FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

やっぱり勝新でしょ!?

2017-03-03 17:24:33 | 日記
「新座頭市」はじめ「座頭市シリーズ」

観た時の新鮮なショックたるや!

四十過ぎで初めて勝新を体験しました。

勝新太郎は凄い。

まだまだ、俺は甘かった。

どこが凄いか。

①大道具、小道具、セットのディテール

②脚本のレベルの高さ、そしてそれをスクラップ&ビルドしていく勝新の演出力。

③共演陣の豪華さ。

④なによりも、勝新太郎のセクシーさ強さ危うさ等々…これぞ昭和映画スターとしての魅力全開。

⑤余計な説明やセリフを排除した粋なストーリー展開の妙。

⑥旅茶屋でのお団子食べたりうどん食べたりするシーンが最高に美味そう!

⑦お酒を注ぐシーンは裏名シーンです。


…とま挙げればまだ出てきますが。

ケーブルテレビで夜中に連続して観ていましたが、

こんなハイレベルで毎週放映してたのかよォ!驚愕でした。

いやいや大げさではありやせんぜお侍さん!

興味ある方は、

時代劇評論家:春日太一の「天才 勝新太郎」読めばご納得していただけるかなと…

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嫉妬と遺恨のスパイラル

2017-03-03 16:13:58 | 日記
人間離れしたスタミナと肉体。

強烈な負けん気!

天性の運動神経。

そして野望。野望。野望。…

プロレスの歴史は浅いが、その「原型」はとてつもない歴史がある。

パンクラチオン。

これは王族らの娯楽として奴隷たちの殺し合いをイベントとして行っていた。

ラッセル・クロウ主演「グラディエーター」観てください!

王族たちのための「エンターテーメント」であった。

圧政に苦しむ市民たちの鬱憤を晴らすための政府直々のシビリアンコントロールとしてのエンターテーメントだ。


そこにスリーカウントの勝敗はない。

殺し合い。

プロレスの「根っこ」にはこの怨念と血の歴史があることを留めておきたい。

だから「真剣勝負」の行く末は「殺し合い」だし悲惨なのだ。

ロマンじゃない。

現代社会でその勝負は法的に不可能だ。

そしてその世界に足を踏み入れるということはやはり波乱万丈どころでない人生を歩むことになっても仕方ないのだ。

八百長、やらせ、出来レース…世間の冷たい風に身を切る思いをしたプロレスラーたちとファンの存在。

プロレスラーは観客を興奮のルツボに落として、カタルシスを体験させてナンボノ世界。

勝敗以上に凡人には体験しがたい世界を四角いリングの中に見せつけてファンはさらに過激さをプロレスラーに要求していく。

奴隷たちの殺し合いを娯楽として観衆に見せて成り立たせたその歴史自体が「プロレス」奥底に漂い垣間見る。

だから私は「猪木対ストロング小林戦」以来、距離を縮めず離れず静かに見守る。

まだ書き足りないが長くなるのでこれで止めます。

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