FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

小説も面白い「レヴェナント甦りし者」

2016-06-18 17:19:54 | 日記

著者マイケル・パンクはこの物語を描いている中でサバイバル術を自分で実験しているらしい。家族巻き込んで。

映画とはラストが全然違う。

最後がヒュー・グラスとフィッツジェラルドの法廷劇になるとは!

たしかに二人の壮絶な決闘劇だった映画の方がドラマチック。

でも各々の登場人物の背景が丁寧に描きこまれている小説は人間性を浮き上がらせている。

ヒュー・グラスはハンターなのだ。つまり猟師。

この物語に主となる男たちは皆トラッパー(罠師)なのだよ。

ガイド兼バッファローの罠猟師たちの食糧調達係りの猟銃の使い手グラスの物語なのだ。

復讐という怨念は人を力づける。

死んでもおかしくない健康状態なのに動物のエサになることなく原住民に殺されることなく見つかることなく生き続けることが

出来たのは「念」によるところが大きい。

憎しみと憎悪。

悪のパワーだ。

小説ではグラスがフィッツジェラルドを殺すことは出来ない。

映画も同じだった。トドメは自分の手で出来ないのだ。

復讐するは神にある。委ねるしかないのだ。

そのグラスもその後あっけなく原住民に殺されてしまうのだ。

ではあんなに命がけでサバイバルしたことは無意味だったの?いや違う!

どれだけ生きたかじゃない。

どんな生き方をしてこれたかなんだ。

生きた年数じゃない。

どれだけの密度があったかどうかなんだ。

生きながら死につづけたくない。

痛みを伴っても孤独でも憎悪でも怒りでも一瞬に生き抜いて散りたい。

日々平安で生きたくない。

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北方謙三「逃がれの街」何度でも

2016-06-12 21:53:09 | 日記
泣けるハードボイルド。

やっぱ、イイわ。北方謙三。

仕事、人間関係、友人関係、諸々息詰まった時にふと手にする。

時々こうして読み返してみる。

ラストは泣けて一時中断を数回。いつものこと。

水井幸二とヒロシの奇妙な友情。

ベテラン刑事黒木と相棒の牧村の追跡。

追うものと追われるものとのこれまた奇妙な奇妙な友情。

そして牧子のファムファタールぶり。

こんな悪女が現れたらオレ人生棒に振ってもイイ。

なんだろう、登場人物すべてに悲しさがそこはかとなく漂っているのだ。

その空気に酔う。セリフに酔う。

こうやって読了後はウィスキーでも飲みたくなる、特にサントリーレッドね。

風邪気味だから止めときます。

友情は年齢や世代関係ないことがこの小説でよく分かる。

暗い境遇が似ているから共感するんじゃない。

一緒に食べて飲んで働いて遊んで、先回りして明日へ逃げて行く。

それが出来たらもう俺とお前は友だ。

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気質っていうのもある

2016-06-12 15:45:42 | 日記

ものごとには、順番っていうものがある。

それを取っ払って順序を無視すると不快な気持ちになったり裏切られたような気持にもなることってあるのかもしれない。

だから十分な説明を事前にしてみる。

事後報告やら第三者の情報で知ることになるとかはあまりイイ気持ちはしない。

順番を守って列を作って静かに自分の番がくるのを待つ気質。

手順。

禁じ手無用のなんでもありは殺伐として見るに堪えない。

だからルールに従って順番こに回していくこと。


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DEADPOOLデッドプール観たよォ~!

2016-06-11 18:44:45 | 日記
「デッドプール」!!!

IMAX。

画面も音響も最高でした。

そして…

ものすっごく!勘違いしてた(-_-;)

ライアン・レイノルズとライアン・ゴズリング。

いや、でも顔も少し似てない?

監督も「キックアス」とかを撮ってるのかと思っていた・・・・完全に思い込みでした。

オモシロクなくはない。

ツマラナクなくはない。

この監督ってデビッド・フィンテャー監督の「ドラゴンタトゥーの女」のオープニング監督だってね。

センスもいい。

過去の映画のオマージュも好感持てる。

しかし…

オレって「ミュータントもの」がちと苦手かもしれない((+_+))

だから「ウオッチメン」とか「XMEN」とか…ちょっとダメなんすよね。

街が破壊されてしまうくらいのバトルがありながらなかなか死なない…

刃物を体に刺しても平気なミュータントを見ていることがだんだん辛くなってくると…

だからこれはこれでイイでしょ?

やっぱり「レヴェナント甦りし者」の方がリアルな死が迫っている。痛みも伝わってくると…

でも「デッドプール」はポップコーンムービーとして上出来です。

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7不思議

2016-06-06 01:06:24 | 日記
何でこんなに楽しく悲しいの。

生まれてきて、生んでくれて良かったって思えるのに。

素直に。

でも、素面になると徐々に辛くなるのは、自分が弱いから?

人間的に出来ていないから?

そんなオレになんで友達がちょいちょい傍にいるんだろうか?

俺が頼りないから?

分からない。

月に200冊の本を読んでも、決して答えは出ない。

永遠に。


だから奥が深いのかな。

人生。

だとしたら、自分の母親に感謝だよね。

Thank You Mother .


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