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「ロマン主義」とは?成り立ちと絵画・文学・音楽及び作家も解説

2020-04-24 06:15:10 | 芸術の散歩道
TRANS.Bizより「ロマン主義」とは?成り立ちと絵画・文学・音楽及び作家も解説 を紹介します。

この「芸術の散歩道」シリーズは、3月31日で中断していたものを再開させるものです。

 ここから https://biz.trans-suite.jp/34656
目次です。
  • 1 「ロマン主義」とは何か?
    • 1.1 「ロマン主義」とは自由な感性を尊重した芸術運動
    • 1.2 ロマン主義は「想像的な世界観」が特徴
    • 1.3 「近代絵画」のはじまりとなった「ロマン主義」
  • 2 「ロマン主義」の成り立ちとは?
    • 2.1 「ロマン主義」の語はロマンス語で書かれた文学が由来
    • 2.2 「古典主義」への反動として「ロマン主義」が興った
    • 2.3 「ロマン主義」の反動として「写実主義」「自然主義」が興った
  • 3 ロマン主義の絵画・文学・音楽と作家を紹介
    • 3.1 フランス・ロマン主義絵画を代表する「ドラクロワ」『民衆を導く自由の女神』
    • 3.2 ドイツ・ロマン主義絵画を代表する「フリードリヒ」『雲海の上の旅人』
    • 3.3 ロマン派文学の旗手「ヴィクトル・ユーゴー」『レ・ミゼラブル』
    • 3.4 フランス・ロマン派の作曲家「ベルリオーズ」『幻想交響曲』
  • 4 まとめ
順に整理しましょう。
フランス革命でロココ期がおわり、19世紀に新古典主が始まります。
新古典主義は、ルネサンス期の古典を再び見直して点に返ろうというものです。

18世紀末から19世紀初め頃に、新古典主義に反発するロマン主義がおこります。
恋愛を美しく描いたり、民族意識を高めたり、中世へのあこがれを作品に描きました。代表する画家が、前回紹介したドラクロワです。

続いて、1850年頃から、庶民の目線で作品制作をしたのが写実主義です。誇張でなく、現実をそのまま見たままに描きました。農村や海など自然を多く描いたのが
ミレーやコローです。「種をまく人」ですね。

ここで時代を変える人たちが出てきます。
19世紀に登場した印象派で、自然をリアルに描く描き方に対し、その瞬間を見たままに印象を描きとめました。戸外でデッサンする、自然風景が多いのが特徴です。
代表する画家はモネやルノワールです。わかりますね。

印象派の画家が見て感じたままを描き止める画風に対し、象徴主義は画家の内面にあるものを作品に投影して描きました。代表する画家はルドンやクリムトです。

その流れの中で、お読みください。

まとめを紹介します。
1700年代の後半から1800年代の中頃にかけて、ヨーロッパの芸術家たちが分野を超えて発展させ、近代芸術の基礎を作った芸術運動がロマン主義です。
ロマン主義以前は、古典主義と呼ばれる古代ギリシャ・ローマの美術様式を受け継ぐ厳格な芸術の時代でした。これに対してロマン主義の芸術家たちは自由な感性を大切にし、感情や情熱を表現しました。
日本においては、近代社会への動きが出てくる1800年代末からロマン主義の動きが起こります。文学では北村透谷や与謝野晶子などが活躍し、島崎藤村はロマン主義から出発して自然主義文学の旗手となりました。
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