北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

丸ちゃん完成

2014-06-21 21:34:36 | 日記
もう四十年以上通っている夫婦で頑張っている床屋さん。
私はボサボサに伸びて我慢の限界になるまで行かないので、決して上客とは云えない。

今年はまだ三回目だと思う。
前回は増税前だから2ケ月半は行っていないことになる。
だから、店に入ると聞こえる決まり文句は
「あら、久しぶりだね。死んだのかと思った」

椅子に座っても言葉の爆弾は続く。
「この前より太ったよね」と奥さん
旦那は横から手を伸ばして私の腹を撫で 「これ、全部脂肪?」とニタニタ

「この店は、お客様をヨイショして気持ちよくさせるとか云う気遣いがないよね」と私がチクリと嫌味を言ってもめげない夫婦。
「いや、太った人に痩せているとは言えないよ~。却って嫌味に聞こえるでしょ」
「そうそう、益々太らせる原因にもなるから正直に言わなきゃ」

「でもさぁ、娘には少し痩せたかも」って言われたんだけどね。
「いや、毎日見ている人は判らないと思うよ」と負けない。

どんどん髪をカットしていくにつれ、顔の丸さが強調されていく。
「少しでも丸く見えないように努力はしたんだけどね」と技術の限界だと言い訳する奥さんに料金を払い、
カットした髪の分だけ体重が軽くなった丸ちゃんは店を出た。