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酒を飲む、本は読めない。
本を読む、酒は飲めない。
経験すれば分かる。
ブランデーグラス片手に優雅に読書する。
幻想だ。
絲山秋子という同時代作家を読む。
そして古典が読みたくなる。
ビールは新鮮な方が良い。
ワインは月日をかけた方が良い。
どちらの良さもある。
絲山のあとにはレイモンド・チャンドラーを読みたくなる。ナゼか分からない。
本棚でほこりを被っていた「さらば愛しき女よ」を引っ張り出して夜中読みだす。
チャンドラーを読みだすと酒が飲みたくなる。
飲んでから読むか。
読んでから飲むか。
それが問題だ。