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哲学入門93 西田幾多郎 善の研究

2019-04-25 05:22:06 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門


第93回、西田幾多郎 善の研究です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=gAmXKGV3p-o

デジタル大辞泉の解説を見てみましょう。
【西田幾多郎】

[1870~1945]哲学者。石川の生まれ。京大教授。東洋思想の絶対無を根底に置き、それを理論化して西洋哲学と融合する西田哲学を樹立した。文化勲章受章。著「善の研究」「芸術と道徳」「哲学の根本問題」など。


西田幾多郎の長女・弥生の長男が、戦後の社会科をつくった上田 薫 先生です。

西田幾多郎


日本で唯一の哲学者といえるかもしれません。

日本には、哲学者の研究家はたくさんいますが、哲学者そのものは西田しかいないのです。



自分の頭を使って、先人の考え方を用いて、ゼロから考えていきました。

西田は、


西洋哲学は、論理、結局「言葉」です。
言葉は、分けることです。分かるは、分けるなのです。

人>男・女>30歳代の男>日本に住む30歳代の男 など、分けていくことで限定されていくのです。

東洋は、分けるのではなく、全体を感覚的にとらえるのが得意なのです。



純粋経験の時に、真の自我が出るというのです。



知情意一体の人格が善。難しいですね。



東洋思想と西洋哲学を融合したということで西田哲学といわれるのです。




西田哲学の理論

1 純粋経験論
 禅仏教の「無の境地」を哲学論理化

2 自覚論
 純粋経験を自覚することによって自己発展

3 場の理論
 自覚など、意識の存在する場

4 絶対矛盾的自己同一論
 その場が宗教的・道徳的に統合

やはり読んでみないと分かりませんね。

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