームで意見を募った後、黒板に意見をまとめて照らし合わせるという方法を取ればよかったと感じる。ズームに送ってもらっただけでは、意見もまとまりが分かりにくく、意見同士の照合がしにくかった。そのため、教員が意見を把握する意味も込めて、一度黒板に意見を整理すればよかったともう。そうすれば、意見同士の比較もしやすく、まとめやすかったと感じる。
 他の班の授業を見て思ったことは、どの班も子どもに興味を持ってもらおうという取り組みに妥協がなかったと感じる。
 クイズ大会であったり、自作動画であったり、子どもが少しでも興味を持ち、授業に意欲的に取り組むことができるよう、様々な施策がなされていた。分かりやすく、ためになる授業を行ったとしても、それに子どもが興味を持っていなければ意味がない。そのため、その施策の数々に感心するとともに、見習いたいと思った。

[ICTについて]
この講義では、授業でのICTの活用方法をたくさん学んだ。ICTは共有の際にとても便利だと思った。これまで授業中に自分の意見を他の人に共有しようとすると、一人ずつ発表するか、席が近い人と共有するかなど、どうしても制限があったと思う。しかし、パワーポイントの共有やclassroomを使えば自分の席に座ったまま他の人の意見を知ることができて、後から見返すこともできる。
自分はメリットばかりに視点がいっていたが、感想の中に、共有機能を使い他の人が書いていることを見ることができると、他の人の意見を毎回参考にして自分で考える力が身に付かない児童も出てくるという意見があり、なるほどと思った。今後はICTを活用することに対してメリットばかりに目を向けるのではなく、デメリットも理解した上で、どのような場面で使うのが良いか考え、活用していきたい。

[全員参加型授業について]
教育実習やボランティアで小学校の授業を見てきたが、授業中寝てしまったり、他ごとをやってしまったりと集中力が散漫になってしまう児童がどうしても出てくる。そのような児童を出さずに全員参加型授業を行えるのが理想である。この講義では、その全員参加型の授業のコツを学んだ。
教師が「分かる人?」という発問をすることはたくさんあると思うが、これだと分かる人や答えたい人しか手を挙げないし、当てられないからいいやと思って寝てしまう児童もいる。そこで、「分かる人?」だけでなく「当てられると困る人?」と発問を付け足すことで、問題について分かる人も分からない人も手を挙げる機会ができて、全員参加の授業に近づく。また、Kahoot!のようなゲームを取り入れることで、楽しそうだからやってみようと授業に参加する児童が増え、これもまた全員参加の授業に近づける方法であると分かった。授業に参加しなさいと注意するのではなく、子どもたちが参加したいと思えるような授業を創っていきたい。

[授業のつかみについて]
授業を行う上で大切なことの一つに、児童の学習意欲をいかに高められるかということがあると思う。そこで重要になってくるのが、授業の始め方・授業の導入であると思う。休み時間との切り替えが上手くできていない児童や意欲が低い児童などをいかに引き付けるか、効果的な方法を学んだ。
 パワーポイントのアニメーションを使い、クイズのようなものを作る方法を知った。写真の上にイラストがあり、見せたいものが隠れていたり、スライドインとスピンで2つの写真が色んなスピードでくるくるしながら出てきたり、ディゾルブインで写真がゆっくり見えるようになったりなど、同じ写真を見せるのでも見せ方によって興味の引き付けられ具合が全然違うと思った。授業のつかみで面白そうと思わせることができたら本題にも入りやすいので、パワーポイント以外でも児童を引き付ける導入方法を考えていきたい。

[模擬授業について]
 グループで全員を参加させる工夫を考えたり、どのようにICTを活用しようか考えたりする過程もとても勉強になった。実際に授業をやってみると想定とは違うことが起こり上手くいかなかった部分もあったが、振り返りシートでは肯定的な意見もあり嬉しかった。この講義でICTの活用方法を学び、知識だけがある状態から、模擬授業をやり実践することで、知識に加え経験を積むことができた。今回は複数人で1つの授業を作ったので、アイディアを組み合わせたり、役割を決めて自分の担当の準備をしたりすることができたが、教員になって1人で最初からICTを活用した授業を作るとなると正直まだ自信はない。しかしこれは経験を積むしかないと思うので、この講義で学んだことを積極的に使っていきたいと思う。
 他のグループの模擬授業を受けて、発想力や工夫の多さに驚いたし、参考にしたい点がたくさんあった。LINEのトーク画面のようなもので実際に話しているように見せたり、ワードとパワーポイントを使ってグループでチラシを作り共有したり、ワードでパズルをしたり、自分にはなかった発想がたくさん出てきて、普通に授業を楽しく受けていた。自分が感じたワクワク感を自分の作る授業でも子どもたちに感じさせたい。また、全体的に机間指導のとき、優しくやる気を出させるような声掛けをしていて、自分も見習いたいと思った。
 授業を考え実践することはもちろん、他の人の授業を見ることもとても勉強になった。より良い授業ができるよう学び続ける姿勢を大切にしていきたい。

 この講義を受ける前は授業でのICT活用に苦手意識を持っていたが、今はICTを活用してみたいという気持ちを持つことが出来ている。ICTを使うことは難しいことだと思っていたけど、土井先生に紹介してもらったことを教員になってからどんどん実践してみたい。

➀思考ツール
本講義で紹介された数々の思考ツールがとても印象に残っている。思考ツールの存在は知っていたが、どのような種類・用途があるのかを学ぶことができた。特に理科授業では「ステップチャート」「マトリックス」「ベン図」が利用できるのではないかと考える。理科授業の大きな流れは(学習課題の発見)(予想や仮説)(実験計画の立案)(結果のまとめ)(考察やまとめ)である。
(実験計画の立案)では「ステップチャート」が活用できると思う。最近の理科授業では学習課題を確かめるための実験計画を子どもたちに立案させることも重視している。そのため、物事を順序立て、構造化することのできる「ステップチャート」は計画立案に最適ではないかと思う。(考察やまとめ)では「ベン図」が活用できると思う。特に生命領域では生物などを比較し共通点や差異点を見出すことが重要である。そのため、ある視点をもとに複数のカテゴリーに分類することのできる「ベン図」が有効であると思う。

➁テキストマイニング
本講義では学生の振り返りをまとめる際にテキストマイニングを使用していた。テキストマイニングでは言葉の大きさや色が変化するため、視覚的に分かりやすくなる。
テキストマイニングを使用する際には3通りほどの利用の仕方があると考える。1つは前回授業の振り返りとして利用することである。子どもたちの授業後の気付きや感想などをもとに作成することができる。子どもたちが考えた文章をもとに作成されるため、教師が口頭で振り返りを行うよりも子どもたちにとって納得感のある振り返りとなるのではないかと思う。2つは授業のまとめとして利用することである。学習課題に対しての子どもたちの考えをテキストマイニングすることである。授業時間に余裕がない場合は実施できないが、1つ目と同様のメリットがあると考えられる。3つは授業や単元の診断的テストの一環として利用することである。単元や授業で扱う内容について子どもたちがどのようなイメージや考えを持っているのかをテキストマイニングすることである。単元後や授業後に行う振り返りのテキストマイニングと比較することができることがメリットであると考えられる。

③ICT機器
本講義では効果的なICT機器の活用を学ぶことができた。ICT機器の活用は「学習効果の向上」と「教員の雑務の削減」の両立を目指していく必要があると考える。
学校教育にICT機器を適切に利用することができれば、子どもたちの学習効果を高められる。また、ICT機器の活用をすることで、教員の雑務が劇的に減る。ICT機器を活用していく上では「学習効果の向上」に比重を置きすぎても、「教員の雑務の削減」に比重を置きすぎてもいけないと思う。そのため、教員の仕事が減り、かつ子どもの教育効果が高まることに焦点を当てていかなければならないと思う。これらの二つを両立させるために教育現場に入る前にICT機器の有効な活用法を知っておく必要があると思う。
非常に便利なICT教育だからこその注意点があると考える。ICT機器に頼りすぎると、ICT機器が使用不可な状態に陥った際に全く授業が成立できなくなってしまう。そのため、授業者は代替手段を常に用意しておく必要があると思う。また、ICT機器を利用するため上でも学校や子どもの実態に合わせることが重要だと考える。

➃模擬授業
本講義ではいくつかの班の模擬授業に参加できたことが、非常に多くの学びを得ることにつながったと思う。授業を行う上での大きな目的は学習課題を解決し、必要な資質能力を身に付けていくことであると思う。端的に言うと子どもの「わからない」を「わかる」に変えていくことであると思う。どんな授業者もこの目的を達成するために授業を展開するが、この模擬授業を通して、目的を達成する手法は数多くあるのだと実感できた。
特に7班の模擬授業が印象に残っている。理由としては、授業構成が非常に良かったことが挙げられる。授業での学びを応用する場面を設けており、その工夫された応用課題も参考になった。

感想
本講義では、教育現場に出ていったときに役に立つ知識や技能を学ぶことができた。授業進行での立ち居振る舞いだけではなく、ICT機器の有効的な活用を知ることができたのはとてもよかった。また、使用例や経験談をもとにした授業づくりに活用できるアプリやサイトの紹介もありがたかった。
全員参加型授業の紹介では、土井先生の教育理念が垣間見えたように感じた。子どもに対する想いや授業づくりの信条など、長年教育現場で経験してきた上での考えを知ることができ、刺激になった。第十五回の模範授業では、教える技術ももちろん大切だが、授業者がその教科が好きであることも重要ではないかと感じた。


① 全員参加型の授業について
挙手することが難しい児童は多くいる。その子たちをどうすれば参加させることができるか考えたこともあった。この講義を受けて、挙手させるのではなく、おでこに手を当てて選択肢を選ばせたり、3回音読できていないのにやめてしまう児童をなくすために、向きを変えながら読ませたりするという方法を学んだ。

② ICTについて
カフートやルーレットなどをこの授業で知り得た。
これらのICTを用いて授業を行うことで、児童の興味を引くことができ、学習により主体的に取り組んでもらうことができるようになると考える。

③ 模擬授業について
授業を行う人によって、授業の雰囲気が大きく異なることを学んだ。みんなの作った授業は教師の説明が多めの授業、児童の活動が多い授業、ICTを多く取り入れる授業など様々であった。どの形態もメリット・デメリットがあるということがよく分かった。授業内容によって適する授業形態は異なると思うので、今後の実習等でどの授業形態が適するのか考えながらやってみたい。

④ 学級運営につながる授業について
プリントを配布する際に、渡す人は「どうぞ。」と笑顔でいい、受け取る人も「ありがとう。」と笑顔で言うようにするとよいことを学んだ。これを取り入れれば、必然的にコミュニケーションをとることができるため、クラス内の雰囲気が温かくなることが想像できてよいと思った。

⑤ 感想
この講義を受けて、これまで自分が受けてきた授業では知り得なかったことをたくさん知ることができたと感じる。自分にとっては新鮮なことが多くて、授業を受けていてとても楽しかった。半期間ありがとうございました。


1.社会科の授業をする上での意識
はじめ社会科の授業を行うことは、教えるべきことが多く、調べておかなければいけないことが多く、大変であると思っていた。実際に社会科教育法の授業を受けてみて、授業を行うために必要な知識は多いということも分かったものの、どのような方法や資料を使えばいいのかということは先輩の先生方が作ったものから取り入れることもできるということを知った。

2.授業のなかのICT技術の活用について
授業を受けるまでは、児童の考えや意見を知るためにワークシートを作成することや、ノートを回収するなどのことをしなくてはならないと考えていた。また、教育実習に行った際に、宿題の採点や日記帳の確認などの業務をかなりの時間で行っているところを見ていたため、そのような業務に時間をとられる仕事なんだろうなと思っていた。
授業中にZoomのようなアプリを使うことで、様々な意見をリアルタイムで共有することができるようになることや、グーグルのフォームを使用することで採点を自動で行えることなどができることを知り、時間の短縮や今までできてこなかったことができるということを知ることができた。生徒一人一人がタブレット端末を所持していることを考えると、このような授業形態をとることも可能だろうなと考えた。時代に合わせて効率的にしていくことは、おそらく教師生活の中で一生考えていくことになると思うので、その意識を忘れないようにしたい。

3.授業の仕方について
児童に授業を集中して聴いてもらうために、導入でクイズを出して興味をひくといったことや、授業中に隣の人と意見を確認して座らせること、ランダムに指名することで授業に緊張感を持たせることなどを知ることができた。
授業をすることは、相手に理解させることなので、相手が話を聞くための工夫をしていく方法をたくさん学ぶことができた。社会の授業以外でも使えるものが多かったと感じた。

4.模擬授業について
班のみんなと協力して指導案を作ることが出きたと思う。
単元の中で教えたいところはどこか、どのように教えるのか、児童の反応がどのようなことが予測されるのか、それに対してどのように返していく必要があるのかといったことや、ICT機器をどのように効果的に使用していくのかを考えていくことの練習になった。

感想
社会科の授業は、小学生の頃もあまり好きになれなかった。
今回の講義を通して、授業を行う際に様々な工夫があることや、授業をする際の視点などを学ぶことができて面白かった。
社会科だけでなくほかの授業でも学んだことを生かしていきたい。


➀ICTの活用方法
本講義ではICTの活用方法について多くのことを学んだ。今まで、現場で使えるICTの活用方法を教えてくれる講義はなかったので、とても勉強になった。講義の前半ではZOOMの活用法を学んだ。ZOOMのチャットでは、従来の調べ学習では「個人で調べてノートにまとめる」→「グループで話し合って、発表する」→「黒板にまとめる」→「ノートに書き写す」といった経緯を「各自が調べるごとにチャットで共有。URLも載せる」⇔「他の人の成果をみる」→「全体でまとめてClassroomにアップ」という経緯に短縮することができ、自分の調べたことをチャットにあげながら、他の人の意見も交流することもできるというメリットがあることを学んだ。また、何を調べたらいいか分からない児童も他の人の内容を見ながらできるというメリットも学んだ。ZOOMのチャットでは、教師は全員の意見を見ることができ、発言が苦手な生徒の意見も見えるので評価する際にも役立つと感じた。講義の中盤ではPowerPointの活用法についても学んだ。講義の全体を通して自分が思っている以上にPowerPointにはいろいろな機能があることを実感した。偉人当てクイズのところではその機能が随所にあり、アニメーションのスピードや写真をあえて重ねてそれを徐々にはがしていく、効果的な音楽を付けるといった様々な技があった。児童たちの興味関心を引くのとても最適だと感じた。自分もPowerPointの機能をもっと理解したいと思う。講義の後半ではKahootやJamboardを学んだ。これらは児童の興味関心を引くのにとても最適であると思った。ICTにはまだまだいろいろな活用法があることを今回の講義で理解した。実践で使えれば、児童の興味関心や授業理解度を向上させるのに一役買うと思うので、今後しっかり勉強していきたいと思う。

②児童の指名の仕方
授業の始めの方では、教師が意図的に児童を指名し、その後、挙手指名をすることが大事であると学んだ。最初に意図的指名するのは、全て挙手制にすると手を挙げなければ当てられないと思う児童がいるので、意図的指名することによって、緊張感をもって授業に望めるという事であった。その後に挙手指名するようにするのは、児童たちの承認欲求を満たすためにやるという事であった。自分も教育実習に行った際に特定の児童しか手を挙げなくて、困ったことがあった。いろいろな児童の意見を聞きたいと思ったので、この方法はとてもいいと感じた。ただ、この方法だと発表が苦手な児童にとっては苦痛であると思うので、当てた後にはしっかり褒めるなどのフォローも必要であると考える。

③学習課題の設定方法
今回の土井先生の授業であったように資料を出してそこから分かることをつぶやき、それを拾いながら学習課題へとつなげていた。今回で言えば、「破られた本から見つかる共通点は何か」という軽い発問から拾い上げたつぶやきから授業を展開していた。これにより、自分の持った疑問を解決する授業の流れとなるので、児童も授業に意欲的に参加するし、授業としての流れとしても美しいものとなる。社会は、現在から過去まで幅広い範囲を扱う。児童にしてみれば身近ではないことは面白くないと思う。そこをいかに興味関心を引けるかは授業の入り方であると考える。そのためにも児童が主体的になって課題を見つけることが大事になると思う。今回の土井先生のようなやり方をお手本として、自分も実践をしていきたいと思う。

➃模擬授業
他の班の模擬授業を見て、参考になることが非常に多く見つけることができた。特にICTの活用では班独自のやり方があった。例えば、1班では古墳時代の偉い人に話しを聞いてみたという設定のもと、LINE形式で古墳について紐解いていくという授業をおこなっていた。児童の多くが活用しているLINEに注目して、それに見立てて授業をすることにより、児童は視覚的にも楽しみながらできると感じた。また、9班の授業の導入でKahootを使って前回の授業をクイズ形式で振り返りをすることにより、児童の授業に対する意欲を高める方法もとても良いと感じた。今回学んだことは実践でも使えるように練習をしておこうと思う。

感想
全15回の講義を通して、土井先生の技をたくさん垣間見ることができました。私自身、ICT教育が今後主流になるのは理解していましたが、実際にやったこともなかったので、ICTの活用しての授業ができるのか不安を覚えていました。ですが、この講義でICTの活用の仕方を具体的に学べただけでなく、授業で使えるテクニック等まで教えていただき、毎回の授業を大変興味深く受けさせてもらいました。将来ではこの講義で学んだことを実践するだけでなく、日々進化するICTや授業内容に対応できるよう、日々の研鑽を怠らないようにしたいと思います。

①子どもの意見の表現の仕方について
これまでの講義で学んだことは、子どもの考えの表し方である。これまでは、発言させることや、挙手させることで主に子どもの考えを知るようにしていた。しかし、これまでの講義の中で意見は発言や挙手だけではなく、手で数字を出して表したり、チャットなどのICTを活用して表したりという方法があることを学んだ。手で数字を表すやり方は、みんなで一斉に数字を出すため自分だけが手を挙げるということがなく、どの子も意見を表現しやすい方法であると思う。また、チャットではみんなの意見を見ることができるため、わからない部分がある場合は他の人の意見を参考に自分の意見を考え、表現することができる。このように、子どもが気軽に自分の意見を表現できるような工夫について学ぶことができた。他にも、意図的指名をしたり、ICTを活用してルーレットなどを使ってランダムであたるような方法をしたり、子どもがそれぞれに考えたことをアウトプットできる場面が誰にでもある授業を行うと、全員が真剣に考えられる授業を作ることができるということを学んだ。

②ICT活用方法について
授業内でのICT活用の仕方にはさまざまな方法があることがわかった。ズームでのチャット機能を用いて発言させたり、ルーレットなどを用いてランダムで指名したりという使い方がある。また、カフートなどのクイズができるツールや、ジャムボードを使って子どもから出た意見を区別して記入する方法、パドレットを使って自分で理由を考えてから、実際の理由にはどんなものがあるのかを説明するなど、ICTを活用した授業の進め方を多く知ることができた。また、パワーポイントなどで資料を見せるときには音楽を付けたり動画にして徐々に見せていくなどの工夫をすることによって、子どもは楽しく学ぶことができ、授業に意欲的になるということもわかった。
ICTの活用は授業だけでなくテストの実施方法や評価、資料やワークシートの印刷などの教員の業務や授業準備などにも活用できることについても学ぶことができた。また、ICTを使うと子どもたちも自身の能力がどれくらいかわかったり、テストなどにプレッシャーを感じにくくなったりする。このように、ICTの活用は教員だけでなく児童生徒にとってもよい部分があるということがわかったため、たくさん活用していけるようにしたい。

③授業内での指示の出し方、進め方について
授業をするときには、最初に写真などを見せ、そこから出てきた子どもたちの疑問や質問などをもとに理由などを考えられるような授業にすると面白く、子どもたちの興味をひきやすい授業にできるということを学んだ。また、授業のめあてや課題は「考えよう」で終わるのではなく、「説明しよう」にすると考えることで終わらずに、周りの子に自分の考えを説明するアウトプットまでできるということ。板書は子どもの意見をだらだらと書かずに、関係することを線で結ぶなどの構造的板書を意識して書くようにすると関係がわかりやすく、見やすい板書ができることなどについても学ぶことができた。
暗記もののクイズを行うときには、個人戦、グループ戦、手話や口の形での相談、筆談などを用いてクイズをすると、子どもたちは楽しみながら覚えることができることを実際に体験して学ぶことができた。個人戦では全員がしっかりと考えようと思うし、グループ戦ではそれぞれのグループで協力して行おうとするという違いがある。また、グループ戦でも手話や口の形では、難しいため相手のことをよく見て接するようになる。筆談では、相手に伝わるように言葉を工夫したり図や絵を適宜用いたりするなどの工夫をそれぞれが自分で考えて行うようになる。このように、ただ単に考えを共有するだけでなく、考えの共有方法を工夫して行うことで、人間関係などを新たに構築できるなどができるということもわかった。

④模擬授業について
これまでの授業を受けて考えた他の班の模擬授業を見て、新しい授業の仕方など参考になる部分が多くあった。カフートやモザイククイズなどを用いて、子どもが楽しみながら知識を増やしたり、学習したことを復習したりできる工夫が多くありとても参考になった。また、グループワークの仕方などをほとんどのグループがICTを活用していたが、パワーポイントを全体で共有しながら各班が変更できるようにしたり、ワードに使える素材を用意しそれを使ってパワーポイントを作成したりといった、これまでに自分が考えたことがなかったやり方でのグループワークの方法などを新しく知ることができた。説明をする際にも、先生と扱う内容の専門家という立場を分けてチャット方式で説明がされるという授業の進め方の工夫や、劇を交えて実際に再現してわかりやすくする工夫などをしている班もあり、実際の教育現場でも子どもの興味を引きながら学習を進められる工夫について学ぶことができた。

【感想】
これまでの大学で受けた授業では学ぶことができなかった実践的な授業の進め方を、この講義を通して学ぶことができ、とても参考になる楽しい授業だった。4年生になったら教育実習に行くため、これまでの講義を通して学んだ多くのことを参考にしながら、授業の進め方を計画したり、発問を考えたりしていきたいと思う。また、今回の講義を通して自分の授業の進め方の良い部分や改善した方がいい部分を知ることにも繋がったため、これからほかの班の模擬授業を見て学んだことや、土井先生の授業を受けて学んだことを生かしていけるようにしたい。

〇社会科教育とは、OECD教育
授業の最初の方の回では学習指導要領改訂の方向性について学習をした。自分は今まで理科については多く目標や見方・考え方について学んできたが、その大本となる学習指導要領がどのように決められ。作られるのかは知らなかったのでとても興味深い回だった。授業の中ではラーニングコンパスという形で表されており、理科だけでなく他の教科にも繋がる教育全体における学びになった。また、社会科の目標としては社会的事象の見方・考え方を働かせることでそこには分布や経過・過去・未来、関連、比較・分析・総合・連関といった項目があり、それらを身に付けることで実社会のとらえ方が広がることを受けて感じた。
〇思考ツールの活用
思考ツールに関しては以前から認識があり、指導案作成の時も取り入れることはあったが、社会の授業で教えていただいた思考ツールは自分が知らないものが多く授業の幅が広がるように感じた。用いる利点としては、比較や分類、多面的に見たり、関連づけたりが可能だが見方を広げる点で社会だけでなく改めて様々な教科で活用できると感じた。また、そのツールは様々なシーンで活用される。自分の今までのイメージとしては配布するプリントに書式を印刷するといったものであったが、使い方はそれだけでなく、板書や児童のノートロイロなど場面に応じ多岐にわたるものであると理解した。

〇教育とICTについて
授業内でICT活用の場面は多岐にわたるが、自分が社会の授業を通して新しく知ったことは板書での活用である。先生は「板書は黒板を写すものではなく、自分自身の知の蓄積であり、思い思いに書く」という事を話されていた。最初はそのようにして授業で学ばせたい資質・能力をクラス全員の児童に学ばせられるのかと感じた部分もあったが、今1人1台パソコンなどICT機器が普及している中では実現可能であり、むしろ取り入れることで児童の資質を伸ばすことも可能であると感じた。このようにICTについてはどんどん新しいものが取り入れられていくので自分自身も勉強していかねばならないと感じた。

〇仲間の模擬授業
まず、自分たちの班の模擬授業から振り返りを行うと、まず5人で一つの授業を創ることの難しさを改めて感じた。5人もいるとなかなかやりたいことが一致せずその場で足踏みの期間も多かった。しかし、いったん方針が決まると一人一人の良い個性が授業計画に盛り込まれていき結果として良いものが作れたと思っています。そしてこのようにまた、こういった連携が将来授業だけでなく、学校を運営する立場で役に立つ経験になったのではと思いました。そして、他の班の模擬授業に関して、すべての班の授業に様々な工夫がされていて一言でいえば素晴らしい授業だったと感じました。お題としてICT活用や全員参加型はあったが、ICTにしても全員参加型にしても様々な手法を用いて授業を組み立てられるとまなびました。

〇感想
社会の授業全体を通しての感想は土井先生の授業に対する技ややりがいが授業の中随所で見られ、大学生の自分でも受けていて社会がとても好きになるような感覚になりました。何より、先生が楽しそうにしていることも受けてからするとワクワクして授業が明るい雰囲気になっていたと思いました。プリントを配る、意図的な指名を行う、立って問題を答えさせる様々な技があり、体感しましたがそれらをすぐに自分が実践できるとはなかなか思いません。しかし、この半年間教えていただいたことは今後役に立つことがたくさんあると感じています。ありがとうございました


<授業にICTを用いるということ>

 講義を通して、パワーポイント、zoom、Kahootなどのインターネットを利用した授業法について学ぶことができた。その中で、それぞれの良さや、どの場面で良さを最大限に生かすことができるかなど自分が教員になった時に、とても役に立つようなことも学ぶことができた。

自分自身が授業を受ける側であった子どもの時は、教科書を読み、書いてあることを先生が読むといったような授業が展開されており、とても退屈であった記憶がある。それは大学生の今でも同じ気持ちになることがある。どれだけ頑張って授業に取り組んでいても、退屈だなと思ってしまうことはある。しかし、授業でICTをうまく活用することによって、子どもは楽しみながら授業を受けることが可能である。なぜそう断言できるかというと、自分自身、初等社会の講義をとても楽しみながら受けることができたからである。クイズなどを用いて他の学生と話し合ったこと、順位が出てクラス全体ではしゃぎ盛り上がったこと、zoomなどで他の学生の考えなどが把握できたことなど、自分が経験してきたことのない授業を知ることができ、楽しむことができた。今回の経験から、私も教員になった際には授業に積極的にICTを取り入れ、子どもが楽しみながら授業を受けることを第一にしていく。また、そのためには、ICTについてより詳しくなり、それぞれの使い方や使うべき場面についてこれカモの学びを深めていく。 

<コミュニケーションをとることの楽しさ>

 講義を通して、グループや全体などでたくさんのコミュニケーションを行う機会があった。コロナウイスルが蔓延していたということもあって、大学生になってからコミュニケーションをとる機会が急激した。そのため、この講義でコミュニケーションをたくさん行っていく中で、その楽しさ、他者の考えは様々なであるなと感じることがあった。そのため、教員になった時、コミュニケーションをとる機会を授業に設けるということは当たり前で、その楽しさに気付いてもらえるような教育を行っていきたい。具体的には、否定されるのが怖くて、他者に自分の意見を話すことが苦手といったような子どもは少なくないだろう。そのため、間違えるということは悪いことではないということ、自分の意見を自分の言葉で表すことが最も大切であるということを伝えていきたい。それらの声掛けから、コミュニケーションをとる楽しさに気付かせていきたい。

 <子供が楽しみながら学びを得るために、教員ができること>

 授業を行う中で、子どもが楽しみながら学ぶことができるように計画・実施することが最も大切であると考える。そのために、ICTを導入する、コミュニケーションをとる機会を設けるなど工夫することは様々であるが、それだけでなく、教員の子どもへの振る舞いによっても大きく影響を与えることがあると学んだ。これに関しては、授業内だけでなく、授業外などの学級経営を円満に行うことが、授業の質を変える。そのため、学級経営についてもこれから教員になるまでの間に学んでいきたい。講義の中で、配布物を受け渡しする際は、笑顔で「どうぞ」「ありがとう」というルールを定めたことがある。実際にこれを行う中で、笑顔が増えたり、打ち解け合いやすくなり話し合いやすくするなどの効果が見られた。また、これを行うことによって、子どもの様子から子ども同士の関係性を把握することにもつながり、いじめなどを早期発見すること、また事前にそれを防ぐことができると考える。そのため、学級経営を行う上でどのようなルールを設けていくかを考えていきたい。

 <仲間の模擬授業について>

 様々なグループの模擬授業を受けた中で感じたことは、どのグループも講義で学んだことを取り入れることができていること、授業の内容が全く異なるということである。どの班もICTを取り入れており、また良さを十分に出すことができていたのでとても楽しみながら学ぶことができた。また、どの班の授業も全く異なっており、様々な授業の形があるということも学ぶことができた。

 ICTを導入している授業を行っている中でコンピューターの不具合によって、計画していたものと少し異なることになる可能性がある。そのため、不具合が起きたときの対処法や、起きたときにどのような授業を展開していくかなどの準備を行うことが大切であると学んだ。

 <感想>

 私は、この講義を通して積極的に様々な形の授業を行っていきたいと思った。板書がメインの授業、ICTを取り入れた授業などを行い、子どもたちの反応を見て、子どもにとってより良い授業を作ることができるように試行錯誤していきたいと思った。ICTを取り入れた様々な授業について学ぶことができてよかったです。ありがとうございました。

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