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週刊 日本の100人 第97号 今川義元

2019-10-16 05:21:44 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 今川義元

シリーズ第97号は今川義元です。



 今川義元といえば、誰もが思い浮かべるのが、桶狭間で信長に討たれたイメージでしょう。
 公家化した風貌など、信長と対照的に描かれています。

 ただ、実際どうであったかはわかっていません。

 おそらく、これらは作られたイメージで、実際には、もっと高く評価すべきでは・・・と思っている一人です。


 この時代ではめずらしい経済政策を実施したのが義元です。

 Wikipediaには次のようにあります。

>内政面において辣腕を振るい、天文22年(1552年)には「今川仮名目録」の追加法を制定し、さらに商業保護や流通統制、寄親寄子制度による家臣団の結束強化を図るなど優れた行政改革を進めた。朝倉宗滴は、『朝倉宗滴話記』のなかで「国持、人つかひの上手。よき手本と申すべく人」として武田晴信・織田信長・三好長慶・長尾景虎・毛利元就らと同列に評価している

「商業保護や流通統制」
は、米以外の収入をいかに得るかは、戦国から江戸時代の経済を読み解くポイントです。

 義元は、いち早く商業を重視し、力を付けていきました。

 もっとも、戦国大名でも、徴税等、行政上の記録がまとまって残っているのは北条氏と今川氏だけなので、比較がしにくいのが難点ですが。

 信長の引き立て役ではない、正しい「今川義元」像を、再構築する必要性を感じます。


■特集
今川義元
 義元が戈先には、天魔鬼神も忍べからず

■ライフ&タイム
東海に大帝国を築いた大大名の41年
 名門守護家に誕生/駿河、遠江の支配者に
 奪い奪われの隣国戦略/武田、北条と三国同盟成立
 桶狭間で尽きた命運

■ヒューマンエピソード
公家文化に精通した戦国期のサラブレッド

■クローズアップ
守護大名から戦国大名へ 今川王国の繁栄

■人物スクランブル
今川義元?人物相関図
 山本勘助/寿桂尼/三条西実隆/北条氏康

■後世への遺産
駿河凧、漆器産業……夢破れた武将の置き土産

■評伝アラカルト
今川義元考
 皆川博子/小和田哲男/小川和久
 上野晴朗/中村彰彦/柘植久慶

■ビジュアル人物事典
 山本権兵衛/由比正雪/結城秀康/湯川秀樹
 由利公正/横井小楠/横山大観/与謝野晶子

■日本の100人ミュージアム

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