距離が大切だと思う。
近づきすぎないこと。
相手が見られたくないものが見えるほど近づくなって。
富士山だって遠くから眺めるから心に響くんだ。
その人の顏も名前も姿もなにも見たくない知りたくない。
その人の記した言葉がその人そのものなんだ。
それだけで充分だ。
近くて遠い存在は家族だけで充分だ。
ひとりで生まれて助けられて成長してやがてひとりで死んでいく。
死ぬことを意識した時生きている瞬間が光ってくる。
だから絶対に死ぬまで死ねない。
楽しんでやる。他の誰なんか関係なく実感して生きてやるのだ。
酒が後押ししてくれる。
素敵な歌が光を当ててくれる。
生きるに充分な理由が出来上がっている。
ウトウトしている暇なんてない。
気絶するまでやってやる。
目が閉じるその寸前までこれ書き続けてやるんだ。
言葉に祈りを乗せて。
穏やかな心で、安らぎの笑みで。