かるろす工房

趣味の「作り物」関係を中心に(?)いろいろ書いてます。昔から運動が苦手でしたが、何故かマラソンにはまり走ってます。

第23回阿蘇カルデラスーパーマラソン走行記(その9)

2013-06-12 20:39:30 | マラソン走行記
ボーッとしたまま水を飲んでると色んな考えが浮かんできます。

「あー、またリタイアかぁ~」、「あれだけ練習も大会参加もしたのにダメなのか」、「いちごマンにならなければ良かったかな?」

「みんなに偉そうに100km走ると言ったのに情けない」、「他のラン友たちは完走したんだろうなぁ…」、「また一からやり直し?」etc.


そんなことを考えながら水を飲み終えようとしたとき、

ふと、「なんかおかしいな?」と疑問が湧き上がりました

さっきまで何とかギリギリで関門に間に合うと思って走ってたのに、なぜここに来て無理なのか?

次の瞬間、ハッと気付きました!

賢明なブログ読者の方は既にお気づきですね

そうです、オイラは計算ミスをしていたのです

次の関門は84km地点、ここは82.5km地点。てことは。

84km-82.5km=1.5km

そうです、残りは2.5kmではなく1.5kmだったのです!

なんてこったい!アホや、わては日本一のアホや!!(なぜかここだけ関西弁)

いやー、子供の頃から数字には弱かったけど、こんな簡単な引き算も出来なくなるほど思考能力が低下していたのですね。

慌てて腕時計で時間を確認します。

関門時間まであと11分少々。

急いで計算開始。

ここから先、同じような道が続くとして、頑張ればキロ7分ペースでは走れそう。

だとすると1.5kmならば7分+3分30秒だから10分30秒で行ける、かも。

「しかし、そう上手く行くのか?」、「足も痛いし、リタイアでも良いのでは?」、「去年は関門ギリギリで止められてバツの悪い思いをしたなぁ」

とネガティブな考えが浮かびます。

その反面、「せっかくここまで来たのに、ここでリタイアはもったいない」、「ここでリタイアしたら、また一年間嫌な思いを引きずるぞ、それで良いのか?」

「頑張るだけ頑張ってのリタイアなら自分でも納得出来るはず」

などといった考えも浮かびます。

実際はこういった感情がまとめて一つになったモノが湧き上がってきたのですが、考えた時間は1,2秒ほどでした。

次の瞬間には走り出していました。

もうあーだこーだ考えている時間は無いのです。

とにかく走らねば!

走りながら考えればいいのです。

もはや計算が合っているのかどうかさえも自分では判断出来ない。

がむしゃらに怒濤の勢いで走ります。


しかし、早めに気付いてホントに良かったです。神はまだオイラを見捨ててないようです。

これまでのオイラだったら諦めても仕方のない情況でしたが、走る決断をしたのも不思議な感じではあります。


第5関門の時のような登り坂ではないので肉体的には楽ですが、精神的につらい走りです。

先の方には既に諦めたのか歩いているランナーがいます。

まだ頑張れば関門に間に合うのにもったいないなぁ~と思いますが、既に限界なのでしょうね。

カップルのランナーを追い越したとき、女性の方が

「あ…いちごちゃん、がんばって~」と応援してくれました。

アップアップの状態だったので声が出ず片手を上げて応えました。


しかし、長い…

なかなか、関門が見えてきません。

30秒おきぐらいに時計で時刻とペースをチェックし、カーブを曲がる度に関門が見えないか前が見えにくい

いちごマスクを捲って前を見ますが、いっこうに関門は現れません。

時間はドンドン減っていくので気持ちは焦る一方です。


そして、ようやく関門が見えてきました!

200mほど先に車や人の姿が見えます。

「あと、2分!」

係員の叫ぶ声が聞こえます。

もう関門突破は間違いありません。が、スピードは緩めることなく走り

ついに第6関門通過!



残り時間、1分ジャスト!

いや~、危なかった



ゼェゼェ、ハァハァいいながら、しばし休憩。

ここがゴールならどれだけ良かったか。

だけど関門はあと一つあります。

しかも、その間には阿蘇カルデラのもう一つの難所、阿蘇谷へと下る急坂があるのでした。




(つづく)



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第23回阿蘇カルデラスーパーマラソン走行記(その8)

2013-06-12 12:30:49 | マラソン走行記
ここから先は記憶が断片的であまり覚えてません。

写真もほとんど撮ってません。

とても撮れるような状態ではなかったです。

わずかに覚えていることでも間違ってるかも知れない。

ま、それだけオイラにとって過酷だった、ってことです



さて、この先どんな登りが待っているのか不安ではありますが、頑張って走るしかない。

足がどうとか言ってる場合ではない、走れる限り走れです。



段々と坂がきつくなってきます。

コース高低図によれば、ずーっと登り基調です。

しかし、走って登れない坂ではありません。

ま、速度自体は走りより、歩きに近いですが…。



ハァハァ、ゼェゼェ、言いながら坂を走ります。心臓が口から出そうです。

歩いているランナーを追い抜きますが、いちごが息を荒げながら迫ってくるので驚かれます。

いちごマスクの中の顔も凄い形相になってますが…


そして、どうにか72.5kmの第5関門通過!



かすかな記憶で、この時点で貯金は5分ぐらいになってたような気がします。

もう後がありません。

去年のM尾さんも貯金を食いつぶしていって次の関門で使い果たし、リタイアとなったのを思い出し

背中に雨よりも冷たいものが流れるのを感じました。


休憩する間もなく次へ向け走り出します。

小雨がズーッと降り続き、水滴がいちごマスクの覗き窓に付いて前が見えづらくなってます。

覗き窓は薄い紗の生地になっているのですが濡れると曇りガラスのようになってボンヤリとした感じになり

タダでさえ見えにくいのに益々見えにくくなっていたのです。

指で弾いて水を取ろうとしますが、余り取れず、取れても雨ですぐに元通りになってしまい、

とても走りにくい状態になってます。

足がフラつき気味になってきてるので、前がよく見えないと路肩に寄ってしまい、道を踏み外しそうにもなります。

次の関門は84km地点。そこまで11.5km

記憶が正しければ残り時間は1時間35分ほど。

かなり厳しいです。

が、考えてる暇はありません、もうひとつ大きな登り坂があるのだから急がねば!


しばらくは緩やかなアップダウンだったような気がします。

途中、再びH内さんに追いつかれ、「この先、坂あるから!」の言葉と共に先に去って行かれました。

実際の坂はまだ先で、H内さんも疲労で勘違いされてたと終わってから聞きました。

半分を過ぎた辺りから登りがきつくなってきました。

やがて、前半の高森のような傾斜の坂に…

ここは、もう歩くしかありません。



気は焦りますが、腕を大きく振って、勢いよく歩きます。

「いちごちゃん、頑張るねぇ~」とランナーの方に声を掛けられました。

どうにか急な登り坂を越え、少し走ること出来るようなコースになったので走り出します。

時刻ととペースを見ながら、頭の中で計算しつつ走ります。

今のペースで行けば大丈夫そうですが、GPS時計の距離表示が当てに出来ないので

自分が今、何km付近を走っているのかが良く分かりません。

大会側の距離標識は2.5km毎で、間が空きすぎて確認するのが困難です。

オイラの計算では次の関門はギリギリで通過出来そうな感じ。

なので、急な登りを終えたからと言ってゆっくりは出来ません。

辺りの風景は阿蘇特有のなだらかな丘陵が重なって見えるものに変わってます。

アップダウンはありますが、比較的走りやすい道です。


給水所のテントが見えてきました。

すぐ手前に距離表示の標識があったので確認すると82.5km

「え!関門まで、あと2.5kmもあるの!?」

時計を見ると関門時間まであと10数分…。

その瞬間

ポッキーン

心が折れる音が鳴り響きました。

今のオイラだと10数分ではどんなに頑張っても間に合いません。


ヨロヨロとおぼつかない足取りで給水所へと向かい

これまで、一口か二口ぐらいしか飲まなかったコップの水をゴクゴクと飲みました。


「終わった…。」


ボーッとした表情でつぶやきました。


(つづく)




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おはようございます(6/12)

2013-06-12 06:48:53 | Weblog
晴れの熊本です。

梅雨とは思えないほどの良い天気です。

台風の影響も全くない感じですね。

今日は外での仕事がメインなので暑いだろうなぁ…

ま、うだうだ言ってないでドーンといきましょう!

では、今日も一日元気にヨロシク~
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第23回阿蘇カルデラスーパーマラソン走行記(その7)

2013-06-11 21:12:17 | マラソン走行記
11:30に中間地点の阿蘇市波野支所を出発。

休憩したのは15分ぐらい?

いちごマンで走り出しましたが、完走出来るかどうかは、この時点では分かりませんし自信もありません

それは、いちごマンに変身せず、普通の格好で走っても一緒ような感じで、まったくの未知数なのです。

同じリタイアするなら、いちごマンで走った方が良いかな?という思いで

「中間地点まで来たし、あとはやれる所までやって楽しもう!」と腹をくくったのでした



波野を出てすぐに、体が意外と冷えていることに気付きました

「これはちょっとマズイかも…」

不安が頭をよぎります。

と、思う間もなく、やってきました…レイノー現象です

体が冷えることで指の血管が痙攣を起こし、血が流れにくくなり、指が冷たく白くなっていきます。

いつもは冬場、ゴールしたあとに出るので使い捨てカイロなどで暖めて回復させますが、ここには何もない…

しかも、いつもは指1~2本しか出ないのに、今回は両手の人差し指、中指、薬指の計6本に発生!

困った…

放っておいて、壊死でもしたらどうしよう…

なんとか暖めねば!

仕方ないので、とりあえず口に指を突っ込みながら走ることにしました。

交互に両手の指を3本まとめて口の中に入れます。

幸い(?)いちごマスクを被っているので周りからは分かりません。

いちごマンになってて良かった~


が、口に入れたぐらいでは暖かみが足らず治りません。

あとは、体全体を暖めて、温まった血液が指先に行くようにするしかないと思い

ペースを上げて、登り坂だろうか何だろうが頑張って走ります。

走る目的が前進ではなく、体温上昇に変わってます

でも、おかげで30分ぐらいすると汗も噴き出し体温が上昇してきました。

それに伴い、両手指のレイノー現象も消えていきました!良かった~

ホッと一安心。


そのあとも体温を下げないようにペースはそのままに、走ってると

国道57号線を横切るところでだったかな?

一人の女性ランナーに声を掛けられました。

ブログの読者さんでした!

レース中に、名指しで声を掛けていただくと元気が出るので嬉しいですね


エイドで再び補給。

このトマト、歯ごたえが良くて美味しかった!


他にも色々…。


黒糖ドーナツ棒を一つ握りしめ

蒸かしジャガイモを頬張りながら


走り出しましたが、ちょっと食べ過ぎかな?


波野を出てからはほぼ下り基調なこともあり、順調に走れてます。

前半の疲れも、中間地点での休憩で回復しているようです。



難なく、64.4kmの第4関門突破。(産山村役場付近)



貯金も18分ほどあります。


これは良い感じ!

関門の所にあるエイドで暖かいスープを頂き(これがまた、冷えた体には美味かった!


再び、快調に走り出しました。



しばらく行くと、波野をオイラのあとに出発したH内さんが追いついてきました。

オイラが

「この調子でいけば何とかなりそうですね!」と声を掛けると

H内さんが、

「何言ってるんですか!この先、歩かなきゃ登れないような坂が2つあるんですよ!」

と真顔で言うので、

「なぬっ、それはマズイ」と急に焦りはじめ、ペースを上げて走り出しました。

もちろん後半に坂が2つあることはコースの高低図で知ってはいましたが

50km以降に関しては、自分がそこまで行ける実感が無くて、あまり真剣に考えてませんでした。

大会前にH内さんが「72.5kmの関門を超えるのが大変だ~大丈夫かなぁ~」と言ってるの聞いてましたが

「そんなもんなのかなぁ~」とボーッと考えてました。

H内さんの真剣な顔を見て初めて、その坂が大変な難所だと認識しました。

貯金は18分ありますが、歩くとなるとあっという間に使い切ってしまうのは目に見えているので

目一杯がんばらないと次の関門突破も難しくなります。

気持ちだけは怒濤の勢いで走りだしました。


(つづく)





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おはようございます(6/11)

2013-06-11 07:39:30 | Weblog
曇りの熊本です。

今朝、ある方の真似をして水シャワーを浴びてみました。

冷たくて鳥肌が立ちましたが、なんとか出来ました

しかし、真冬は出来ないなぁ~

夏の間だけはやるかも

では、今日も一日元気にヨロシク~
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おはようございます(6/10)

2013-06-10 07:00:25 | Weblog
曇りの熊本です。

週末は阿蘇カルデラスーパーマラソンを頑張ったご褒美的にゆっくり、楽しく過ごさせていただきました~

阿蘇の別荘でのBBQ、温泉とホント世俗を離れ、別世界のようでした。

今日からまた現実に戻ってがんばらんば!

では、今日も一日元気にヨロシク~

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第23回阿蘇カルデラスーパーマラソン走行記(その6)

2013-06-09 20:06:03 | マラソン走行記
預けた手荷物が中々出てこなくて、ちょっと待たされました。

連携が上手く行ってないみたいでした。

次々にランナーがやってくるので混乱してるようです。次回改善の要ありでしょうか

やっと受け取り、エイドへ。

途中のエイドでも食べてはいましたが、少しずつだったし、もうお昼近いのでここでしっかりと補給します。

種類も豊富でランナーが群がってます。



オイラもお握り、バナナ、パン、スイカとガッツリ頂きます

ウルトラマラソンは胃腸が丈夫でないと難しいと言われますが、こんなに食べてまた走るんですから確かにそうだと思います。

名物のソバも頂きました~



薬味が効いてて美味しかったです!

補給はバッチリ出来たので、あとは体を少し休めようと救護所へ。

雨が降る中、寝っ転がる事が出来るのはテントの下にブルーシートが敷いてあるここしかない。

その前に救護所でエアーサロンパスを足全体と腰に振りかけます。

寝っ転がるのは岩本能史さんの本「100kmマラソンは誰でも快走できる」に書いてあった「復活」を起こすためです。

時間が気になりますが、休まずに走り続けると疲労が回復する間もなく、体のダメージが大きくなる一方なので強制的に体を休めます。

手荷物袋を枕に横になり、お握りをパクつき、足のマッサージやストレッチもやります。

周りには数人のランナーが同じように寝っ転がってます。


頭上のテントを見ながら、これからどうしようか悩んでました。

実は手荷物袋の中に入っているのは着替えでも、替えのシューズでもなく、いちごマスクが入っているのです。

中間地点まで走って、行けそうだったら、いちごマンに変身しようと入れてました。

レース前の考えでは、いちごマンに変身する条件として、

1、6時間以内に中間地点に到達すること。

2、中間地点に着いた時点でいちごマンでも完走出来る自信があること。

3、雨が降ってないこと。

の3つをクリア出来ればやろうと思ってました。


しかし、この時点で6時間はオーバーしてるし、行ける自信も無いし、雨も降ってます

「どーしよーかなぁー」とボンヤリ考えてました。

その時、ふとエイドの方を見たら保育園児の格好をした女性ランナーが入ってきたのが見えました

このブログに保育園児のコスプレで走るとコメントを頂いた、バナナパイさんのようです。

コスプレするとは聞いていましたが、ホントにやるとは…ビックリです。ちょっと感動

思わず飛び起きて駆け寄りました。

いきなり髭面のオッサンが声を掛けたので驚かれたようですが、「かるろすです。」と名乗ると

「あー」と分かられたようで少しお話しをさせて頂きました。

走りやすいように作られているそうですが、雨の中のランはさすがに厳しかったようで

後半は普通のウエアに着替えて走ると仰ってました。

このとき、いちごマンに変身することを決断しました

女性がコスプレして走ったのに、オイラがやらなきゃ男が廃る…は大げさにしても

後半を引き継ぎ走ろうと決心しました!

休憩の邪魔をしてはいけないので、お互いの健闘を祈りその場を離れました。

変身前にトイレへ行こうと移動していたらY田さんが、いました。

足の故障で走れないようです。走力のある方ですが、オーバーペースが原因で足を痛めたようです。

長距離になると、いろんな事態が発生するので油断出来ませんね。

トイレの手前にはH内さんもいました。着替えの途中のようです。

オイラもそこでいちごマンに変身!

H内さんと一緒に写真を撮りました~



ご本人の要望でブラピの写真を貼り付けました!

トイレも済ませ(そういえば100km走ったけど、途中トイレに行ったのは、この1回だけでした)

いよいよ、後半のスタートです!


(つづく)




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おはようございます(6/9)

2013-06-09 08:32:00 | Weblog
の阿蘇です。

昨夜のBBQは大いに盛り上がり楽しかったでーす

今日も温泉に入って帰ろうと思います!

では、今日も一日元気にヨロシク~
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おはようございます(6/8)

2013-06-08 08:22:37 | Weblog
曇りの熊本です。

今日から明日にかけて阿蘇へ再び行きます。

走りにではありません

温泉やらBBQやらで、ゆっくり楽しんで先週の疲れを取ってこようと思います。

では、今日も一日元気にヨロシク~
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第23回阿蘇カルデラスーパーマラソン走行記(その5)

2013-06-07 21:26:19 | マラソン走行記
そうえいえば、去年、第1関門でリタイアして回収バスを待っているとき、同じくリタイアした老ランナーの男性が

「ここをギリギリで通過しても次の関門で引っ掛かるモンな。」「坂がきつくて走れんモン」と言ってました。

他の大会でも大体そうだと思いますが、関門ギリギリで通過したランナーの多くは次の関門に間に合わないことが多いと思います。

関門ギリギリと言うことは既にそのコース設定のスピードでやっと走れる状態ですから、少し遅れるだけで間に合わなくなります。

ましてや坂の多いコースでは体力を消耗しスピードダウンすることの方が多いでしょうから。


そんなことを思い出しながら第1関門をあとにしました。

この辺りから雨も降り始め、少し寒くもなって来ましたが、登り坂を走ると体は熱くなり、そう問題は無い感じでした。



途中、こんなランナーが…



ゴミを拾いながらのRUN。エライですねぇ~、というか凄いですねぇ~

フルマラソンでは結構やっているランナーを見かけますが、ウルトラでやるとは!

背負い籠が左右に揺れて走りにくそうですが、軽快な足取りでオイラを追い越し見えなくなってしまいました。



GPS時計の距離表示が当てにならないのでペースと時刻だけを見て、距離は大会側が設置した距離表示を確認し

計算しながら走りますが2.5km毎の表示なので計算がやりにくいし、間が空きすぎて、どこを走っているのか

すぐに分からないので大変です。


39km地点の第2関門を通過!



33分の貯金。

まだまだ大丈夫

この先の方だったか、M尾さんが追いついてきました。

先を行ってると思ってたら、走り始めから具合が悪く調子が出なかったみたいです。

普通、具合が悪かったら走らんでしょ…さすが変態!

笑顔を残して追い越していかれました。



延々と続く長いアップダウンの道をたんたんと走ります。

すでにフルマラソンの距離は超えてます。

これから先は大会での距離としては未知の領域です。

あと10kmほどですが、長い…

足も重いし、このままでは50kmのスタートに間に合うかはビミョーになってきました。




波野の少し手前の坂に傘を差してメッセージボードを持った男性がいました。

段々近づいて、顔が見える所まで来たとき、前週のセキアヒルズトレイル駅伝でMCをされてた方でした!

閉会式の時だったか、「来週、阿蘇カルデラに参加する人が多いみたいですね」と仰ってたので

わざわざ大牟田から応援に来られたようです。ありがたいですね

近寄って、「先週はお世話になりました!」と声を掛けたら

「まだ半分の7000円しか取り戻してませんよ、頑張って」とエールを頂きました!

相変わらず面白い方です。

でも、おかげで少し元気が出ました!

もうすぐ波野です。

既に11:00を過ぎているので、50kmの部のスタートには間に合いませんでした



さあ、やっと中間地点に到着です!




(つづく)





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