FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

雨上がりの街角

2019-07-14 00:52:20 | 創作詩
夜も更けて

呼びこみの兄ちゃんたちも

顏に疲労がうかがえる


飲んだ、語った、分かりあえた


どうしても会いたい人がいた

語り合いたい人がいた


もう真夜中


疲れ切った店と男たち


彼氏に迎えに来てもらった女たち


みんな家路に向かっている


オレも一人濡れたアスファルトを歩いてる


静かな街


暴力も金も蠢いた街


街は眠らない


人は眠る


街灯の光が寂しく照らす



雨が冷たい


心が風邪をひく



そして酒で温める



人は眠る


薄明かりに照らされた街はそのまま在り続ける


明日、いや今日から三連休暦など関係なく仕事する


カレンダーなど関係なく酒を飲む


死んだら飲めない


なら目の黒いうちに飲む


それだけでいい


オレにはそれだけが


7月なのにこんなにも雨が冷たいなんて

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする