病院の帰りに初めて「釧ちゃん食堂」へ行った。
港にある水産センター 「マリントポス」の中にある施設でジョナサンが閉店した後、新鮮な魚を食べさせる店として同じ場所にオープンしたのだが、まだ行っていなかったのだ。
昼時を大幅に過ぎていたので心配したのだが営業時間には滑り込みセーフ。
あまり手間をかけさせては申し訳ないと思い、三人とも同じメニューの海鮮丼。
中身は少しだけ自由がきくらしく、ルンバは苦手なマグロを鮭に代えてもらった。
考えてみたら、海鮮丼は函館以来なので、多分3年ぶりかも。
函館のよりは安い分 少し豪華さに欠けるが、新鮮さでは負けていない。
バクバク ムシャムシャで アッと云う間に完食。
でも、良く考えてみたらルンバは海鮮丼を食べないはず。食べているのを見たことが無い。
弁当の御飯の上に焼き魚が載っているだけで「生臭さ」が御飯にうつるのが嫌だと云うのだ。
それがイクラやイカに鮭が直接載った海鮮丼を食べるなんて前代未聞だ。
だから「大丈夫なの?」と訊いてみたのだが平気な顔で「大丈夫」。
「弁当の御飯の上に魚が載っているのはイヤダと言ったよね」と訊いてみたら
やっぱり「あれはダメ、生臭さがうつるような気がする」と云う。
「生魚が載っている海鮮丼の方が生臭いように思う」と云ったら
「時間の差」だと云う。「時間の差って何だ ???」
海鮮丼は載せてからすぐに食べるので生臭さがうつっていないのだとか。
焼き魚でも、弁当の場合には 載せてから時間が経過しているからダメ。
変な持論を展開する このオンナに私は返す言葉が見つからず、視線を合わせないようにと そっと窓の外を見た。