2015年4月某日。次回に予定している東海道鈴鹿峠越えを前にして今回は水口から土山まで歩くことにしました。なによりも交通の便を考えてのことですが、土山宿のはずれに「あいの土山」という道の駅がありまして、そこのバス停「田村神社前」からJR草津線の貴生川駅までコミュニティバスが走っています。日帰りで京都に戻るにはこのバスに乗るしかなく、断腸の思いで10キロだけ歩くことにしました。ただこれだけではもったいないと言うことで、帰りに草津線の甲西駅で途中下車して湖南市の古刹「善水寺」に行ってきました。このお寺のことは別の機会に紹介します。
水口から土山への東海道筋は素晴らしいですね。街道筋のどの家も本当にきれいにしています。街中に東海道歩きの旅人をもてなそうという気持ちが溢れています。私は知りませんでしたが、ここ土山は「土山茶」でも有名で、街道沿いにある茶畑は目を楽しませてくれます。途中「前田製茶本舗」というお店で土山茶をご馳走になりましたが、本当にありがとうございました。喉を潤すことができ、助かりました。
写真は土山宿の松並木と茶畑を写したものです。一方、広重の土山宿は「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る」という馬子唄にある雨と田村神社の近くに架かる田村橋を描いたものですが、背景の田村神社の鬱蒼とした森の様子が良く描かれています。
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