人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

鎌倉人の密かな楽しみ --竹扇のにしんそばーー

2021-02-06 15:44:22 | グルメ

先日NHKBSプレミアムの新日本風土記選「京都小樽・北前船の旅 港町伝統の美味めぐり」というタイトルの番組を見ました。そこに紹介されていたのが江戸時代に小樽で水揚げされたニシンを北前船で大阪・京都に運んだという話です。北前船は瀬戸内海から日本海に出て、途中、富山、新潟、酒田、秋田など経由して小樽まで行きます。それぞれの特産品を積んだり降ろしたりしながらの航海なので、一航海3カ月位かかったようです。そうすると生のニシンなんかは持ってこれませんので、ニシンを乾燥させ京都まで運びました。さてそれをどう料理したのか?番組では、京都祇園にある蕎麦屋「松葉」のにしんそばの調理法を映していました。小骨が多く乾燥したにしんを柔らかくなるまで戻し、そのあと酒、醤油、みりんで味付けし甘露煮にします。それをあったかい蕎麦の上にのせ、つゆとからませて食するわけです。もともと関西はうどん文化であまり蕎麦は食べませんが、京都の蕎麦と言えばにしんそばといえるほど、ポピュラーなメニューになっています。ただ関東ではほとんど見かけません。番組を見てまた食べたいと思っていたところでした。

さて前置きが長くなりましたが、タイトルの店《竹扇》は創業昭和十三年(1938)の老舗の蕎麦屋さん。鎌倉駅西口、鎌倉市役所の前にあります。木造の建物にも風情があり、地元の人たちに昔から愛されてきました。そういう店なのか、お品書きにはにしんそば(1,050円税込)がちゃんとありました。前にこの店で天ぷらそばを食べましたが、ダシのきいたそばのつゆが好きですね。甘辛い身欠きにしんとしっかりからんで、大変美味しくいただきました。そして薬味に山椒がつくのも、お客に京都らしさを味わってもらいたいという、まじめなお店の姿勢を感じました。年配の鎌倉人が足しげく通うのも理解できます。

 

 

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