ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番ニ短調 作品108 (スコア付き)
ヨハネス・ブラームス: ヴァイオリンソナタ第3番ニ短調 作品108 (スコア付き) 作曲年代:1886-88年 ヴァイオリン:イツァーク・パールマン ピアノ:ウラディーミル・アシュケナージ
00:00 第1楽章 Allegro (ニ短調) 08:05 第2楽章 Adagio (ニ長調) 12:54 第3楽章 Un poco presto e con sentimento (嬰ヘ短調) 15:45 第4楽章 Presto agitato (ニ短調)
ヨハネス・ブラームスにとって1886-88年は、4つの交響曲を書き終え、多くの友人に囲まれて何不自由ない生活を送っていた時期にあたる。ただ、1887年に友人で音楽学者のカール・フェルディナント・ポールが死去した後から、晩年の作品の特徴である重厚な和音を用いた短調の作品が多くなった。 そのような経緯から、《ヴァイオリンソナタ第3番ニ短調 作品108》は晩年への過渡期に作曲されたこととなる。第1・2楽章は、ロマン派的で比較的穏やかであるが、第3・4楽章は重厚な和音が多く用いられており、激情的である。