南シナ海、中国の一方的掘削に「深い憂慮」「根拠と詳細説明せよ」 菅長官(産経新聞) - goo ニュース
菅義偉(よしひで)官房長官は8日午前の記者会見で、南シナ海でベトナム船と中国公船が衝突したことについて、「中国による一方的な掘削活動の着手で地域の緊張感が高まっていることを深く憂慮している。中国の一方的かつ挑発的な海洋進出活動の一環と受け止めている」と述べた。
その上で「中国はベトナムや国際社会に対し、自らの活動の根拠や詳細について明確に説明すべきだ」と求めた。
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中国は戦略的に物事を考えます。
それは恐喝と懐柔を上手く織り交ぜて相手国を揺さぶるのです。
当面は何もせず、棚上げ状態にすると言って相手を安心させ そして油断した隙に牙をむくのです。
今回の中国船とベトナム船との衝突、ベトナムの反撃により中国は本来の暴力的な正体を表したという事でしょうか。
ベトナム戦争前からの領土争いですが近年歩み寄りの姿勢も見せていました。
しかし あれは見せかけだったようです。
昨年6月にはベトナム国家主席が国賓として訪中し、領有権問題の棚上げを提案され
同年10月には中国首相がベトナムを訪問し、南シナ海の共同開発を持ち掛けました。
その間、中国はカネに物を言わす戦術で、経済援助を提案しています。
この1年近くでどの位の経済援助をしたかはわかりませんが、
中国はベトナムの味方だと思わせ、その一方で南シナ海で石油掘削を始める二枚舌。
そして今回の衝突事件です。
菅官房長官の言う通り、中国の一方的かつ挑発的な行動は許されるものではありません。
国際社会は一斉に中国を批判すべきでしょう。(中国にうまく丸め込まれた韓国のコメントを聞きたいですね)
日本に対して中国は最近になって、尖閣問題を棚上げにしようとか
首脳会談の前提条件として、尖閣諸島が領土問題になっている事を認めよとか言っています。
先日の訪中団団長の高村副総裁は頑としてこの提案を撥ね退けたので一安心ですが
今後、中国は日本に対して揺さ振りを掛けてくるでしょう。
特に親中派という政治家は要注意です。
今回の越中(ベトナムと中国)の小競り合いというか紛争を教訓に、
日本は油断することなく尖閣問題に取り組んでもらいたいものです。