★ 翁長沖縄知事、直接安倍首相に辺野古新基地建設の撤回を訴える
その要旨
「そもそも沖縄はみずから基地を提供したことは一度も無い。
銃剣で奪われた土地に勝手に造られた普天間基地が老朽化したからといって、『普天間基地を返すから代りの基地を日本の手で造って差し出せ』、『辺野古が嫌なら代案を出せ』というのはあまりにも理不尽である!
普天間基地は移設ではなく、”返還”すべきである!。
私は絶対に辺野古に新基地は造らせない!
”前知事が埋め立て承認をした”ということを錦の御旗のようにして強行しようとしているが、前知事の”埋め立て承認”は公約と県民への裏切りであった。
まさに”この埋め立て承認”が知事選の争点だったのであり、埋め立て承認反対の私が10万票の大差を付けて勝利したし、市長選でも衆議院選でも全て反対の候補が勝利したのであって、沖縄県民は決して”埋め立て承認”をしていない。
沖縄県民は辺野古移設に明確に反対していることをオバマ大統領にはっきり伝えて欲しい。」
▼安倍首相は沖縄県民を代表するこの訴えを正面から受け止めて、辺野古基地を撤回すべきです。
なお、日本政府は戦争中は敗戦必至の情況での沖縄戦で100万県民を巻き添えにする戦い方をし、日米合わせて20万人の死者が出るような悲惨な結果を招きました。
(日本人の死者18・8万人、内一般沖縄県民9・4万人、沖縄県の兵士+軍属が2・8万人、他県からの兵士6・6万人)
戦後、沖縄の日本復帰の際にも、その後も、日本政府は本音では米軍基地の返還要求には消極的で、沖縄県民の切実な願いより、米国への追従と日米同盟の方ばかり大切にして来た経緯があり、沖縄県民には「もう我慢できない!」という強い怒りがあります。