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台湾レポート-7-

2010-08-19 07:07:19 | 取材・旅行
自分の目で見た台湾を社楽的に紹介する台湾レポート第7弾。

今日は、台湾総督府。



台湾総督府は、日清戦争で清から日本へ割譲され、日本領となった台湾を統治するために設置された当時の日本の官庁名です。

日本が台北市に建設した台湾総督府本庁舎は、現在でも中華民国の総統府として使用されています。
また、近隣にはミサイルを多数配備し、入り口では憲兵が小銃を装備し護衛にあたっています。

写真は西側(裏側)中央の入り口です。憲兵が見えますか?



最近、朝鮮総督府は壊されたので、より価値が増しました。
朝鮮、台湾の総督府と日本の国会議事堂は大きな共通点があります。

上から見ると分かりますが、「日」の形をしているのです。



高さが60mある中央塔からは、台北の街がほぼ全体見渡せたそうです。また、塔には台湾初のエレベーターが設置されるなど、当時としてはハイテクの建物でした。

総督府を設計するにあたり、1907年、日本政府による設計コンペを実施し、長野宇平治の作品が選ばれました。
しかし長野の作品は中央塔が低く、外観の装飾が簡素であったため、主催者がその設計をもとに森山松之助を起用して大幅な修正を加えて、現在の形になりました。
したが長野、塔が森山の作品というイメージです。
7年の建設期間を経て1919年に完成しています。

現在も総統府として使われているために、観光用の入り口では、パスポートをしっかりと記録され、手荷物検査、金属探知器を通り、見学証を貼って、やっと見学可能になります。





中では、ボランティアが丁寧に説明してくれました。

日本語で書かれたパンフレットと売店で購入した『総督府から総統府へ-建築の物語-』です。




北側には、中央銀行である「台湾銀行」がありました。



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さわやか中欧 見てある記 -1-
ベトナム・ホーチミン みてある記 -1-
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