多摩川の堤を水が越えたとニュースが流れた陰で、長野県ではあの千曲川が決壊し膨大な地域が水に浸かっていたようだ。
数年前に千曲川沿いを車で走った時のことが断片的に蘇った。
今までに無いぐらいの巨大台風が来ると云う進路予想は、あの議会でも取り上げられたスーパーコンピューターが弾き出すらしい。
進路は少しズレることはあるけれど、でもかなり合っているのに何故ダムは予め放水しておかないのだろう。
多目的ダムだから貯められるまでは貯めるのが基本と大義名分を振りかざすけれど、決壊しそうなほど川が増水している時に緊急放流されたらたまったものではない。
ダムを管理している人って・・・・・学習能力がないの?
こんなことを考える私って・・・・・変なのだろうか。
昨夜は台風の進路予想を見ながら、マイフレさんは無事だろうかと、そればかりが気になり寝付けないので久しぶりに眠剤を使った。
台風19号は勢力を維持したまま予報通り温帯低気圧となり街の沖を通過した。
暴風域からはギリギリで外れ風は強いが屋根が飛ぶこともなく停電も無かった。
今朝、近くの海岸へ行ってみた。
暴れて打ち寄せる波を北風が頑張って押し返す戦いが際限なく続いていた。
鳥たちは、この荒れた夜を何処で過ごしたのだろう。
強い風が収まるのをジッと待ち続ける姿は、人間よりも賢く見えた。