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「からだのままに」南木 佳士著
を 読みました。エッセイ集です。
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私が 初めて南木氏の本を 読んだのは「阿弥陀堂だより」でした。
数年前のことです。映画館で「阿弥陀堂だより」を 観て
その静かだけれど、温かい映画に 心安らぎました。
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後日 図書館で 偶然に同じ題名の本を 目にした時、
あの映画には「原作」があったんだとわかりました。
それから 時々南木氏の本が 無性に読みたくなるときがあります。
「ダイアモンド・ダスト」で芥川賞を 受賞したことも後で知りました。
とにかく 肩の力が抜けたような軽いエッセイも好きです。
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本が多い中 「ただただ 生きているだけでいいんだよ、
普通に生きていくことは 難しいけれど素晴らしいことだよ。」
というメッセージが聞こえてくるような気がする本です。
ご自身の体験が語られているようですが、
くだけてなくて きちっとした文章なのに わかり易く
読みやすいのです。暗いイメージの題材でも(例えば「死」「老い」など)
暗さよりも「静」、「淡々」という感じがします。そしてたまにユーモア
あふれた言葉に 心和みます。
今回の「からだのままに」も 期待を裏切りませんでした。
是非 一度読んでみて下さい。