☆★☆ なぜなに教育基本法 -6- ☆★☆
2年半前の校長日記を転載しています。
第3条「生涯学習の理念」の続きです。
生涯学習的発想は、欧米は以前から進んでいます。
例えば、日本で読解力というと「文章を読んでその意味を理解し、解釈する力」と考えるでしょう。
しかし、あのPISA(OECD生徒の学力到達度調査)では、読解力を次のように定義しています。
「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力」
「効果的に社会に参加するため」というところが先を見ていることがわかります。
そもそも、「学力」のとらえも違います。日本では学校教育の枠内で考えていますが、「人生をつくり社会に参加する力量」ととらえています。
目標は「人生」であり、ステージは「社会」なのです。
教育基本法に、この第3条が明記されたことは、私は大きな前進だと思っています。
それでは、教育内容はどう変わるのでしょうか。
もうすでに取り組まれてきていることですが、まず、目標が変わります。
例えば体育でしたら「生涯にわたってスポーツに親しむ」、音楽でしたら「生涯にわたって音楽に親しんでいく」ための資質や能力を高める指導が求められます。
そのために、関心や意欲を持たせる工夫、実生活とつながる教材の開発、たとえば地域素材の開発や地域講師の活用などがよりいっそう進むことが考えられます。
ITC活用など、学び方の指導もこれまで以上に進むでしょう。
生涯学び続ける人を育てるには、私たち親や教師が、生涯学び続ける人でありたいですね。
2年半前の校長日記を転載しています。
第3条「生涯学習の理念」の続きです。
生涯学習的発想は、欧米は以前から進んでいます。
例えば、日本で読解力というと「文章を読んでその意味を理解し、解釈する力」と考えるでしょう。
しかし、あのPISA(OECD生徒の学力到達度調査)では、読解力を次のように定義しています。
「自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力」
「効果的に社会に参加するため」というところが先を見ていることがわかります。
そもそも、「学力」のとらえも違います。日本では学校教育の枠内で考えていますが、「人生をつくり社会に参加する力量」ととらえています。
目標は「人生」であり、ステージは「社会」なのです。
教育基本法に、この第3条が明記されたことは、私は大きな前進だと思っています。
それでは、教育内容はどう変わるのでしょうか。
もうすでに取り組まれてきていることですが、まず、目標が変わります。
例えば体育でしたら「生涯にわたってスポーツに親しむ」、音楽でしたら「生涯にわたって音楽に親しんでいく」ための資質や能力を高める指導が求められます。
そのために、関心や意欲を持たせる工夫、実生活とつながる教材の開発、たとえば地域素材の開発や地域講師の活用などがよりいっそう進むことが考えられます。
ITC活用など、学び方の指導もこれまで以上に進むでしょう。
生涯学び続ける人を育てるには、私たち親や教師が、生涯学び続ける人でありたいですね。