週刊池上彰と学ぶ日本の総理 高橋是清
総理としてはわずか212日だけの在位でしたが、その前後での大蔵大臣として大きな存在感を見せた高橋是清。
その生き方はドラマチックです。
池上流3つのポイントは
1 財政の天才
世界恐慌後の日本を救いました。
財政の天才とよばれています。
その手法は、後の日本に大きな影響を与えました。
2 数奇な前半生
アメリカでの奴隷生活やペルーでの銀山経営など、とんでもない人生を送ってきました。
3 二・二六事件で殺害される
軍事費の膨張を抑えようとして、軍部の一部に敵視されました。
【21号】
*高橋是清
財政の天才 だるま宰相
◆高橋是清総理誕生
◆プロフィール 高橋是清
◆大仕事 大一番
日本を救った 7度の大蔵大臣就任
◆交友交際図
◆追跡!総理212日
◆人物伝 総理への道
「七転び八起き」を絵に描いたような人生
◆池上彰の5分でわかる政策
「高橋財政」
◆宿敵 床次竹二郎
◆写真で見る世相 大正12年(1923)
軍縮条約で失業者が増加
◆リーダーの魅力
高橋是清の名言・人間力
◆派閥人脈
高橋是清総裁時代(大正10年代)の有力政治家群像
デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説
高橋是清 たかはし-これきよ
1854-1936 明治-昭和時代前期の政治家。
嘉永(かえい)7年閏(うるう)7月27日生まれ。明治44年日銀総裁。大正10年暗殺された原敬(たかし)のあと首相・政友会総裁となる。13年衆議院議員。昭和2年の金融恐慌では蔵相として支払猶予令を施行,6年金輸出再禁止を実施。11年2月26日二・二六事件で暗殺された。83歳。江戸出身。本姓は川村。幼名は和喜次。著作に「経済論」「高橋是清自伝」など。
【格言など】景気がよくなれば,公債は漸減する