夜も更けて
呼びこみの兄ちゃんたちも
顏に疲労がうかがえる
飲んだ、語った、分かりあえた
どうしても会いたい人がいた
語り合いたい人がいた
もう真夜中
疲れ切った店と男たち
彼氏に迎えに来てもらった女たち
みんな家路に向かっている
オレも一人濡れたアスファルトを歩いてる
静かな街
暴力も金も蠢いた街
街は眠らない
人は眠る
街灯の光が寂しく照らす
雨が冷たい
心が風邪をひく
そして酒で温める
人は眠る
薄明かりに照らされた街はそのまま在り続ける
明日、いや今日から三連休暦など関係なく仕事する
カレンダーなど関係なく酒を飲む
死んだら飲めない
なら目の黒いうちに飲む
それだけでいい
オレにはそれだけが
7月なのにこんなにも雨が冷たいなんて