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市内巡りシリーズ-5- 柳街道

2009-07-30 06:16:48 | 郷土の歴史
街道とは、集落等を陸上でつなぐ交通路のことです。
 交通機関や情報網のない時代には、現代よりはるかに重要な意味を持っていました。

 この地域では、北に中仙道が通っています。
 鵜沼宿や加納宿など、石碑や建物で面影を残しているところもあります。

 また、南の東海道が宮から桑名へと海路を通るため、宮から北の中山道へ向かう南北の脇街道が発達しました。

 東海道の名古屋城あたりから、京へ出るには、美濃路などの脇街道を通って中仙道へ抜けるほうが早いのかもしれません。(距離的にはほぼ同じぐらいです。)

 岩倉街道もその脇街道の一つです。枇杷島から、岩倉城址、生駒屋敷を通って犬山城へとつながる、約30キロの道のりです。
 犬山城からは、中仙道の鵜沼宿、今渡宿へとつながっています。

 柳街道は岩倉街道の別名、もしくはその一部の通称です。
 信長の手により、道沿いに柳や松を植えられました。
 戦国時代には、当時の2大城下町、清洲と岩倉を結ぶ道路として、江戸時代には、農産物などを名古屋方面に運ぶ生活道路として、重要な役割を果たしました。

名古屋をとりまく歴史街道 http://nagoya400history.com/kaido/ 

 このサイトには、周辺の街道が、現代の地図・航空写真に投影してあります。
 ぜひご覧ください。夏休み中にあるいてみるのも、自由研究として使えそうです。

 街道は、人の知恵であり文化なのです。

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