尖閣領空侵犯、日本の新政権けん制か(読売新聞) - goo ニュース
【北京=五十嵐文】中国は13日、尖閣諸島周辺への監視船派遣にとどまらず、尖閣上空への航空機投入に踏み切った。
日中両国の艦船や航空機がにらみ合う緊張の領域を海上から空中にも拡大させることで、日中間に領土問題が存在するという中国側の主張を国際社会に強くアピールする狙いがある。尖閣問題で譲歩しない姿勢を強調し、16日投開票の衆院選後に発足する日本の新政権を事前にけん制する思惑もあるとみられる。
国家海洋局が保有する航空機は今年9月時点で、計9機とされる。北京の日中外交筋は、同局による海と空からの「立体パトロール」が「今後も続くだろう」との見方を示した。
中国は9月の野田政権による尖閣諸島の国有化以来、国家海洋局の海洋監視船や、農業省の漁業監視船を連日のように尖閣海域に派遣。中国海軍の退役艦船を農業省に引き渡すなどして、監視船の増強を急速に進めている。
中国による嫌がらせは特に今年9月の尖閣諸島国有化からひどくなったようですが
野田首相は、尖閣諸島を国有化し、今まで通りで誰も上陸させなければ
全てうまくいくと思ったのでしょうね。
その辺が甘いんですね。
中国は奪い取る時期を今か今かと待っていたんですよ。
何らかの言い訳、そう中国の行動の正当性が示せる時期を窺っているのです。

国有化後早い時期に政府は何らかの行動を起こして
中国の非難をぴしゃりと撥ね退けていればよかったものの
どっちつかずでグズグズしているから、中国はじわじわと様子を窺いながら攻めてきているのです。
行動を起こすたびに、日本の出方を見て
少しずつ少しずつ尖閣諸島に上陸する時期を狙っているのです。
今頃言っても仕方のない事ですが、
人気取りの為?選挙を見据えて?東京都が買い取ると言っているのを
野田が突然国有化すると言い出したのが間違いの始まりなんです。
東京都が予定通り買い取り、そして湾港施設を整備し
石垣島の方を始めとした日本国民の為に有効活用したら良かったんです。
放ったらかしにし、ヤギの楽園にしてしまうのは実にもったいない事です。
やれ、脱原発だ、やれ、卒原発だなんて感情のままに叫び
安定した代替エネルギーを考えていない人たち。
日本は今、原子力発電に代わる発電方法を求めています。
尖閣諸島沖には豊富なエネルギー資源があります。
原発事故以降、日本は喉から手が出るほどその自前のエネルギーが欲しいのに
領海内にそのエネルギーがあるのに手が付けられないもどかしさ。
無駄な争いはしたくはないですが、このままだと中国に尖閣周辺の資源を横取りされてしまいます。
そうならない為にも、尖閣諸島を日本の領土としての扱いをすべきです。
今のままだと宙ぶらりん状態です。
尖閣諸島が日本固有の領土だというのなら、日本国民の上陸を禁止するべきではありません。
妙に中国に配慮をするから、中国も図に乗って来るのです。
外交は色々駆け引きがあるのでしょうが、及び腰では相手国の意のままになってしまいます。
自民党の公約では
「わが国の主権と領土・領海を断固として守るため、国境を形成する離島を守り
振興させる法律や、領海警備を強化する法律を制定に取り組みます。」
と謳っています。
この公約をどう尖閣諸島を守り抜くため具体的にどう取り組むのか。
少なくとも今の状態から前進することを期待しています。