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これからの社会で求められる人材-4-

2010-07-01 06:18:34 | 教育関連情報
間が空いてしまいましたが、去る6月18日、山県市立高富小学校での、北城恪太郎氏の講演 第4弾を紹介します。
概略であり、主観も混じることをお許し下さい。

前回は、経済同友会がアンケートした結果を紹介しました。
内容は「新卒採用時、ビジネスの基本能力として重視する力は?」

結果は、「熱意・意欲」でしたが、それでは、企業が採用の際に重視する事項は何でしょうか?



ほとんどが、1に面接、2に筆記試験の成績、3に専攻分野で、学校の成績や出身校は下位でした。

これらをふまえ、北城氏は、これからの社会で求められる人材像 を次のように言いました。



「国際社会で通用する豊かな教養」はよくいわれることですが、北城氏は「高い倫理観、社会規範」を強調されました。

さらに、課題を発見し、考え、行動する力、熱意・意欲・コミュニケーション能力が高い人材を求めているという話をされました。

学校で行う総合的な学習では、そこに対応しようとしているのですが、家庭ではどうでしょうか?

子どもの将来に対する母親の期待 を見てみましょう。



日本では、「友人を大切にする人」「他人に迷惑をかけない人」上位です。
悪いことではありませんが、「仕事で能力を発揮する人」「周りから尊敬される人」「社会のために尽くす人」「リーダーシップがある人」が少ないのは、企業としては寂しいそうです。
総合的な学習の時間で育てようとしていることが、家庭に理解されていないのではないでしょうか。

最後に、次のようにまとめられました。

1 教育は国づくりの基本

2 イノベーションの実現を担う人材の育成

3 総合的な学習の時間に期待

企業のトップの人の話は、とても参考になりました。




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