北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

元気になろうね

2016-06-19 22:08:17 | 日記
私が現役で働いていた時、別課に同じ年の女性がいた。

母親同士も知り合いだと判ったのは大分後の事なのだが、丁寧な言葉遣いなんかしなくても良い 数少ない同僚の一人だ。

男とか女とかの垣根を越えて 気さくに言葉を交わせるのは、失礼かも知れないが彼女にナヨナヨ感が無いからかも知れない。

私が退職してからも彼女は数年頑張っていたのだが、ついに仕事を辞めたようなので、久しぶりに連絡をとって彼女の友人と共にドライブをしたことがあった。



長距離を運転したことが無いと云うので根室までのドライブを 本当に楽しんでくれたようだ。

北海道に住みながら北海道のことを殆ど知らないのに驚いたし、かなりシッカリした方だと思っていたのが、真逆のドン臭いオンナだと判ったのはこのドライブがきっかけだった。

何しろ東の方に広がる海を眺めながら「この海に沈む夕日は綺麗だろうね」なんて平然として云うのだ。



それはともかく、私が悪性の病気であることがわかり、手術をした時などはかなり驚いたようで「大丈夫なの?」と心配してくれた。



それから1年も経たないうちに、今度は彼女に悪性の病気がみつかった。

今度は私の方が大いに驚いたのだが、女性のことでもあるし東京へ長期の治療へ行ってしまったので遠慮しながら心配していたのだが、ついに我慢できずにメールしてみた。

現在は治療が終わり、経過観察中との元気そうな返信に かなりホッとしたのだが、「死ぬまで生きようね」と云う彼女の悟ったような言葉を受け、
「そうだ、死ぬまでは頑張って生きよう」と自分を戒め、もう少し耐えてみようかと思い直すことができた。

二人そろって元気になれたら 嬉しいな・・・・と思いながら
次の手術へ向けて「今度も気弱にはならないぞ」と改めて自分を励ました。