今回はドウロ地方のワイナリー、カルムのCARMビスパード・ブランコ・レゼルヴァです。ポートワインのブドウの産地であるドウロ渓谷は世界遺産になっていることは以前に紹介した通り。赤ワインがポピュラーだとの先入観もありCARMの白ワインは初めてです。カタログには、樽熟成による複雑さとフレッシュな味わいを楽しめるリッチな辛口と書いてありました。このフレッシュ・複雑さ・リッチなというキーワードが具体的にどんな味わいなのか正直いまだに理解できていません。実際に飲んだ感じは、若干の酸味とさっぱりとしていても安っぽいさっぱり感でなく、ちょっと深みのある味わいでした。
また3年前に子供がパリ赴任中に訪ね買い求めたシャブリを子供の帰国時に飲もうとそのまましていましたが、最近やっと帰国できましたので飲んでみました。結果は、ビンの中で熟成されたのか、まろやかさが加わり家族には大変好評でした。その理由はよく分かりませんが、ふだん殆どアルコールを口にしない家人も美味しく飲んでいましたので、これもありかと思った次第です。但し日本で買ったワインはこうはいかないかもしれませんので、念のため書き添えます。
これまで30本近いポルトガルワインを飲みましたが、それぞれの違いが分かるかと言われるとNOですね。テレビでワインの飲み比べをして正解が出せない解答者を笑ってみていましたが、自分でチャレンジしてみてこれは無理だと思った次第です。なかなか奥が深い世界ですね。