漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その18 褫 籟 綸

2015年08月03日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
     
(庭のミニトマト・・・いっぱい稔ってます・・・もうだいぶ食べたけど(^^))
●漢和辞典から・・・
*音訓問題の続きです・・・
①「褫奪(チダツ)」の「褫」・・・褫奪 ー 褫(う ば)う、褫( は )ぐ・・・両方の読みがあります。後者は衣服などをそうする意味です。衣へんですからね・・・本来そういう意味なんでしょう。ほかに、褫職、褫官、褫散、褫取、褫皮・・・などという熟語がありました👋
②「籟(ライ)」・・・天籟、地籟、人籟などでおなじみの「籟」・・・これらは「籟(ひび)き」ですね。ほかに、松籟、澗籟・・・。もう一つの訓読みは「ふえ」です。竹かんむりですので、竹管の楽器のこと。籟籥(ライヤク)=簫(ショウ)のふえ。籟竽。説文に「①三孔の龠(ヤク、ふえ)なり。大なるを笙、中なるを”籟”、小なるをヤク(←竹カンムリに約。対象外)と謂う」とありました👋
 *天籟=①天地に発するひびき。風が物にあたって鳴る音。②すぐれたできばえの詩歌のたとえ。 地籟=地上に発する音響。 人籟=人の吹きならす鳴物の音。
③「綸言(リンゲン)」の「綸」・・・「綸(いと)」の意。綸言、綸旨、綸宣(リンゼン)・・・天子のおおせ、みことのり。これらはみんな「いと」。・・・始めは糸のように細いけど、ひとたび出て天下に達すると綸(いと←ふといとの意味らしい)のように太くなるという意味だそうです。
「綸」の訓読みは「経綸ー綸(おさ)める、綸閣ー綸(つかさど)る、綸綬ー綸(おびひも)」など・・・。
*忘れてならないのは「綸巾(カンキン)」・・・かの有名な諸葛孔明の頭巾ですね、青いおびひもで作った頭巾らしい。でも、字通では「リンキン」と読んでいました。

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熟語の読み・一字訓読 (その172)

2015年08月03日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<トピックス>
*「瘤」には「瘤(じゃまもの)」なんて、訓読みがあるんだあ!!面白っ、と思って勇んで調べたら、大漢和・字通・大字源(角川)には該当する熟語も意味も載ってなかった・・・でも、訓読みであるんだから、なにかあるんでしょうねえ・・・わかる人がいたら教えてくださいな👋👋👋
●熟語の読み・一字訓読(その172)です。
<瘍:ヨウ、かさ、できもの>
・かさ:瘡瘍(ソウヨウ)=かさ
・できもの:瘍疾(=腫物の名。日本外史の中に、平重盛が熊野でこの「瘍疾」にかかって死んだとある。)
・その他:瘍痍(ヨウイ)=きず
<瘟:オン、えやみ、はやりやまい>
・えやみ、はやりやまい:瘟疫=急性の伝染病、瘟病、瘟疹、瘟鬼=疫病神、瘟瘴=疫病の悪気
<瘧:ギャク、おこり>
・おこり:瘧瘴、瘧寒、瘧疾、瘧癘・・・=おこり
<瘠:セキ、や(せる)>
・や(せる):毀瘠(キセキ)
<瘡:ショウ、ソウ、きず、かさ、くさ>
・きず:瘡痍(ソウイ)、瘡瘢(ソウハン)=きずあと、瘡口=きずぐち
・かさ、くさ:瘡瘍、瘡腫(ソウショウ)、瘡痂=瘡疾=瘡癘=かさ、瘡疥=できもの、疱瘡、痘瘡、皰瘡 
<瘢:ハン、きず、きずあと、しみ、そばかす>
・きず:(洗垢)求瘢、垢瘢、刀瘢、瘢肬=きずといぼ
・きずあと:瘢痕=きずあと(古い過失・罪悪の意もある)、瘢瘡=きず、きずあと、瘢胝(ハンテイ)=固くなったきずあと、瘢点=きずあと
・しみ:、そばかす:雀瘢、汗瘢、痘瘢・・・
<瘤:リュウ、はれもの、こぶ、じゃまもの>
・はれもの:肉瘤=肉のかたまり(こぶ)・はれもの
・こぶ:瘤腫(リュウショウ)=こぶ、瘤贅、瘤瘡、瘤結、癭瘤、宿瘤、贅瘤・・・
・じゃまもの:(大漢和・字通・角川(大字源)には読み・意味ともナシ・・・何かあるはず・・・残念・・・)
*瘤魁(リュウカイ)=瘤形の酒樽

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