テーマは分かれるか??
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 配偶者控除 働く「壁」を残す罪深さ
・ 企業団体献金 「禁止」の約束はどこへ
読売新聞
・ 医療・介護改革 経済力に応じた負担は妥当だ(2016年12月04日)
・ NISA新制度 若者の投資促進に一役買うか(2016年12月04日)
毎日新聞
・ マグロの過食 妊娠中は気をつけたい
・ 酒税の見直し 簡素なのは度数比例だ
日本経済新聞
・ トランプ氏の政策で市場は安定するか
・ 北朝鮮制裁の厳格な履行を
産経新聞
・ 高速実証炉 「もんじゅ」の轍を踏むな
・ 覚醒剤の再犯 更生支える態勢の強化を
中日新聞
・ 地方が支える日中関係 週のはじめに考える
※ 毎日を取り上げます。
酒税については文句があります。
「ところが、日本ではビールの税額が突出して大きい。350ミリリットルあたり77円と、ドイツの19倍、米国の9倍という。同じ度数に換算すると焼酎などの4倍以上の税額をかけている。輸入品や高級品に高い税金を課してきた名残が、ビールだけに生きていると言われる。
業界は重い負担を回避するため、1990年代以降、技術開発を重ねてきた。麦芽の比率を下げたり、他のアルコール分を加えたりし、税金が350ミリリットル47円の発泡酒や同28円の第3のビールを生み出した。その度に税務当局は、工夫の芽を摘むように抜け道をふさいだ経緯がある。
今回、政府・与党は3種類あるビール類の垣根を取り払って55円に一本化するという。「似た味の飲み物なのに税額が異なる市場のゆがみを是正する」との考えだが、ビールへの税が突出して高い酒税全体の構造的なゆがみは放置したままだ。
また、醸造酒のくくりで日本酒とワインの税額をそろえ、720ミリリットルで日本酒約86円、ワイン約58円が、いずれも72円になる。減税によって日本酒の消費を促す考えもあるようだ。不可解なのはチューハイ類も「簡素化」を名目に、増税することだ。第3のビールと同じ350ミリリットル28円が約35円になる。第3のビールとともに、消費者に人気の酒類を狙い撃ちした「大衆増税」の色彩が濃いと言わざるを得ない。」
「簡素で明快なのは、欧米が基本とするアルコール度数に比例した税額設定だ。この考えでウイスキーや焼酎など蒸留酒は97年から段階的に、度数が同じ場合、同じ税額になるようにした。これにならえばビールなどは最も税額が小さくなり、ビールは350ミリリットル15円程度で、チューハイ類は度数8度のものは同30円程度である。」
基本その通りです。
それにしても、企業努力で発泡酒や第3のビールを生み出したのに、同じ税額では納得できません。
「似た味の飲み物なのに税額が異なる市場のゆがみを是正する」というが、ビールと発泡酒や第3のビールでは全然味は違います。
味のわからない人に税率を決めてほしくはありません。
「簡素で明快なのは、欧米が基本とするアルコール度数に比例した税額設定だ。」も一理ありますが、うまさも重要です。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 配偶者控除 働く「壁」を残す罪深さ
・ 企業団体献金 「禁止」の約束はどこへ
読売新聞
・ 医療・介護改革 経済力に応じた負担は妥当だ(2016年12月04日)
・ NISA新制度 若者の投資促進に一役買うか(2016年12月04日)
毎日新聞
・ マグロの過食 妊娠中は気をつけたい
・ 酒税の見直し 簡素なのは度数比例だ
日本経済新聞
・ トランプ氏の政策で市場は安定するか
・ 北朝鮮制裁の厳格な履行を
産経新聞
・ 高速実証炉 「もんじゅ」の轍を踏むな
・ 覚醒剤の再犯 更生支える態勢の強化を
中日新聞
・ 地方が支える日中関係 週のはじめに考える
※ 毎日を取り上げます。
酒税については文句があります。
「ところが、日本ではビールの税額が突出して大きい。350ミリリットルあたり77円と、ドイツの19倍、米国の9倍という。同じ度数に換算すると焼酎などの4倍以上の税額をかけている。輸入品や高級品に高い税金を課してきた名残が、ビールだけに生きていると言われる。
業界は重い負担を回避するため、1990年代以降、技術開発を重ねてきた。麦芽の比率を下げたり、他のアルコール分を加えたりし、税金が350ミリリットル47円の発泡酒や同28円の第3のビールを生み出した。その度に税務当局は、工夫の芽を摘むように抜け道をふさいだ経緯がある。
今回、政府・与党は3種類あるビール類の垣根を取り払って55円に一本化するという。「似た味の飲み物なのに税額が異なる市場のゆがみを是正する」との考えだが、ビールへの税が突出して高い酒税全体の構造的なゆがみは放置したままだ。
また、醸造酒のくくりで日本酒とワインの税額をそろえ、720ミリリットルで日本酒約86円、ワイン約58円が、いずれも72円になる。減税によって日本酒の消費を促す考えもあるようだ。不可解なのはチューハイ類も「簡素化」を名目に、増税することだ。第3のビールと同じ350ミリリットル28円が約35円になる。第3のビールとともに、消費者に人気の酒類を狙い撃ちした「大衆増税」の色彩が濃いと言わざるを得ない。」
「簡素で明快なのは、欧米が基本とするアルコール度数に比例した税額設定だ。この考えでウイスキーや焼酎など蒸留酒は97年から段階的に、度数が同じ場合、同じ税額になるようにした。これにならえばビールなどは最も税額が小さくなり、ビールは350ミリリットル15円程度で、チューハイ類は度数8度のものは同30円程度である。」
基本その通りです。
それにしても、企業努力で発泡酒や第3のビールを生み出したのに、同じ税額では納得できません。
「似た味の飲み物なのに税額が異なる市場のゆがみを是正する」というが、ビールと発泡酒や第3のビールでは全然味は違います。
味のわからない人に税率を決めてほしくはありません。
「簡素で明快なのは、欧米が基本とするアルコール度数に比例した税額設定だ。」も一理ありますが、うまさも重要です。