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初等社会科教育法 全体振り返り(6)

2023-02-06 07:26:26 | 大学・社会教育講義資料

初等社会科教育法 全体の振り返り

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1.子どもたちの意欲を引き出す導入の仕方について
 単元や各授業における導入の工夫の重要性について学ぶことができました。私自身ミニ授業や模擬授業を受けてきて、単元や授業の最初に興味・関心を抱くことが出来るとその後の授業に対する意欲や集中力が上がることを実感しました。そこで、子どもたちの意欲的に取り組む姿や集中力を引き出すために導入の展開を工夫していきたいと思いました。その工夫として、これまでの講義で出てきたミニクイズを活用していきたいと考えました。これまでに講義を通して、教師から子どもたちにクイズを出したり問いかけをしたりすることで、子どもが自分自身で考えるきっかけになったり、それまでに学習してきたことを振り返るきっかけになったりするのだと学ぶことができました。また課題の設定についても、教師だけで課題を立てるのではなく子どもの意見や考えも取り入れることで、自分の学びなのだという自覚が芽生えるきっかけになり、意欲的に学ぶ姿をひき出すことにつながるのだと学ぶことができました。

2.ICT機器の活用について
 ICT機器の活用について、教師の負担が減ることに加えて、子どもたちの学びが深まる可能性が高まるということを学ぶことができました。タブレットやパソコンにその日の授業のまとめや板書などがデータとして残ることで見直しがしやすくなったり、授業中に活用することでクラス内で考えを共有しやすくなりリアルタイムで友達の考えに触れることができるという良さがあることを知ることができました。また授業を実施していく中でパワーポイントやスクリーンを活用していくことの良さも感じました。子どもたちの視線を集めることができたり、子どもたちの「楽しい」と思う気持ちをひき出すことができるので、興味・関心を抱きやすくなることを学ぶことができました。パワーポイントではアニメーションを工夫してより楽しさと見やすさを意識していきたいと思いました。
またICT機器の便利さを踏まえて、教師自身が担う部分とICT機器を活用する部分とを効果的に使い分けられるようにしていきたいと考えました。

3.全員参加型の授業について
 全員参加型の授業について、子どもたちの理解度を見える化することの大切さについて学ぶことが出来ました。これがきっかけとなり教師は子どもたちに対する支援や展開の工夫の必要性について考えることができるため、講義でも紹介がありましたが、子どもたちの口を動かす様子やおでこの前で挙手をする姿などをよく見ていくことを大切にしていきたいと思いました。また子どもの姿を一方向から見て判断するのではなく、この子はどのように授業に向かっているのだろうといろいろな方向から見ていくことを大切にしていきたいです。

4.模擬授業を通して
 他のグループの模擬授業を受けてみて、子どもと教師のコミュニケーションの大切さについて学ぶことができました。子どもの発言に対して相槌を打つことに加え、子どもと目を合わせて頷いたり話しかけたりすることで、子どもたちが安心して授業を受けられるようになると思いました。教師がただ一方的に授業を進めていくのではなく、子どもの意欲的に学ぶ姿をひき出すことができるように、一緒に授業を進めていくことを意識していきたいと感じました。また授業の展開についても、子どもたちの興味・関心を掴む工夫をたくさん見ることができました。特にパワーポイントの作り方やアニメーションの付け方など、目を引く工夫を知ることができたので真似していきたいと思いました。

 最後にこの講義全体を通して、授業を受ける立場と実際に授業をする立場に立てたことがとても良かったなと思いました。受ける立場に立つと、「この進め方おもしろいな」や「こんな工夫もできるんだ」と吸収することがたくさんあり、また実際に授業をしてみると、授業をする際の難しいと感じる部分や反省点を見つけることができたり、どんな授業をしたら子どもたちの意欲的に学ぶ姿をひき出すことができるだろうと、これまでにミニ授業や他グループの授業をうけて「おもしろい」と感じた工夫を参考に実際に考えることができたので良い経験になったなと感じました。ミニ授業や模擬授業から吸収した学びや経験を今後に活かしていきたいです。


○講義から得た学び
本講義では小学校社会科の授業づくりに必要な教師の視点や方法、さらに授業技術を学習指導要領の確認と学習指導案と資料の作成など、土井先生の模擬授業を通して実践的に学ぶことができたと感じる。毎時間のICTを活用する授業を受ける経験をし、また模擬授業で実際に活用することにより、ICTの活用力も多少身についたようにも感じる。私自身は教員志望ではないものの、人の興味の引きつけ方や、話し方、人前に出て授業(これはプレゼンやグループワークなどにも言えると思うが)をする時の構成や工夫など汎用的な部分で特に自分にとって大きな学びとなったと思う。

○学びの内容
具体的には、導入の重要性やICTを活動や内容によって効果的に指導すること、深層心理を利用して授業を考えることなど今までにあまり重きを置くことができていなかった点で学びを深められた。今まで発問内容やタイミングに関わらず、児童に発言してもらう場面で挙手制を前提に考えていたところがあったが、おでこの前でハンドサインで表したり、初めから全員起立をして周りを見ることができるようにした上で分かったら座る、または発問の仕方を発問内容によって工夫する(選択肢を用意したり頭の中で想像するのみにとどめる)などというアイデアは、今まで自分自身の小学校中学校生活の中でも経験があまりなく、教育実習でも反省点として出ていた部分だったので新たな気づきを得られた。挙手制にすると良い面もあるとは思うが、分かっていても自信がない子や分かるが故に発言することに価値や興味を感じていない子、知識が不足しているだけで答えられない子などさまざまな子どもたちが授業から漏れてしまい、全員参加の授業を作り上げることは難しいと以前から感じていたことが自分の中であったため、本講義でその改善案が見つかった。

○模擬授業での発見
また、小学校社会科についての知識や指導法について先生の模擬授業や自分たちで行った模擬授業から実践的に学ぶことで、リアルにイメージしながら児童視点でも教師視点でも多くの気づきがあったと考える。実際に自分たちのグループで行った模擬授業では、指導案作成をしていく中で、グループで意見を出し合いながら「実際の小学生を目の前にした授業だったらこれは成り立たないのではないか」「導入からまとめまで1つ1つ何を目的にしてその活動では何を学んで欲しいのか明確にしなければ、ただ指導案の通りにやるだけになってしまうね」といったような意見が出て、自分にはなかった視点や新たな気づきがあった。また、実際に行ってみてICTの機器の取り扱いや授業での活用が想定しなかったところでうまくいかなかったりしたことも、本講義で経験できたことはよかったと思う。

○他グループの模擬授業と自分に活かしたいこと
そして、他のグループの模擬授業ではグループの数だけ多種多様な授業のアイデアや構成、ICTの活用方法があり、タメになった部分が多くあった。スライドが工夫されていて見やすかったり、話し方が元気で興味を惹きつけるように演じていたり、児童役が発言したことを肯定しポジティブな雰囲気で進めていたり、他学生の授業をつくる姿勢から自分にも生かしたいと思う点に気づくことができた。教材研究については、これからより学びを深めていきたいと思った。

○講義全体の感想
本講義を通して、小学校社会科においての指導法のみならず授業づくりの一連の流れやその詳細なアイデアまで学ぶことができた。その中で自分に不足している知識やこれから学びを深めていくべき点などについて気づくことができた。本講義で学んだ知識をこれからの大学講義での模擬授業やその後の授業実践に積極的に活かしていきたいと思う。

1.ICT活用について
ICTを活用した授業や学習指導は「子どものため」に行うという意識が強かったけれど、この講義を通してアンケートや現場の先生方の活用法を知ったことで、教師の働き方にも大きな影響があることを学びました。特に対面でZOOMを活用するというアイディアには出会ったことがなく、とても驚かされました。子どもたちの考えをチャットで共有したり、パワポにみんなで書き込んだりする活動は、とても効率がよく、子どもたちも仲間の考えに触れながら学びを深めることができると思います。また、ICTを活用することは、事情があって教室にいけない子や特別な支援が必要な子にはオンラインで学習する機会を提供できるなど、時代にあった学習方法という見方だけでなく、一人ひとりにあった教育を形にすることにもつながります。ICT活用を支援という視点から考えることも大切だと感じました。
一方で、ICT活用はどの場合でもプラスに働くわけではないとも考えます。活用を計画する場合は子どもの現状や授業のめあてと照らし合わせ、最適な使い方を検討することが重要だと思いました。これからの時代、子どもたちがデジタル活用を避けて生きていくことは不可能に近いと言えます。モラル的な面も合わせて絶対に必要な能力になるので、しっかり指導できる準備を今のうちからしておくべきだと感じました。

2.全員参加型授業
 この講義を通して、全員参加型授業のコツを知ることができました。特に印象的だったのが「指示の出し方」です。例えば、「分かる人?」ではなく「あてられると困る人?」と尋ねること、手を額に置いて一斉に指番号で答えさせるなど、細かい工夫がある指示の出し方を身に付けることが出来たと思います。実際に学校現場に携わらせていただいていますが、授業についていけず参加するのをあきらめているかのような児童、当てられるかもしれないと不安に感じている児童など、一人ひとりが様々な思いを抱えて授業に参加していることを実感しています。特に多いのが、「分からないこと=恥ずかしい」と感じている児童です。児童の実態を捉えるために「見える化」すると考えるのであれば、「分からない人~?」という聞き方でも良いと思います。しかし、これではきっと、児童の手はあまり挙がりません。しかし、「当てられると困る人?」と尋ね方を変えることで、分かるけど自信がない児童も安心感をもって挙手することができると思います。全員参加の授業を作るためには、学習面や授業方法を知っているだけではなく、子どもたちの気持ちの面から理解し、寄り添う姿勢も大切です。「見える化→評価→支援」の流れを重要視しながら、子どもたちが授業に参加しやすい雰囲気づくり、教師の支援をこれからも考えていきたいです。

3.児童の考えを深める指導
 土井先生や仲間の模擬授業では、児童の考えや学びを深める工夫がちりばめられていました。例えば、導入で活用していたカルタでは、一見、目的の見えないところからのスタートに感じるけれど、カルタを進めていくことで段々と答えが見えてくる感覚があり、「何を勉強するんだろう」「だれが出てくるんだろう」と自然に学びへと引き付けられてました。そして、授業の核となる部分であえて(  )をつけて提示し、そこに入る内容を最後に考えさせるというまとめの展開を作っているものもありました。学びに対する目的が子どもたちにとっても理解しやすく、考える授業になると感じました。めあて(目標)の設定については、「○○を知ろう」ではなく「○○を説明しよう」にし、児童が学びをより自分事として捉えるように工夫することも学びました。その他、思考ツール活用など子どもの学びを整理する手立てになるものも活用されていました。これらの学びを生かし、私も子どもたちが自然と入り込める授業づくりができるようになりたいです。

4.模擬授業をとおして
 みんなの模擬授業では、どの班も授業で学んだことが活用されているのを感じました。どの班も工夫があり、毎回学びにつながっていましたが、特に印象的だったのが、4班の模擬授業です。この授業では、考える活動の際、「個人→グループ→個人」という段階に分けていました。こうすることで、自分の中にある知識を使って思考する時間、仲間の考えを聞いて新たな気づきを得る時間、それらを自分の中で総合して考えを深める時間という3つの流れができます。これはまさに「主体的・対話的で深い学び」に繋がっていると感じました。また、児童の発言を復唱したり、キーになる部分で追質問(「なぜそう考えたの?」など)ができており、学習するべき大事な部分をクラス全員が理解できるように工夫していました。

最後に
 土井先生の授業は今までの授業と違って、先生が実践的に分かりやすく教育法を教授してくださる印象があり、自分の中のモチベーションを高く持って授業に参加していました。時に児童としての目線で考え、教師として考え、二つの視点で指導を見つめることの大切さを改めて実感しました。模擬授業では、最初は余裕が無くて授業の流れや活動の大まかな構成などにしか目を向けられませんでしたが、振り返りを見ると、回を重ねる度に細かい視点を持って模擬授業に参加できるようになっていたことに気付きました。この15回を通じて、教師としての力を身に付けることができたと知り、嬉しかったです。この実践的な学びを忘れず、教採や現場に出た際にも生かしていきます。半期間、ありがとうございました。





 

1. 全員参加型の授業について
私が小学生のころに受けていた授業では、基本的に挙手した人だけが当たり、そのまま流れるように授業が展開されていた。全員参加型の授業をとりいれることで子ども達はいつ当たるかわからないという緊張感から、毎回考えるということに対してしっかりと取り組むことができるだろうと感じた。
例えば、クイズで全員を立たせて参加させたり、質問をする際に選択肢の数字を指で表現したり、全員が授業に参加して学ぶことができる環境を設けられるようにしたい。

2. ICTを活用した授業について
私は自分自身がICTを活用した授業を受けた事がなく、タブレットなどの機器を使うことには少し抵抗があった。授業に関係のないことをしたり、使い方に差が出たりすると思っていたためである。また、自分が教育実習で行った学校でもICTはまだまだ活用しきれていないように感じた。しかしこの授業でICTを活用できる場面はたくさんあるのだと知ることができた。特にカフートなど児童が楽しくクイズに参加できるのでとても良いと思った。振り返りでzoomのチャット機能を使用するなど、今後もっとうまく使えるようにしていきたい。

3. 授業の工夫について
また授業内でのスライドに色や音を付けたり、写真・動画を用いたり、子ども達の興味を引くような工夫がたくさんあった。ルーレットで発表者を指名したり当てられたら困る人を尋ねたりと、子ども達が常に考える時間を設けることができるような工夫が重要なのだと感じた。また子供たちが授業に飽きてしまわないように立ったり座ったりと体の運動を取り入れることで飽きることなく授業に参加できると学んだ。

4. 模擬授業について
まず、指導案を作成する際に学習指導要領の内容を参考にして書けばよいということを学んだ。今まで学習指導要領を見ながら指導案を考えていても、どこか内容がずれていってしまうことがあった。学習指導要領に沿って指導案を作ることで内容がそれていかない為、今後生かしていきたいと思った。模擬授業ではどの班もたくさん工夫がされていて、毎回楽しみながら授業に参加することができた。特に10班のごみを自分たちで分別する作業が印象に残っている。イラストがあることで分かりやすく、ごみの分別という身近な作業で子ども達が実際に取り組むことができてとても良いと思った。

感想
今まで教科書を用いて授業をすることが当たり前で、ICTを使用した全員参加型授業はとても斬新で面白かった。社会の勉強は教科書とノートを並べて暗記することがほとんどであったが、このような実践的な活動を取り入れたいと思った。毎回の授業内容がとても頭に残っていて、子どもたちにとっても印象に残る授業になると思うので、教員になった際には活用していきたい。


・ICT活用方法について
ICT機器が小中学校でも導入され、授業での活用方法を大学ではあまり学ぶことができませんでしたが、有効な活用方法を広く学びました。共有パワーポイントやKahoot!、Zoomを利用することで今までよりも効率よく学びを深められると強く感じました。実際に私も模擬授業の際に利用しましたが、共有の設定を間違えるなどの様々な困難もありましたが、何度も使うことでさらに子どもの学びを深められる授業を作っていけると思ったので、これから積極的に使っていきたいと思います。

・全員参加型の授業について
全員参加型の授業では、「誰もが考える環境を作る」ということがとても印象に残っています。例えば、頭に拳をあて数字で自分の意見を発表することや、立って音読し、回って音読し、正面に戻ってくるまで何度も音読することは、誰もが参加せざるを得ない授業を作り出していると思います。そうすることによって、誰もが授業に参加することができ、クラス全員で学びを深めていけると感じました。今までは、発言者は挙手した人だと思い込んでいましたが、クラス全体で学びを深めるために全員参加型の授業を作っていきたいと思います。

・思考ツール
思考ツールは学習意欲向上ツールであり、子どもの考えを可視化するものであると感じました。学習意欲向上ツールは簡単に授業の中で取り扱うことができるため、積極的に利用することによって子どもの考えが明確にわかると感じました。知らない思考ツールもまだ多くあるので、使い方を学び、有効に活用していきたいと感じました。

・模擬授業を通して
他の班の模擬授業を受け、楽しく授業を進めるための工夫がたくさんしてあり、とても勉強になりました。今回の模擬授業では、ほとんど教科書を使わず、先生(班)のオリジナルの進め方の授業であったため、より新しい授業だと感じ楽しいと思えたのではないかと思います。短い授業時間ではありましたが、ICT機器や思考ツールが多く盛り込まれており、工夫を感じる授業が多くありました。また、様々な単元の授業でも工夫をすることで子どもの興味を惹きつけられる授業を作ることができることを学びました。

・感想
土井先生が毎回楽しそうに授業をしてくださる姿がとても素敵でした。小中学生のころ、いつも明るく楽しそうにしている先生の授業が大好きでした。反対に、いつも淡々と授業をこなす先生の授業には、あまり魅力を感じない自分がいました。私もいつでも楽しそうに授業をし、子どもたちを巻き込んでいける授業をしていきたいと思いました。また、ICTを活用することにとても不安を感じていましたが、この授業を通してこれからは使っていきたいと強く感じるようになりまし

1.ICTの活用方法について
 私は今まで、授業でICTを活用するのはリスクがあると感じていたため、実習では使えませんでした。自分自身がICTを活用した授業を受けた経験は少ない上に、実習で行った小学校でもICTは多用されていませんでした。そのため今回の講義を通して、授業でICTを活用できる場面について多く学ぶことができたので良かったです。特に、導入部分でのICT活用は非常に効率がよく、子どもの興味をひくことができるものが多くあると分かりました。Kahootやパワーポイントをうまく使いながら、子どもの興味をひくことができるような授業構成ができるようにこれからも学びたいです。

2.全員参加型の授業について
 挙手の方法や、発言者の決め方など基本的なところを少し工夫するだけでも参加する児童の割合がかなり多くなることが分かりました。ICTの活用ともつながってきますが、発言者をルーレットで決めることは、常に児童にいつ当たるか分からないという緊張感がはしるためとても有効だと思いました。また、土井先生の授業では「全員立ちましょう」という瞬間や「隣の人と話してみましょう」という時間がとても多く、他ごとを考えたり、ぼーっとしてしまったりする時間がつくられず、自然と全員が授業に集中できると感じました。パワーポイントに書き込む時間をつくったり、発言するタイミングをつくったり、挙手させたり、クイズにしたりなど、活動内容を多く取り入れることが重要だと分かりました。

3.振り返りの方法
 今まで、振り返りは教師が評価するためだけのもので、最後に感想を書いて終わりというイメージでした。しかし、今回の講義ではリアルタイムで振り返りを共有するという方法を知り、私の中の常識が崩れたように感じました。子どもたちがお互いに振り返りを読むことによって新しい視点を知ることができたり、その場で感じたことを気軽に文字に表すことができたりするため多くの利点があると感じました。また、振り返りを分析することによって、子どもの振り返りの中にどんな言葉がよく使われていたのか、何が一番印象に残ったのかということが分かるため、教師の振り返りにも有効であると感じました。

4.模擬授業を通して
 導入部分が工夫されている授業が多く、楽しく模擬授業を受けることができました。設定や授業の構成そのもの、クイズ形式など、自分では思いつかないような工夫がされており、新しい発想をたくさんもらうことができました。印象に残っているのは、裁判の授業です。裁判には色々な役職がいるため、誰がどんな役割なのか理解しがたい内容だと思います。このような授業の時には例や設定が大切であると改めて感じました。また、毎回同じような授業構成では児童が飽きてしまうと思います。そのため、今回の模擬授業で仲間から得た授業案を覚えておき、実際に教師として教壇に立った際には使わせてもらいたいと思いました。

○最後に
 この授業では、今まで大学で受けてきたどの授業よりも実践的な内容が多く学ぶことができたと感じました。社会の授業は、小学生のころから今までずっと苦手意識を持っていました。歴史についての興味が全くなかったため、暗記しようとしてもなかなか頭に入らなかったからです。しかし、このような自分の経験があるからこそ、授業構成や導入の大切さがよく分かりました。特に最後のアンネの日記の授業を聞いた際には、つまらないと感じることなく、自ら意欲的に話を聞いていました。今回の講義の学びを踏まえて、子どもたちの意欲を掻き立てるような授業を目指したいです。また、社会以外の他教科に活かすことができることも多くあったと思うので、他教科での活かし方についても考えていきたいと思います。半年間、ありがとうございました。


 

私は、この初等社会科教育法Aの授業で、主に次の4つを学んだ。

・ICT教育について
 ICTを利用することで、プリント配布、回収、返却、採点の手間が減ることを学んだ。また、文字起こし機能を使うことで発声が苦手な子もやりがいを感じるということを知った。TeamsでAIが音読の点数を付けることができるという機能があることも知り驚いた。ぜひこの授業で知ったソフトやアプリ、機能を使ってみたいと思った。それだけでなく、調べ学習についての話も印象に残った。確かに調べ学習は時間が掛かることだ。調べたことを紙に書いたり発表したりするのではなく、チャットで共有することで調べ学習の時間短縮になると聞いて納得した。しかし、全ての調べ学習の授業でこれを行うと、人前で調べたことや意見を発表する力が身につかなくなってしまうのではないかと懸念される。ICTの利便性と、逆にICTを使うことで身につかなくなってしまう力を把握し、そのバランスを取ることが大事だと考えられる。難しいことだとは思うが、状況に合った使用ツールと方法を模索していくことが大事なのではないかと思われる。
・「見える化」することについて
 「見える化」することについての話が印象的だった。教育実習先で、よく漢字の学習で子どもたちに空書きをさせていたが、講義でこの話を聞くまでは空書きの意図がよく分かっていなかった。この講義で、空書きをさせることは「見える化」をし、評価と支援をするためのものであることを知った。他にも、国語の授業で「主人公の気持ちが変わったと思うところに線を引く」という手法がよく見受けられるが、これでは教師側から見えないという話を聞き、確かにそうだと思った。よって、「線を引く」のではなく「鉛筆を置こう」と提案することによって、教師側からも視認しやすくなるかつ子どもたちの心理的にも楽であることを学んだ。今後、「見える化」をすることを意識して授業を行っていきたい。

・「全員参加型授業」について
 「全員参加型授業」という言葉に感銘を受けた。教師は、全員が参加できる授業を行う必要があるとは思っているし理解してはいるが、できるかと言われれば自信が無かった。この講義で全員を参加させる方法をいくつか学ぶことができた。クイズなど選択肢のあるものを行う時、全員おでこに手を当てグーやパーなどで選択したものを示すやり方や、立たせて分かった人から座るなど、工夫の仕方を知ることができた。また、手を挙げた人を当てるのではなくランダムにすることで、常に当たる可能性があるという緊張感を全員に持たせることも重要だということも学んだ。

・模擬授業について(自分のでもいい)
 どの授業も、面白い授業ばかりだった。児童への声の掛け方や展開の仕方、スライドの作り方やICTの活用法など、様々な視点から見ることができ、とても参考になった。自分たちの授業を行った後、エクセルで他の人からのコメントが見られるため、自分の反省点や良かった点を確認できて良かった。

・感想
 今までにない講義だった為、楽しくもとても学びのある充実した授業でした。先ほど述べたような実践的な技術を、模擬授業を行ったり受けたりすることを通して得ることができました。この授業で学んだことを活かして行きたいです。半年間ありがとうございました。


1.ICT活用型授業について
この授業を通して、ICT活用型授業についての知識が深まった。教育実習や教職インターンを通して感じた教育現場の実際のICT活用状況については、やはりまだICTを活用しきれていないように感じるところがある。パワーポイントや授業で使うことのできるツールを用いて子どもたちに日々の授業をしていくことによって、ICT教育の時間を多く設けなくとも、子どもたちのICT活用スキルは向上していくと考える。

2.授業での工夫について
授業での工夫では、全員参加型の授業にしていくために工夫するポイントを学ぶことができた。例として、全員起立し、分からない人を可視化する手立てや、額の前に手を出し、数字に表して答えさせる方法を挙げることができる。授業中に挙手をして意見を言うことができる児童だけを育てるのではなく、出来る限り全員が参加し、発言の機会を増やしていくという方法は、自分が教員となったら取り入れていきたいと思った。

3.仲間の模擬授業について
各班の授業をみて、対象年齢を考えなければ授業事態が崩壊してしまうと思った。授業事態は全て面白味があり、子どもたちは興味をもって取り組むことができると思ったが、実際受けた中でも、大学生の自分からしても難しい活動が多く存在した。子どものICT活用の能力値を鑑みた授業をつくりたいと思った。

4.模擬授業について
自分の班の模擬授業では、クイズを取り入れたり、パワーポイントに班協働で書き込ませる活動があったりと、子どもたちの興味を引くことができる授業ができたと考える。しかし、先ほども既述したように、小学4年生に求める内容にしては難易度の高い授業であったと反省した。全員参加型のアイデアは取り込みつつ、年齢に合わせたICT活用能力を求める授業をつくっていきたいと思った。

(自分の感想)
今回の授業を通して、自分の授業のアイデアが豊富になった。将来、教育現場に入ったときに、自分がしたい授業にはせず、子どもたちに合わせた授業をつくる引き出しを増やすことができてとても有意義に感じる。今回学ぶことができた「全員参加型授業」というワードを大切にし、自分なりの引き出しを増やしていきたい。
1. ICT活用型授業
現段階における学びの形として「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的充実が求められている。個別最適な学びでは、“一人ひとりの児童のニーズに合わせた学びの提供”、協働的な学びでは“多様な他者との協働”を重視して授業を考える必要がある。そこで1人1台端末を導入し、ICT活用を取り入れた授業の実施方法を学んだ。Zoomのチャット機能やPowerPointへの書き込み、テキストマイニングを利用した振り返りの共有などは、模擬授業においても活用されていたた。その他にも、TeamsやGoogleフォーム、Google Classroomなども活用して全員Output型授業の実現を目指したい。

2. 全員参加型授業
全員参加型の授業として、教師の発問の仕方に対する工夫を学んだ。例えば、「わかる人?」という質問は、手を上げなければ当たらないと考える児童や、聞いていない児童の不参加を生んでしまう原因になる。「あてられると困る人?」のように質問の趣向を変えることで不参加の生徒数を減らす効果が期待できる。このように、教師側の支援として小さな工夫が授業の参加率を大きく引き上げる可能性がある。「子どもの視点になって考える」ということを重視して、教師の発問や具体的な支援方法を考えることが大切である。

3.思考ツール
思考ツールは、学習意欲向上ツールであり、情報の整理分析に非常に役立つものであると学んだ。また、思考ツールごとに特色が違っており、「比較する」「分類する」「関連付ける」など、その用途によって使い分けることができるため利便性が高い。利用にあたって、講義で紹介されていた思考ツールの聖書を参考にしたい。すべての教科において、情報の整理分析は必要となり重要度が高いため、積極的に思考ツールを活用していきたい。

4.模擬授業
全10班の発表を聞いて、共通して良いと感じた点は「全員参加型の授業」への意識を高く持っている点である。導入をクイズ形式して学習内容に入りやすくする工夫や展開部における班での話し合いや発言のさせ方が平等にする教師の支援があり、非常に参考になった。授業を全員参加型に変えることで、学級の1人1人が意見を言いやすい環境を「協働的な学び」を実現させたい。

(自分の感想)
第1回目に行われたアンケートでは、社会はあまり好きな教科ではないと回答しましたがその考えが変わりました。社会とは、“知れば知るほど面白い教科”だということが分かり、少し好きになりました。全15回の授業の中で私が最も印象に残った授業は、第15回の土井先生の模擬授業「アンネの日記はなぜ破られた?」です。授業の学習課題の「アンネの日記」だけに触れるのではなく、アンネ=ユダヤ人、ユダヤ人=迫害のように連想される言葉についての理解を次々に深め、それらが1つの線で繋がっていくような授業で、非常に興味深い内容でした。子どもに「学びたい」と思わせる授業にするためには、教材研究をはじめ、教員が勉強し続けることが大切だと気づきました。
1 社会科とは
社会科とは、社会認識を通して公民的資質・能力を育成する教科で、社会科の授業の目的は「見えるものから見えないものを見えるようにすること」だということを学びました。これは私の中でとても腑に落ちる内容で、社会科の授業でそのものの裏側や思いを知ることで子どもたちの社会に対する視野が広がっていくのだと考えました。教師の視野や見方が充実していないと授業もそれ相応のものがつくれず、子どもたちの視野も広がっていかないため、教員の継続的勉強が求められると感じました。

2 全員参加型授業について
全員参加型授業のコツとして、「当てられたら困る人」を聞くこと、何か質問したときにハンドサインで示すこと、「立つ」を活用することです。これらは模擬授業でもたくさん使われていたため、かなり定着しました。「立つを活用する」とは、例えばクイズのときや音読のときにわかった人から座ることです。どれだけ授業にやる気がなくてもみんなが立っていたら立たないといけないという気持ちになるし、誰がどこで悩んでいるのかという「つまづき」に気づくことができます。また音読するときに方向を変えることは、子どもたちのカウントの助けにもなるし、教師による子どもの状態把握にもつながります。立つことを適宜取り入れることは様々な効果があることを感じました。さらに、パワーポイントの共有機能は本当に便利でした。個々で操作しながらグループでの取り組みができるから、みんな手を動かすことができ、全員参加につながると実感できました。

3 ICTの活用について
この授業で、ICTの新しい活用法やアプリをたくさん知り、ICTでできることはこんなにたくさんもあるのかと驚きました。これだけたくさんのツールがあっても、使いこなせるようにならないと意味がないので、これからできるだけ取り入れていきたいと思っています。欠席児童の連絡も不登校児への対応もICTでできるのはとても便利だと思いましたが、不登校児は直接会ったり、親御さんと直接お話したり、必要とされているんだという気持ちを伝えることは忘れてはいけないと思いました。アナログとデジタルの使い分け、いいとこどりは計画的にやっていくべきだなと感じました。

4 自分たちの模擬授業について
私たちの班は愛知県の単元の導入として都道府県の授業をしました。具体的な授業方法がなかなか浮かばず、単元を変える話も出ていたくらいですが、最終的に「楽しかった。」と言ってもらえる授業を展開できてとてもよかったです。私たちは、クイズ作りを大きなテーマとしました。クイズを作るためにその県について調べて詳しくなれるし、ヒントをだんだん難しくしていくなど組み立てのプログラミング思考を育成できるように意識しました。もう一つ工夫した点として、お題となる都道府県を、「県名と県庁所在地が違う都道府県」かつ「みんなが詳しく知らなさそうな都道府県」に指定したことです。より効果的に学べる場の設定をしました。

5 仲間の模擬授業について
他の班の模擬授業もとても素晴らしいものばかりでした。裁判について取り扱った8班の授業がとても心に残っています。NHKの動画を見ることで理解も深まるし、何といっても実際に裁判員になったことを想定して両者の立場になって考えることは、視野が広がり思考力も高まるためたくさんの力がつくと思いました。内容も子どもの心をくすぐるもので、楽しそうに授業を受けている子どもたちが想像できました。

〔感想〕
社会の内容だけではなく、全員参加型授業のコツやICTの活用などこれから役に立つことも学べてとてもよかったです。特にICTの活用はこれから頑張っていきたいと、この授業を受けたから思うことができました。半年ありがとうございました。
(1)全員参加型授業
 授業に全員参加できる活動を多く取り入れることで、子どもたちが授業を受けざるを得ない授業づくりができるのだと学んだ。講義では、おでこにこぶしを当ててクイズに回答する活動や全員をその場で立たせて座ることで理解の有無を確認する活動などを実際に体験した。これらの活動は体を動かすため、視覚的に全員参加していることを実感でき、全員参加しているので参加しなければと子どもたち同士でも参加を促す効果があるのではないかと感じた。私自身もそうだが、やはり授業に集中できる日やどうしても頭に内容が入ってこない日など、日によって授業を受けているモチベーションは変わるものである。全員が参加できる活動を授業で行うことは、その日の個人の授業へのモチベーションに左右されることなく常に考えて授業を受ける習慣も身に付けられると感じた。教師の活動の工夫次第で子どもの授業への参加への態度は変えられるのだと学んだ。
(2)ICTを活用した授業
 ICTを授業内に効果的に用いることで、子どもの思考を整理しやすくすることができたり共有を効率よく行えたりなどのメリットが多くあることを学んだ。私はこの講義を受けるまで小中高とICTを活用する授業にはほとんど触れてこなかったため、初めてこの講義でICTを活用した授業を受け、驚いた。子どもの思考を助ける思考ツールを用いてグループ活動を行い、それをパワーポイントで共有することで全てのグループの考えを簡単に見ることができるこの活動は、授業でICTを効果的に使うことのできるとても良い方法である。またkahootを導入で用いることで子どもの興味関心を掴みづらい単元を取り扱う際にも楽しんで授業を受けられるきっかけを簡単に作ることができるので、積極的に活用していきたい。ICTを効果的に活用することで子どもの授業への意欲は向上させることができると学んだ。
(3)子どもの思考を止めないための工夫
 授業の活動の中に、クイズをしたり周りの子と話す時間を定期的に取り入れたり、ルーレットで回答者を指名したりすることで、子どもの思考を止めないような工夫をすることができると学んだ。特にルーレットを用いて発言者を決めるという工夫は、子どもたちそれぞれ自分が当たる可能性は少なからずあるため、自分の考えをまとめられる力が育つと考えられる。また、ノートの使い方もただ板書をするだけではなく、自分の感じたことや考えたことを基にまとめていく自分の考えを作る場として利用させることで、授業で得た学びが明確になるはずである。このような工夫を学んで、授業づくりでは子どもたちが常に考えられるような工夫をすることが大切であると改めて感じた。
(4)模擬授業
 模擬授業では、実際に全員が参加できる活動をどうやって授業に取り入れるのか実践的な学びが得られた。自分の班の模擬授業で担当した単元がクイズにしやすい内容であったが、それを取り入れてどのように授業を展開していくか悩んだ結果、子どもたちにクイズを作ってもらうという授業を行った。他の班の模擬授業でも同じように子どもたちがその授業の主役だと感じる授業が多く、子ども主体の授業を作る様々な方法を知ることができた。また資料等を活用して班ごとにまとめることで、調べる内容が同じであっても新たな発見を見つけることができるので、社会科で調べ学習やグループ活動を行うことは効果的であると実感した。
【感想】
 講義全体を通して、子どもたち全員が授業に参加できる授業づくりの本質を学べたように感じた。今までの社会科の授業のイメージは、習った知識をひたすらノートに書く暗記科目のイメージで、社会科の授業でクイズやグループで考える活動を行うイメージが具体的に持つことができなかったが、見本の授業やICTの活用方法、班での模擬授業など色々な活動を通してかなり具体的に実践方法を学ぶことができ、とても学びの多い講義だった。講義を受けるまで教員になって社会科の授業を行うことへの不安が大きかったが、今はどんな授業をしようか考えるのが楽しみになってきた。この講義で学んだことをしっかりと活かして、子どもたち全員が積極的に参加する授業を行いたい。

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