日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

尖閣問題で、日本側は大勢の中国人に真実が伝わるような情報・宣伝戦を!

2012-09-18 17:06:31 | 日記

中国政府による「尖閣は中国の領土」の主張には何ら正当な根拠がありません。

そこで中国政府は竹島問題での韓国のやり方を参考にしたのか、今になって、尖閣問題を「歴史問題」(=日本による過去の植民地支配)と絡めて来ました。

「日清戦争で中国が負けた時、日本が釣魚島などを力で取った」と言う話(=全くのウソの話)をでっち上げて、中国政府が国民に一方的に宣伝し始めました。

 実際には当時の清国も尖閣諸島を自国領だとは考えておらず、主張していませんでした。

 しかし、こういう話が中国政府によって一方的に繰り返し自国民に流されれば、そしてウソと暴露されなければ「反日愛国心」を強く刺激し、扇動効果が大いに上がるでしょう。

中国政府はその結果起きる反日デモや破壊・略奪行為を日本への圧力として使いつつ、後から抑えてみせます。 そして「中国政府の主張に反することを日本がすると大変なことになる」と思わせる。

 ですから、日本が中国に政府間で抗議するだけでは全く不十分です。

中国政府が宣伝している論拠のウソを暴き、真実を伝えるため、日本側からもインターネットその他を使って中国語と英語での説得力ある説明を流す必要があります。 

 また、日本は尖閣領有の正当な根拠と歴史的真実を国際的に宣伝し、国際司法裁判所にも提訴して、国際的ルールーと言論で堂々と中国と交渉し、渡り合うべきでしょう。

 そうでないと、たとえ日本が尖閣諸島を物理的に守り切っても、経済被害や人的被害を何度も何度も繰り返して受けることになるでしょう。