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授業テクニカルアドバイス【小学校向け】/千葉県総合教育センター

2017-04-17 05:45:11 | 授業づくり・教員研修
千葉県総合教育センターが作成した授業テクニカルアドバイス【小学校向け】を紹介します。


 ここから https://db.ice.or.jp/nc/?page_id=526

例えば・・・・

01  ○「話す力」を身に付けさせたいのですが、上手に話すための指導法を具体的に教えてください。

A : 授業だけでなく, 日常生活の中でも, 子どもたちに「必要なことを的確に話させたいな」と思うことはよくあります。人前で上手に話すためには,場数を踏み, 場馴れすることが大切です。
学習の場面で, できるだけ多く話す機会や場を与え,「話す力」を伸ばすことにつなげていきましょう。

アドバイス:

① 全員が声を出す機会を設けましょう

ともすると1 時間の間に一度も声を出さずに国語の授業が終わってしまう子が出ることはありませんか。国語の授業では特に, 全員が必ず声を出す機会を意図的に設定していきましょう。
体育の授業を準備体操から始めるのと同様に, 声( のどの筋肉)も準備体操をしてから授業に臨むと声の出がよくなり,発表や発言に弾みがつきます。
詩の音読や群読から授業を始める,(開始の)チャイムが鳴るまで教科書の音読をするなど, 声を出すところから授業を始めてみましょう。

② 「相手に届く声」を意識させましょう

姿勢や口形, 言葉遣い, 発音, 間の取り方など, 上手に話すための技能は様々ありますが,最も基本となるのは,適切な声の大きさで話すことです。
「相手に届く声」で話すことが聞き手への礼儀であることを伝え, 適切な大きさの声を出そうとする意識を持たせていきます。「もっと大きい声で話しなさい」では,話すだけで精一杯の子は苦痛に感じるでしょう。
また, 全体の場で「聞こえませーん」という優しさに欠ける言葉は言わせないよう指導しましょう。
声が小さく, 話すことが不安な子ほど,他の子どもたちに声を届けるという意識が薄れ,教師だけに向かって話そうとします。
そこで,その子から一番遠い所に立って話を聞きます。「よく聞いているよ」というメッセージを送り, 安心感を与えてあげましょう。

③ 良い見本を見せ, まねさせましょう

こんな話し方で発表させたい, スピーチさせたいという具体的な規準をモデルとして教師が実演し, それをまねさせてみましょう。
上手な子どもを見本にすることもできますが, 教師が自ら示す見本は, 子どもたちの目指す明確なゴールとなります。
また, 教師側としても, 自分が同じことを実際にやってみることで, 子どもたちがどこでつまづくかを予測することができ, 事前に手立てをうつことで効果的な指導につながります。

④ 準備・練習の時間をしっかりと確保しましょう

スピーチやプレゼンテーションなど, 多くの人前で話す活動をする際には, 発表原稿を書いたり, 練習をしたりする時間を確実に確保しましょう。
初めは詳細な「読み原稿」で,「ここで間を取る,目線を上げる,資料を提示する」など話す時の動作まで書き込めるものにします。
慣れてきたら「メモ」レベルのもので発表できるようにしていきます。「うまく話せた」という成功体験が「話す力」を伸ばすことにつながるはずです。



教科ごとにあります。
ぜひご覧ください。

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