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10月12日の社説は・・・

2012-10-12 06:19:05 | 社説を読む
ノーベル文学賞は残念でした。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 動かぬ国会―職場放棄はもうやめよ
・ 中国閣僚欠席―大国の責任はどこへ

読売新聞
・ 党首会談打診 民主は臨時国会から逃げるな
・ iPS細胞 医療応用へ支援体制を整えよ

毎日新聞
・ 復興予算問題 首相は早く目をさませ
・ PC乗っ取り 捜査の過ち繰り返すな

日本経済新聞
・ 危機回避の具体策示せぬG7では困る
・ 豊作高値が示す農政の弊害
 
産経新聞
・ 中国財政相欠席 自国流の押しつけ通らぬ
・ 臨時国会 民主は遅延戦術をやめよ

中日新聞
・ 莫言氏受賞 言う莫なかれ、ではなくて
・ 「浜岡」住民投票民意の出番つぶされた

※ 国会関係が3社、中国閣僚欠席が2社でした。

 ここでは、中日・ノーベル文学賞を取りあげます。

「共産主義の模範的人物は描かない。文化大革命の時代に大いに宣伝された「文学は政治に奉仕するもの」という、中国文学の伝統を打ち破った一人ともいえる。

 近著「蛙鳴(あめい)」は、現代中国の社会問題の一つである一人っ子政策の非人間性に鋭く切り込んだ。」

 莫言氏は、共産党よいしょの作家ではありません。

「二年前の劉氏受賞の時と異なるのは、初めて中国共産党や政府と国民が、喜びを分かち合える受賞となることであろう。」

 莫言氏のバランス感覚の良さがわかります。
 中日のいいたいことはここからです。

「莫言氏の受賞を機会によく考えてほしい。社会の矛盾を克服し、市民の権利を広げようという声を抑圧するのは、真の大国にふさわしいのだろうか。」

 「共産党の一党独裁を批判する劉氏がノーベル平和賞の授賞式に出席することを認めなかった」ことを指していますが、それ以外の抑圧も含んでいます。

 中国が、真に大国になることを、このノーベル賞を機に期待します。 

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