漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その23 懸榻・懸橙 駁 駮 駱 騏 騅 驃

2015年08月10日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>

●「模擬試験問題(チャレンジャー用)」第1回~第3回までを公開。色々とコメントもいただき、感謝しています!(^^)!
感想①:問題作成のむずかしさを痛感・・・難易度を均すことがなかなか難しい・・・本番の試験で、各回の合格率に極端なバラつきが以前あったことが良く分かった・・今は高難度である程度一定している・・・これも感覚的になんとなくわかってきたような(^^)各項目に1~2問ぐらいの割合で難問らしき問題を含ませているような・・・(読み問題は各1点なので3~5問ぐらい)。ということで、第4回・第5回も大体できているのですが、こんな観点から、ちょっと今見直しをしているところです。
感想②:高得点者は難易度が違っても一定高得点を維持でき、そうでない方はちょっとバラつく傾向・・・思うに、「応用力」の差かと。発想力・連想力といってもいいのですが、漢字一字一字の有する意味(特に訓読みの意味)を深く理解できている人ほど、この応用力が効くような気がします。熟語一つを「覚える」のではなく、その熟語を構成する一字ごとの漢字の意味を理解できるようになると、発想力・連想力がつくような気がします。また、その方が、新規の熟語に出会ったときも、なんとなく理解できるし、また、覚えたりするのも容易になる気がします。ただ、厄介なのは、音熟語で、訓読みにない意味や読みを持っている熟語や漢字もありますので、ここまで習熟するのはとても苦労しますが・・・というか、今でもまだまだ苦労していますが(^^;)
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●漢和辞典から・・・
①「懸榻(ケントウ)」=「榻(トウ)を懸く」=(「榻」は、ここでは「こしかけ」の意味・読み)=賓客に接しないことをいう←こしかけをかたづけて、客に接しなかった故事からの言葉らしい。 *逆に、賓客に接することは「榻(トウ)を下(くだ)す」。
②「懸橙(ケントウ)」・・・これも①を全く同じ意味。「橙」なんて、「だいだい」しか知らなかったけど、訓読みを見ると、しっかりと「つくえ、こしかけ」という読みがある。音読みから、橙=「榻に通じる」ということで使われたんでしょうね。
ということで、とっても頭に入りやすい熟語でした👋👋👋
●その他・・・
「馬へん」を見てて気になったのが、馬の毛色・・・
凖1:駁:まだら、ぶち
1級:「駮:まだら、ぶち」「駱(かわらげ)」「騏(あおぐろ・い)」「騅(あしげ)」「驃(しらかげ)」
<広辞苑から>
〇かわらげ(河原毛)=薄茶色の馬・瓦毛、〇あしげ(葦毛)=白い毛に黒色・濃褐色などの差し毛のあるもの 〇しらかげ(白鹿毛)=白毛のまじった鹿毛。しろかげ。

ということでした。

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熟語の読み・一字訓読 (その179)

2015年08月10日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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●熟語の読み・一字訓読(その179)です。
<眥(眦):セイ、シ、サイ、まなじり、にら(む)>
・まなじり:眥裂(シレツ)髪指、眥頭(シトウ)=目がしら、眥睚(シガイ・サイガイ)、睚眥(ガイサイ)、眥血(シケツ)=まなじりが裂けて出る血・・・
・にら(む):眥占(シセン)=横目でにらむ
<眛:バイ、マイ、くら(い)>
 (熟語なし・・・大漢和・・・)
<眷 :ケン、かえり(みる)、こいした(う)、めぐ(み)、なさ(け)、みうち> *既出ですが加筆削除修正して再案内
・かえり(みる):眷焉=いつまでも気にしてかえりみるさま =眷然(けんぜん)*他に、眷想=かえりみて思う、眷眷=いつも心にとめて回顧するさま。眷顧:①ふりかえりみる、②情をかける 
・こいした(う):眷恋=思い慕う、心に思っていつも忘れない、恋い焦がれること
・めぐ(み) :寵眷=寵愛して特別に目をかけること。寵遇。 *他に、眷遇(ケングウ)=特別に目をかける、手厚くもてなす。眷接=目をかけて手厚く遇する。
・なさ(け) :眷顧、顧眷=近くに置いてひいきにする、目を掛けて大切にする。眷眄(ケンベン)=目をかける。眷命(ケンメイ)など。・・・「めぐ(み)」の意もあるかも。
・みうち   :眷属・眷族=①血筋のつながっている者。一族の者。身内 の者。親族。② 従者。家来。配下の者。
(注)「皇天眷命」という言葉があり、天が情をかけるという意味でも使われることから、「眷命」は「なさ(け)」に対応すると思う。天子が民を顧みて慈しみの言葉をかけるとの意もあるとの説明もあるので、場合によっては「かえり(みる)」にも該当。
<睇:ダイ、テイ、ぬすみみ(る)、ながしめ、よこめ>
・ぬすみみ(る)、ながしめ、よこめ :含睇=少しく流し目に見る・妙な目つきをする、睇睨、睇視、睇眄=横目にみる
<睨:ゲイ、にら(む)、うかが(う)、かたむ(く)>
・にら(む):睥睨、睇睨、眄睨、睨観=睨視、睨柱=柱をにらむ(藺相如の故事あり)、
・うかが(う):睨望、睨笑(ゲイショウ)=こび笑う(「うかがう」か「かたむく(=斜めにみる意)」か
・かたむ(く):睨日=かたむく日=夕日、睨笑(?)

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