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週刊日本の100人 第14号 石田三成 

2019-07-25 05:17:09 | 歴史関連情報
週刊日本の100人 石田三成

「燕雀 ( えんじゃく ) いずくんぞ 鴻鵠 ( こうこく ) の志を知らんや」



14人目は石田三成。

冒頭の史記の言葉が処刑前にさらっと出てくるぐらいの知識人でもあります。

「三献茶」「下僕の解雇」その他、数々のエピソードが三成の人となりを物語っています。

おそらく、石田三成も、今後評価が上がる武将の1人でしょう。
秀長亡き後は、石田三成が、日本を実質的にとりしきりました。
太閤検地、刀狩なども、三成がいたからこそです。

敗者は、死後、徳川幕府によって悪評を流されるのが歴史です。
極悪人にされた石田三成ですが、20万石の一家臣でありながら、250万石徳川に戦いを挑んだ果敢な男です。

西軍から裏切り者が出たことで人望がないように言われてきましたが、全滅するまで戦った石田隊の兵や大谷吉継、敬意を示した敵将もいます。
人格者としての三成の素晴らしさを語っているものも残っています。

何より、三成に魅力がなければ、東軍を上回る9万もの兵を、たった2ヶ月で集められるわけがありません。
律儀に国土の繁栄を願い、自分の居城は極めて質素です。
負けていなければ、英雄になる素質十分の偉人です。


本誌の内容です。

石田三成
~燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや~

■ライフ&タイム
豊臣家存続に賭けた西軍総帥の40年
 主君・秀吉との運命の出会い/頭角を現した有能なる事務官/主の天下平定に従い東奔西走/政権中枢を担う五奉行/誇り高き敗将の最期!

■ヒューマンエピソード
我が道を猛進した実務的自信家

■クローズアップ
三成はいかにして反徳川勢力を結集したか

■人物スクランブル
石田三成 人物相関図
 おね/島左近/大谷吉継/沢庵宗彭

■後世への遺産
山笠、農業立国、七不思議…能吏の落とし子

■評伝アラカルト
石田三成考
 堺屋太一/直木三十五/水戸光圀/井沢元彦/ルイス・フロイト/ジェームス三木

■ビジュアル人物辞典
小野小町/小野道風/小野蘭山/小山田与清/小山田信茂/開高健/快川紹喜

■日本の100人ミュージアム


このシリーズでの100人は・・・
織田信長
徳川家康
豊臣秀吉
坂本竜馬
伊達政宗
平清盛
勝海舟
真田幸村
源 義経
武田信玄
西郷隆盛
明智光秀
上杉謙信
石田三成
徳川家光
前田利家
高杉晋作
徳川慶喜
聖徳太子
徳川吉宗
近藤勇
黒田官兵衛
足利尊氏
吉田松陰
空海
大久保利通
東郷平八郎
徳川光圀
東条英機
北条早雲
山内一豊
土方歳三
田中角栄
福沢諭吉
宮本武蔵
加藤清正
毛利元就
吉田茂
源頼朝
山本五十六
直江兼続
平賀源内
伊藤博文
松尾芭蕉
白州次郎
徳川綱吉
千利休
細川幽斎
大石内蔵助
木戸孝允
島津義弘
足利義満
渋沢栄一
井伊直弼
大友宗麟
福島正則
松下幸之助
伊能忠敬
板垣退助
後醍醐天皇
平将門
乃木希典
南方熊楠
大隈重信
日蓮
ジョン万次郎
野口英世
大村益次郎
山本勘助
田沼意次
松平容保
菅原道真
北条時宗
藤堂高虎
榎本武揚
島津斉彬
二宮金次郎
後藤新平
手塚治虫
岩崎弥太郎
本田宗一郎
親鸞
津田梅子
藤原道長
山田長政
上杉鷹山
原敬
森鴎外
葛飾北斎
岩倉具視
芥川龍之
新渡戸稲造
犬養毅
黒澤明
日野富子
豊臣秀長
今川義元
本居宣長
高橋是清
夏目漱石

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