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第376回 社楽の会

2012-09-28 05:41:43 | 日記
昨日は、第376回 社楽の会 を開催しました。



 柿本人麻呂の歌

  東の野に かぎろひの立つ見えて かへり見すれば 月傾ぶきぬ

 について、勉強になりました。

次のような説明がありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1427950494 

場所は阿騎野(現在の奈良県宇陀市大宇陀あたり)。季節は冬。
ここは皇室の狩り場で、軽皇子の狩りの供をした柿本人麻呂が、
夜明け前、東の空のかぎろいと西に沈み行く月の対比の美しさを
歌った歌。

阿騎野は大和(奈良)と伊勢を結ぶ伊勢街道が通る地であり、
神話では、神武天皇が大和に入る際、熊野から伊勢を迂回し、
この地を通り、東から大和に入っている。
従って、阿騎野から見た東のかぎろいとは、伊勢方向に出現
した訳である。伊勢には皇祖天照大神が祭られている。

かぎろいは、夜明け前の空が白ゆく様のこと、朝焼けのこと、
あるいは黄道光との説もあるが、正体ははっきりしない。
炎と記述されている事から、燃えるような気象(天文)現象だと
思われる。

江戸時代の与謝蕪村の
「菜の花や 月は東に 日は西に」
とよく比較される。
(太陽と月の関係が真逆ですが、そこがまた面白い。)

※阿騎野については、宇陀市のHPに書かれております。
http://www.city.uda.nara.jp/


 このように、情景を解説したものもあれば、時代背景、さらには、政治的背景についても説明して解釈をした授業記録もあります。

http://www.school.ikeda.osaka.jp/hosokawa-jhs/kenkyu/mannyou.pdf

 さらに、踏み込んだ解釈も・・・・

 ぜひ調べてみてください。

 

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