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6月22日の社説は・・・

2015-06-22 05:23:06 | 社説を読む
日韓問題か・・・・あすの沖縄慰霊の日か・・・

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 原爆症認定―6年前の約束を果たせ
・ カネミ油症―政治救済さらに進めよ

読売新聞
・ 日韓国交50年 「歴史」克服して未来に進もう(2015年06月22日)
 
毎日新聞
・ 日韓正常化50年 「違い」認め、前へ進もう

日本経済新聞
・ 沖縄の基地負担を全国で分かち合おう
・ もっとクールに売りたい日本

産経新聞
・ 中国「工事完了」 言い訳にもならぬ説明だ
・ 「門前薬局」見直し 医薬分業の原則損なうな

中日新聞
・ 冷静に過去と未来語れ 日韓国交正常化50年

※ 日韓国交が3社です。

なぜ日韓の仲が悪くなったのか。中日がうまく説明しています。

「国民感情のすれ違いはここ数年、顕著に表れているが、背景には、日韓関係の構造的な変化があるとみるべきだろう。

 五十年前、韓国は日本の協力をばねに最貧国から抜け出そうとしていた。今や民主化が定着し、IT産業を軸に経済力をつけ、国際社会での発言力を高めて、日韓は競争関係になった。

 台頭する中国の存在も、日韓関係に影響を与える。朴政権は日本より中国を重視する外交姿勢をはっきりと打ち出した。韓国の対中貿易額は、対米、対日を合わせた額より多いうえ、北朝鮮の軍拡を止める影響力を期待するからだ。一方で安倍政権は、米国との同盟を強固にして中国の拡大抑止を目指す。中韓接近には警戒感をぬぐえないでいる。

 日韓関係の冷却化は、互いの変化に冷静に対応しないまま、不信感を募らせているのが一つの要因ではないか。」


韓国の発展は、日本の協力もありました。読売です。
「戦後日本は、平和国家として韓国の発展に貢献してきた。新日本製鉄などの技術者たちが現地で協力した浦項総合製鉄所の建設や、地下鉄の整備は、その好例だ。」


毎日のまとめです。
「日韓はこれまでの50年間、紆余(うよ)曲折を経ながらも協力し、関係を発展させてきた。しかし、旧来の枠組みは機能不全を起こしつつある。お互いに違い」を認めた上で、協力の枠組みを再構築しなければならない。対話を拒否したり、「放っておけばいい」と突き放したりするのは健全な態度ではない。日韓100年に向けて双方の努力が必要だ。」



日経が沖縄について語るのは珍しいことです。
「沖縄の普天間基地に常駐していたKC130空中給油機15機が昨年、山口県の岩国基地に移り、普天間の騒音はやや軽減された。

 こうした事例を積み重ねていけば、「政府は沖縄の痛みをわかってくれている」と感じる県民が増えるはずだ。普天間基地の名護市辺野古への移設を円滑に進めるには地道な努力によって県民感情を徐々に変えていくしかない。」
 日経も基本は、辺野古への移設です。

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