東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が3日、日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会で、女性蔑視と取られる発言をした。約40分に及んだ言葉を掲載します。
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そして今日、最後にお願い申し上げるのは、オリンピック、ぜひ、どんなことがあってもやります。あまり具体的なことは言えません。これテレビがあるから言えないんですが、まあ、無観客、ということも当然想定しながら、いくつかのシミュレーションをしております。その無観客にもまた、いくらでも細かい部分はあります。要は、外国から来る一般のお客をどうやって水際で防げるかということです。選手、役員、その他関係者はですね、割といい。あとはアプリをみんな持ってもらって。今、認証カードで全部、自分の母国を出た時の写真が東京へ入ってくる。どの会場にも、その写真がいくというようなシステムを今、一生懸命、企業が考えてくれております。
ですから、どんなことあってもこれはやらなきゃなりません。簡単に来年に延ばせばいいとか、フランスに変わってもらえばいいとか、4年後でいいんじゃないかとかですね、そういう無責任なことを言う人たちがスポーツ評論家の中にもあるというのは、何なのかなあと。学問をやっているようだけど神髄がわかってない人たちがある。これを1年延ばして、皆さんに大変ご迷惑を掛けました。特にアスリートの皆さんにご迷惑を掛けた。しかし、これを延ばすことによって今、公表されてますが(追加で)3000億のお金がかかりました。したがって(延期前が)1兆3500億円でしたかな。それが予算が(合計)1兆6500億円まで広がったわけです。これを東京都と私どもが折半します。国が出すのはパラリンピックだけでありますので1500億。これはそのままになります。
したがって、私どもはスポンサーを集めて、お金を集めることはできないわけじゃない。しかし、これをやれば東京都と組織委員会には同額にするという約束になってますから。東京都が、そのお金を出さなきゃいけない。東京都はお金をどこから出すかと言ったら税金から出すしかないわけで。1兆6000億でおきたいんですが。
これをですね、また1年延ばすと簡単におっしゃいますが、選手の管理をやられてるだけでバスを二千数百台、借りているんです。今年1年あるわけでしたが、そのまま据え置いて来年、乗用車が約600台から700台。バス運転手も、その倍います。取っておかないといけません。変な話ですが、築地の跡に車を止めてありますが、そこに運転手がみんな控えるとなりますと、トイレから何から全部、想像を絶するような準備をしなきゃいけない。
ホテル、やっと昨日初めて、担当局長がホテル協会と解決しましたと。キャンセル全部しちゃったわけです。そのキャンセル料を1円も払わずに、また1年延ばして、同じ条件でまたやってくれと。こんな虫のいい要求を私は恥ずかしくてできないんだけど「会長は出ないでください」「あんたが出ると妥協するから」と言われまして。しっかりとした局長が、しっかり言ってました。だから全く昨年と変わらない形でホテルも全部、契約を済ませました。
まあ、そんなこと言い出したら切りがないです。これを全部、国民の皆さんに話してしまえば、だから金がかかるから五輪には反対なんだよ、という、またそういう声が出てくることになります。しかし、今はコロナになっておりますが、原点は東北。震災から始まったこと。熊本、新潟、災害はたくさんあって、そういう災害から立ち上がっている諸君を激励しよう、皆さんを元気づけましょう、ということがオリンピックの最大の目標だったはずです。それをみんな事を忘れて、コロナ、コロナ、コロナだから辞めてしまえと。そうじゃないんだと思います。しかも世界から多くのお見舞いをいただいた。
世界から、たくさんのボランティアが来た。募集した我々が想像した以上に集まってくれた。そしたら組織委が金を払ってやれとか、車代を出せとか、タダなら学徒動員と同じだ、とまで書いた新聞社もあるわけですから。そこまで、やっぱり批判されてきたわけです。1つ1つ、そういうものを挙げたら本当に切りがない話なんです。
ですが、皆さんの真心と各競技団体。そして何と言っても、役員のために、JOCのために、組織委員会のために五輪があるわけではないんです、IOCのためでもないんです。日本のアスリートのためでしょ。アスリートは、この本番でお客さんがいなくてもやりたいと言ったら、やらせてあげるしかないじゃないですか。誰もいなくても、走るだろう。
それを去年の1年前のイベントでご覧になったと思いますが、池江(瑠花子)さんを使って、国立競技場で1人で手を挙げて、トーチを持ってましたよ。大きな広告を全国の新聞に出しました。あの心境なんです。1人でも私は、やります。こんなに体力なくても私はオリンピックを目指します、という感じ。それを国民に見てもらった。だから日本中の国民の皆さんも、あの広告を見て「あ、五輪やるんだな」。そういう思いを皆さんが持っていただいたと思っています。どうぞ、大事な大事なアスリートのために、この五輪を何としても開催するんだ、ということを皆さんもご理解をいただいて、これから極めて難しい時期になりますけど、格別のお力添えをたまわれますように。また日ごろ、皆さん、すべての団体を代表して組織委員会にも多くの皆さんを派遣していただいておりますけども、厚く御礼を申し上げて、以上、長々と申し上げましたが、ちょうど時間になりましたでしょうか。ありがとうございました。どうぞよろしくお願いします。
森さんは総理時代から失言が多かった印象です。
日本は神の国だから。。との発言がかなり叩かれました。
でも今思えば、なぜ叩かれたのかわかりません。
これも切り取り報道なのか、また天皇の存在を理解していなかったからなのか。
長い長い文章でした。
読んでみて、ここまで森さんが叩かれなくてはならないのかと疑問です。
森さんは軽率でした。
マスコミに隙を見せてしまったかもわかりません。
でも問題と言われている発言は「発言全文2」のほんの一部分です。
全体からしたら極々一部分です。
全文を読み、森さんのスポーツへの思い、五輪成功への強い思いがわかりました。
しかし日本国内のみならず、海外から猛バッシングです。
本当に叩かれるのは誰ですか、やっぱり森さんですか。
便乗商法ではないけど、我先と発言の真意も理解せずに批判する人、
ボランティアを辞退する人が後を絶ちません。
これでいいのですか。
大騒ぎした結果、収拾がつかなくなり、森さんは辞任するようです。
これこそ虐めです。
ここまで追い込む必要があるのかと思います。
男女同権だ、男女雇用機会均等だと言われても虚しく聞こえます。
根本的な問題を解決しないことには男女同権は実現しないでしょう。
今の風潮はただ単に女性への「お情け」としか思えません。
この全文3を読んで、森会長の五輪に対する思いがよくわかりました。
ここまで五輪成功を望んでいる人はいないとさえ思ってしまいます。
森さんの発言は左翼野党たちに利用されてしまいました。
如何に左翼野党は本質を見ず、印象で動く人たちだとよくわかりました。
森さんの発言が政権批判に繋げたがる人たちがいて、
その悪意の行動に利用されてしまった人たち。
その結果、森さんのみならず日本社会が世界中からバッシングされる結果になってしまいました。
これはマスコミにも大いに責任があります。
マスコミに騙されるな!と言いたいです。