昨日(6月14日)の中日新聞のコラムの一部です。
▼河村たかし市長は江戸期の天守再建が悲願で、当時はないエレベーターに冷淡。現時点で固まったのは、石垣レベルの地上から五階建て天守の一階までの小ぶりな昇降機設置にとどまる。しかし再建といっても、消火設備や照明などは必要で江戸期のそれの完全再現は不可能。エレベーター排除と嘆く人の気持ちは分かる
江戸期の天守再建は、歴史好き、城好きの人の総意だと思います。
名古屋城は内部構造がしっかり記録されており、またふすま絵等も疎開していたために、当時のものが残っています。
二の丸御殿、本丸御殿が、当時のように再建されていると同様、天守も木造で建てるのは可能です。
100年から200年経てば、国宝級となるでしょう。
再建といっても、消火設備や照明などは必要で江戸期のそれの完全再現は不可能
これを書いた人は意味がわかっているのか???
国宝犬山城や姫路城でも、消防施設、照明施設はあります。
当時のままの施設に足すだけです。
エレベーターは全然違います。
木造では、常時振動している可動域を支えるのは構造上無理です。むしろ危険でしょう。
名古屋城は、人類の貴重な文化財。しかも数少ない、再建できる文化財。城郭として国宝第一号に指定された、文化的にも非常に高い価値を持つものです。
どうかそのまま、再建してください。
過去と未来の人のために・・・・