小さな争い

今日も雨が降っている。

時々止むのだが、その時に気化熱が 奪われるのか とても寒い。
鼻水が落ちそうになるのをテイッシュの栓で抑え込んだ。

ヒーターのスイッチを入れ、上も下もモコモコを着込んで家の中で耐えている。
このまま外へ出ても違和感のないスタイルだ。

傘をさしながらウォーキングしている人もいるようだが、そこまでの根性はないので 大型スーパーの中でも歩こうかということになりルンバと家を出た。

スーパーに入った途端、多くの人がいるのに驚いた。
今日は火曜日、安売りの日だった。

人込みを縫うように店内を歩き始めるのだが、直ぐに靴屋で一旦停止。冬用の靴が売り出されているからだ。

考えていることは同じらしく 二人で入念に靴底を確認して 一番滑りそうにない靴を探す。

「お父さんは 去年買ったでしょ」と言われ、「お母さんだって何足も持っていたよね」と小さな争いが始まった。


「5000円もするから買えないね」と云う悲しそうな声に優しい私は反応してしまいそうになるが、横乳グイグイがないので 結局背中を向けた。


書店へ行き、カレンダーが高いのに驚き、楽器屋で6万円のギターにヨダレを垂らし、結局何も買わずに散歩のようなウォーキングは終わった。




追伸・・・・ジュニアへ もう少しでボーナスだね。一緒に楽器屋へ行こう、ね。