★安倍首相、米議会で「日本で新しい安保法案を今夏までに必ず実現します!」と約束
また、沖縄県民の多数が決して許さないと抗議しているのに、米軍海兵隊の辺野古新基地を「必ず造る」と米国に約束。
今回の安倍首相の米国訪問では、米国の政界や世論に受け入れやすいように、首相発言を極めて念入りに練って準備し、その点に限れば大いに歓迎され、大成功だったと言えるでしょう。
日本の首相が米国で歓迎・称賛されるのを見ると日本国民としては自然と嬉しく感じてしまいますよねぇ。
しかし、果たして日本国民が手放しで喜んで良いような内容だったのでしょうか?
実際には、沖縄県民を含む日本国民にとって、とんでもない内容を含んでいました。
もちろん、一つは沖縄県民の多数が決して許さないと抗議しているのに、米軍海兵隊の辺野古新基地を「必ず造る」と米国に約束したこと。
「沖縄県民がどうしても反対するので、無理です」と報告すべきなのに、
「何千億円もの日本人の血税を使って沖縄に新基地を造って米軍海兵隊様に差し上げます」という・・・対米ごますり行動の極みです。
もう一つは憲法破りの集団的自衛権行使を実行可能にするため、「新しい安保法案を今夏までに必ず実現します!」と米国議会に公約してしまったことです。
日本の国会では審議どころか、法案も提出していない段階の日本の法律について、米国で公約して来たのですから・・・「私こそ対米追随の1番手です!」と米国に売り込んで来たわけです。
オバマ大統領の残り任期はもう短い。
米国はもっと戦争に積極的な国に変わる可能性が高い・・・そして日本に戦争支援や参戦を強く求めてくる・・・ということを日本人は警戒しなくてはならない。