まだ見たことないのに
いつ見れるともわからないのに
でも
分かるんだ
明るく
健やかに
暮せば
その
瞳が
太陽の向う側から
かすかに
見えてくる気がする
気がするでもいいんだ
そんな
不確かな、それが、心地よい。
比べれないけども
いつもそう思う
涙がこぼれても
風呂で泣いても
テレビを見ていて
思い出す
朝飯食っても
暖かいコーヒーを飲んでいて
それでも
過去へ戻る
未来じゃないんだ
どんなに
忙しくても
辛い仕事をしていても
あの、暖かい過去を
待ちわびる
そして
いつもの
つまらない
やるせない
現実の世界へ
そうなのだ
その向こうの
真っ暗闇の
魑魅魍魎としている
その隙間に
夢の奥にある夢
鬼と天狗と草や木がざわめいている
そんな夢の場面を打ち震えながら
寝汗をかきながら
八歳の時をウンザリしながら
思い出す
それが
死に近づく
関所のようなもの
寝袋をもって
廃墟の奥の奥に
身を隠し
明日の日の出は期待せず
悪夢にうなされて
健康保険も紛失し
助けはもうない
今気が付いたのか
この
キチガイが
・・・・・・・・・・・・・・
余分な知識でなく
机上の空論なんかじゃなく
この時代錯誤の時代のど真ん中で
芸術と暴力と無秩序とカオス
なにも忘れて、飯食って寝ようと思っていても
必ずそれは、やって来る
石鹸でも、消毒液でもおとせない
だから
笑って
それを
待ち構えるのだよ
それって
静物画だよ
待ち構えること
我慢
か
ガマン
か
誰にも頼まれてないのに、
どうしてやるの？
性質。
もう、いいから！と言われているのに何でやるの？
性質。
これを捨て去って、「したり顔」で生きている人間が多いんだな。
地獄には、蜘蛛の糸はないぞ？
落ちたら、終わりだべ。
