北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

元気になってね

2016-06-18 22:21:06 | 日記
昔、実家の店で働いてくれていた女性がいた。

市内の高校を卒業してすぐ 私の家に住み込むようになって 中学生になったばかりの私の面倒を 必死になってみてくれた。

他人の食事なんか作ったことが無いのに、塾へ行く私の為に 頑張って作ってくれた・・・・微妙な感じのラーメン(笑)
それを ギョッとしながらも 美味しく? 頂いた思い出が残っている。

住み込みは 確か30年以上に及び、私にとっては実の姉以上の存在で、本当にお世話になったのだが、その方が脳卒中で入院したとの連絡が入った。

幸いにも一命はとりとめ、手足は少し不自由だが、口に軽い麻痺はあるものの普通に話すことができた。
車椅子でリハビリに励んでいるのだが 毎日が退屈ではないのかと思い、何かないかと考えた末に、デジタルフォトフレームに私が撮った写真を入れてベッド脇に置いたらどうだろうかと思いついた。

それでPCに保管してある写真の選別作業に入ったのだが、これがなかなか大変。

懐かしい写真に出会うとルンバを呼んで見せたりするので作業が進まない。

私がシャッターを押すので自分が写った写真は殆どないのだが、阿寒湖を背景に笑顔で写っている 今より少しだけ若い私の写真を発見。

これは良い。これを自分の遺影にしもらおうと即断。
これで一つ肩の荷が下りた。何か一仕事終えた感じだ。


私が亡くなったら、泣いてくれる人はいるのだろうかと思ったが、必ず泣くと約束した女性がいることを思い出した。
元職場の女性。この方には定年退職する時に「必ず泣けよ」と釘を刺した(笑)
もしかしたら忘れているのではないかと不安もあるが、今度逢ったら再確認しておこう。

半ば強制的ではあっても一人でも泣いてくれるなんて 嬉しいじゃないか。
それだけでも、元気になれるように思う。
だから、もう少し頑張っていこう・・・・と自分に言い聞かたところだ。