人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

ポルトガルワインを試す ーー(31)カーザ・ド・カピタン・モール・アルヴァリーニョーー

2021-09-17 20:20:44 | グルメ

今回はヴィーニョヴェルデ地方にあるワイナリー「キンタ・デ・パッソス」生産されたアルヴァリーニョ100%のの白ワインです。カタログによれば、ワイン専門誌ヴィノテークの「田崎真也ワインバイイングリスト」で17点獲得。かりんのコンポートや黄桃、キンモクセイのようなアロマ、フルーティでコクがあり、ミネラル感と長い余韻が楽しめるリッチな味わいとあります。なんとなく雰囲気は伝わってますが、田崎真也が17点つけたことが判断材料になってしまいます。実際飲んでみますと、色味はかりん、黄桃、キンモクセイと表現されているように熟成されたような黄色。味はフルーティで飲みやすくおいしい白ワインです。

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季節の花 ーータマアジサイーー

2021-09-16 20:21:08 | 日記

前回のブログで仮粧坂から下ったところで見たタマアジサイの話をしました。アジサイと言えば梅雨時の6月の花のイメージですが、このタマアジサイの花季は8月から9月となります。鎌倉では朝比奈切通とか光触寺近くの滑川沿い、円覚寺の佛日庵の塀の影に咲いていたりします。何故に夏の盛りに咲くのか理由は分かりませんが、涼しい川沿いに咲いていますので、ひととき暑さを忘れさせてくれます。夏の花と言えば、フヨウの花のピンク色はまだしも、サルスベリやキョウチクトウの赤色は暑苦しくて余り好きではありません。それに比べ写真にあるタマアジサイの紫色は心が落ち着きます。

 

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鎌倉を知る ーーコロナ禍の仮粧坂ーー

2021-09-16 16:53:27 | 日記

神奈川県の緊急事態宣言は9月末まで延長されました。まだ1000人は切ったといえ、500人以上の陽性者が出ており油断はできません。そんななか9月15日に源氏山公園から仮粧坂を通って鎌倉駅まで行きました。写真は仮粧坂の現況を写したものです。昨晩の雨で道が濡れていますが、驚いたのは山道の岩にびっしり苔が生えていたことです。この源氏山から仮粧坂の道は鎌倉ガイドにとっての定番のコースであり、コロナ前は小学生たちが歓声をあげ下っていました。当然に岩に苔など生える余地はありませんでした。世間では人々がコロナ禍で右往左往している間、ちゃっかり苔は自分の世界を広げていたわけです。

毎日コロナの陽性者数やワクチンの2回目接種率をテレビや新聞で見て安心したり心配になったりしている日常ですが、山の中の自然の営みを思うと馬鹿馬鹿しくなります。

さらに仮粧坂から扇谷に行く道の崖にはタマアジサイが満開でした。これもコロナ前には気付かなかった景色。会議はリモートで行われることが多くなり、今日この自然に触れる前まではヴァーチャルガイドもありかなどと考えていました。しかしリアルの世界は毎日その姿を変え、光のさす角度によって見える景色が全く異なります。そして見るものすべてが新鮮で写真では得ることが出来ない感動を味わうことが出来ます。人間の脳は網膜で自然光を受け取ってはじめて活性化するようです。知識を学ぶにはヴァーチャルな世界でもいいのですが、感動を得るには五感で感じたリアルの世界でないと駄目かもしれません。

 

 

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季節の花 ーー彼岸花(曼殊沙華)ーー

2021-09-15 17:30:28 | 日記

今日は太田道灌の旧跡を訪ね、久しぶりに鎌倉市内を散策しました。くもりの天気予報でしたが、午後にはすっかり晴れ、気持ちよく歩けました。写真は散歩の途中で見つけた彼岸花の群生。コロナ禍で自宅に閉じこもっていて見失いましたが、もう秋がすぐそこまで来ているようです。

  曼殊沙華一(ひと)むら燃えて秋陽つよしそこ過ぎてゐるしづかなる経(みち)

学生時代の教科書にのっていた歌ですが、記憶には上の五七五しかなく、ずっと俳句だと思っていました。今回調べてみましたら木下利玄が大正14年(1925)に『李青集』に発表したものでした。曼殊沙華と「ひとむら燃えて秋陽つよし」という美しい響きが子供の頃の脳裏に焼きついたと思います。お彼岸頃に咲き、お墓のそばに植えられているため、美しい花なのですが、どうしても不吉な気配があるせいで「死人花」とか「地獄花」とか余り近づきたくない名前で呼ばれることもあります。それで曼殊沙華というもう一つの名前が登場したのでしょう。

因みに花言葉は「あなたに一途に」。ひとすじの茎に深紅の花を咲かせることからついたようですが、その一途さは不倫でもしたらタダじゃ済まないかもしれません。

 

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老人の眼病 ーー加齢黄斑変性症(2カ月後)ーー

2021-09-07 08:26:45 | 日記

7月31日に治療薬アイリーアの第1回目の注射をしたことを8月2日に報告しました。この処置は感染防止のために手術室で行うためかなり緊張しましたが、実際は10分程度で終了し、病院に着いてから2時間ほどで帰宅できました。処置後は眼帯を着けた生活で不便でしたが、翌朝には何時ものような生活に戻りました。そのあと8月10日の術後診察結果は、視力検査では視力の回復が見られ、黄斑の写真もボコッと膨らんでいた黄斑の中心窩が半分位までへこんでいました。また電線や水平線など景色を見ても以前より歪みが少なく、注射の効果はあったようです。

このアイリーナの注射は1カ月おきに3回打つことになっています。それで2回目の注射は8月27日で今回のブログでの報告となりました。その結果ですが、いまではいつも視界の中に見えているゾウリムシの影が以前より薄くなったようで、モノの歪みもさほど感じられなくなりました。まだ完全復活には至りませんが、確かに薬は効いているようです。最初に目の異常に気づき眼科に駆け込んだのが7月2日でしたので2カ月ちょっと経過したことになります。このコロナ禍で手術延期の話が報道されている中、はやい処置が出来たのは幸運でした。3回目は10月の予定ですが、感謝しかないですね。

さてNHKラジオの宗教の時間という番組にー道元『正法眼蔵』を読むーがあります。その第5回に「空華」という言葉が出てきます。解説には、空華とは眼の病気などによって空中に見える実在しない花のこと。道元は『円覚経』や『首楞厳経』からこの説を引用していると書いてあります。空華の詳しい説明はここではしませんが、古くからこの視界のなかに花のようなものが見える眼病があったようです。講師は飛蚊症か閃輝暗点といった眼病ではないかと言っていますが、黄斑変性症も花のようなものが見えますので、このことかと思った次第です。余談でした。

写真は東京2020オリンピックのセ―リング470予選を七里ヶ浜海岸から写したものです。iPhoneではこれが限界ですが、じっと見て水平線が歪んで見えたら要注意です。

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